骨盤のゆがみは老後にも響く!?産後の骨盤のゆがみについて産婦人科医131名に聞きました

マッサージ
本調査では、産後の骨盤の歪みは「骨盤内インナーマッスル・内腿筋力の低下」や「女性ホルモンによる影響」の関連が大きく、デメリットとして「恥骨結合離開」や「腰痛」といった身体への影響を挙げる産婦人科医のコメントが多くみられました。骨盤の歪みを改善することにより、尿漏れや子宮脱といった老後のリスク回避や腰痛の改善・予防に役立つといったメリットがあります。様々な身体の不調を防ぐためにも早めの対策をすることが重要そうです。
妊娠・出産・不妊の悩み
イシコメ運営事務局 イシコメ運営事務局

分娩時に、骨盤が歪んでしまい産後も元に戻らない…なんて話を聞いたことはありませんか?
骨盤が歪んでしまうと、体型や健康に影響がでてきてしまいます。
産後の体型崩れも、実はこの歪んだ骨盤が原因で引き起こされることもあるようです。

そこで、今回は

  • 産後の骨盤が歪んでしまう原因ってなに?
  • 産後の骨盤が歪むことによるデメリット
  • 産後に骨盤矯正をすることによるメリット

について、産婦人科医131名にアンケート調査を実施しました!

※ 本調査は医師専用コミュニティサイト「MedPeer(https://medpeer.jp/)」にて2017年8月18日から同年8月28日にかけて行われ、産婦人科医131名から回答をいただきました。

まずは、産後の骨盤が歪みやすくなっている原因について聞いてみました。

産後の骨盤の歪みはインナーマッスルの低下が原因

図1
  • 60代 男性 産婦人科 インナーマッスルの低下
    プロラクチンという母乳の分泌を促すホルモンには、恥骨理解作用があるため、授乳中は気を付けた方がいいと思います。
  • 40代 男性 産婦人科 インナーマッスルの低下
    分娩による骨盤底筋の損傷に伴い、骨盤の歪みが生じるのではないでしょうか。
  • 40代 女性 産婦人科 インナーマッスルの低下
    筋力の低下が主な原因として考えられます。妊娠中も適度な運動は必要です。
  • 60代 男性 産婦人科 女性モルモンによる影響・インナーマッスルの低下
    分娩時に、産道を拡げるために骨盤の関節がゆるみます。
  • 40代 女性 産婦人科 女性ホルモンの影響
    エストロゲンなどの女性ホルモンが、結合組織の軟化を促進しています。
  • 50代 女性 産婦人科 その他 
    分娩時に地決結合が開き、再び閉じるが、その際にずれるケースがたまにあります。

本調査では、「妊娠中の骨盤内インナーマッスル・内腿筋力の低下」を指摘する医師が最も多いという結果になりました。
続いて、エストロゲンやプロラクチンといった「女性ホルモンによる影響」が支持されていました。
産婦人科医のなかには、行動が制限されてしまって妊娠中に筋力が低下してしまうことで、骨盤の歪みにつながるという見解を示す方もいらっしゃいました。

次に、産後に骨盤のゆがみがあると、どんなデメリットがあるのかお聞きしました。

骨盤の歪みによる「恥骨結合離開」に注意

図2
  • 60代 男性 産婦人科 恥骨結合離開
    特に、恥骨結合離開の場合は、歩行困難となる場合があるため注意が必要です。
  • 40代 女性 産婦人科 仙腸関節の機能障害・恥骨結合離開
    骨盤ベルトなどでのサポートをお勧めしています。
  • 30代 男性 産婦人科 肩こり・腰痛・むくみ・冷え症 など
    骨格の歪みは全身に影響が出るので、早めに矯正したり、トレーニングをしたりした方がよいです。
  • 50代 男性 産婦人科 下腹がでてしまう・内臓下垂
    特に、二人目以降の出産の場合に目立ちます。産後のリハビリをしっかりすることが重要です。
  • 50代 女性 産婦人科 腰痛・内臓下垂・血行不良など
    腰痛などの様々な整形外科的痛みの原因になっていると思います。

調査の結果、産後の骨盤の歪みによる影響として「恥骨結合離開」や「腰痛」が多くの支持を集めました。
特に、恥骨結合離開の場合、症状が重いと歩行困難になる可能性もあるため、気を付ける必要がありそうです。
また、腰痛を訴える方も多く、長期間にわたって腰痛に悩まされている方もおられるようです。
「恥骨結合離開」や「腰痛」の対処方法としては、医師のコメントにもあるように、早い時期から骨盤ベルトなどでゆがんだ骨盤をサポートしたり、無理のない範囲でトレーニングをしたりすることが重要そうです。

最後に、骨盤矯正をするメリットについても聞きました。

骨盤矯正は老後のリスク回避に効果的

図3
  • 60代 男性 産婦人科 老後のリスク回避につながる・産後の痔、便秘改善、予防につながる
    骨盤矯正は、尿漏れ予防や子宮脱の予防に効果的です。
  • 60代 男性 産婦人科 老後のリスク回避につながる・産前の体型にもどしやすくなる
    将来の尿失禁や子宮脱の発生を考えると、歪んだ骨盤をもとに戻す努力は大切です。
  • 40代 男性 産婦人科 姿勢がよくなる、体重の減少・贅肉を落としやすくする など
    骨盤矯正によって、体調の改善がもたらされると思います。
  • 40代 女性 産婦人科 産前の体型に戻しやすくなる、老後のリスク回避につながる
    骨盤矯正と骨盤底筋の強化によって早く元の身体に戻りやすくなります。
  • 30代 女性 産婦人科 老後のリスク回避につながる・腰痛の改善、予防に効果的である など
    産後のスタイル維持と腰痛の改善に効果的であると思います。

調査の結果、骨盤矯正は尿漏れや子宮脱などの老後のリスク回避や腰痛の改善・予防に効果的、といった医師のコメントが多く見られました。
また、産後に崩れてしまった体型を元に戻す、という意味でも骨盤矯正は効果的です。
医師のコメントにもあるように、骨盤矯正はできるだけ早い時期から開始すると効果的なようです。
しかし、産後の身体はみなさんが思っている以上にダメージを受けているのも事実です。
骨盤矯正の一環として、骨盤ベルトの装着や軽いエクササイズなどの開始を検討している方は、必ず産婦人科の主治医に相談するようにしましょう。

産後の骨盤の歪みは身体の不調につながる

本調査の結果、産後の骨盤の歪みは「骨盤内インナーマッスル・内腿筋力の低下」や「女性ホルモンによる影響」の関連が大きいことがわかりました。
また、骨盤の歪みのデメリットとして「恥骨結合離開」や「腰痛」といった身体への影響を挙げる産婦人科医のコメントが多くみられました。
骨盤の歪みを改善することにより、尿漏れや子宮脱といった老後のリスク回避や腰痛の改善・予防に役立つといったメリットがあります。
産後の骨盤の歪みによる様々な身体の不調を防ぐためにも早めの対策をすることが重要そうです。

* 関連リンク

医師のコメント

ツイート
この記事の著者

関連する記事