妊娠したら食べるべきもの・避けるべきものはコレだ!産婦人科医130名に聞いてわかった妊娠時の食事のススメ

食事を摂る女性
今回の調査では、食べるべきもの、避けるべきものはそれぞれあるものの、意識しすぎる必要はない、という結果となりました。また、妊婦は食欲がないときは無理に食べず、分食した方が良いそうです。妊娠中も食事はバランスよく、無理せずに食べるのが大事みたいですね。
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妊娠がわかると、途端にいろんな制限がかかりますよね。
禁酒・禁煙はもちろんのこと、運動や体重管理など気を遣うことがたくさん出てきます。
そんな中で、「食事にも何か制限がかかるのでは?」と思って本記事を見に来ていただいた方もいるかもしれません。
そこで今回は、妊娠中に食べたほうが良いものはあるのか、逆に食べるべきでないものはあるのかを産婦人科の医師130人に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2017年9月18日〜9月25日にかけて行われ、産婦人科医132名から回答を頂きました。

妊娠中に食べたほうが良いもの

まずは、妊娠中に食べたほうがよいものはあるのか聞いてみました。

図1
  • 60代男性 産婦人科
    摂取すべきものは葉酸を含んだ野菜類であり、またカルシウムの摂取も重要であると思います。
  • 50代男性 産婦人科
    青魚や、抗酸化ビタミン、鉄分の多い食物、繊維質の多い食物などを積極的にとるよう指導しています。
  • 50代男性 産婦人科
    蛋白質・カルシウム・ビタミンを含む食材を摂ることが必要と考えます。
  • 50代男性 産婦人科
    具体的な食べ物でなく、バランスのよい食事になるような食べ物の選択が重要と考えます。
  • 30代女性 産婦人科
    バランスよく食べれば十分です。鉄分は不足しがちなので、意識的に摂るように指導しています。
  • 50代女性 産婦人科
    葉酸は、できれば妊娠前から是非摂取すべきだと考えます。
  • 50代女性 産婦人科
    良質なゴマ、繊維の豊富で、塩分添加のない全体食を勧めます。

6割以上の医師が食べたほうが良いものは特にないとしました。
また医師のコメントでは、特定の食べ物を摂取するのではなく、バランスのよい食事を心掛けるべきであるとする意見が目立ちました。
「食べるべきものがある」とした回答では、

  • 鉄分
  • 葉酸
  • カルシウム
  • タンパク質

などを多く含むものは妊婦の健康に必要であるという意見が多くみられました。
他にも食べ物から摂取するだけではなく、足りない分の栄養をサプリメントなどからも補うことができるようです。
葉酸やサプリメントに関しては以下の記事を参考にしてください。

<関連記事>
妊娠の葉酸・サプリメントについて産婦人科医130人に聞きました。

妊娠中に食べないほうが良いもの

続いて、妊娠中に避けるべきものはあるのか聞いてみました。

図2
  • 60代男性 産婦人科
    ビタミンAの過剰摂取、アルコールの過剰摂取は避けなくてはならないものです。また、カロリーの過剰摂取による体重増加に注意する必要があります。
  • 50代女性 産婦人科
    水銀貯留の観点から、大型魚の多食は避けた方が良いと思います。あとリステリア菌感染防止の観点から生ものは避けた方がいいでしょう。
  • 50代男性 産婦人科
    塩分の多い食事、マグロなどの大型魚類(水銀摂取の観点から)は避けた方がいいです。
  • 50代女性 産婦人科
    捕食魚は週一回以下、肉と野菜のバランスを1対5、酸化油や常温で固形の油の摂取は少なめにするよう伝えます。
  • 50代男性 産婦人科
    生肉、生ハムなどトキソプラズマ感染のおそれがあるものは避けるように指導しています。
  • 60代女性 産婦人科
    アルコールは避けるように指導します。また、食物連鎖の頂点にいるような魚は連用しないように指導します。

半数以上の医師が食べないほうが良いものはあるとする結果になりました。
医師のコメントによると、特に

  • アルコール
  • 大型魚
  • 生もの

は避けるべきだそうです。
妊娠中のアルコール摂取は胎児に悪影響とよく聞きますよね。
また、大型魚には水銀がある程度の濃度で蓄積されており、食べすぎは胎児に悪影響があるようです。
妊娠中に魚を食べる際は、種類と摂取量に注意するのが良いみたいですね。
さらに生ものについては、食中毒や感染症の危険性を指摘するコメントがありました。
食べ物については、絶対に食べてはいけないというより、過小摂取や過剰摂取にならないよう注意し、バランスのよい食事を心掛けることが良いみたいです。

<関連記事>

魚に含まれる水銀は胎児に悪影響?妊娠中の魚の摂取について産婦人科医140人に聞いてみた
妊娠中はトキソプラズマに注意?猫は飼ってもいい?産婦人科医140人に聞きました

妊娠中に食欲がないときはどうすべき!?

ここまで食べるべき、または避けるべき食べ物を聞いてきました。
しかし食べたほうが良いものがわかったとしても、妊娠中は、つわりや胃の圧迫などでどうしても食欲がないなんてこともありますよね。
そんなとき多少無理して食べたほうが良いのか、それとも食べられるときに食べるだけでよいのか、聞いてみました。

図3
  • 50代男性 産婦人科 こまめに食べる分食を推奨する
    食欲がなければ無理してたべなくても大丈夫です。水分がとれなければ点滴を行います。
  • 50代女性 産婦人科 こまめに食べる分食を推奨する
    食事が不規則になると栄養が偏りやすいので、一度に食べられないなら分食が良いと考えます。
  • 40代男性 産婦人科 こまめに食べる分食を推奨する
    空腹も満腹もだめなので、あまり一日三食にこだわらず、こまめに食べるよう指導しています。
  • 60代男性 産婦人科 こまめに食べる分食を推奨
    とにかく匂いに敏感になるので、冷やしてからこまめに食べていたほうが良いです。
  • 40代女性 産婦人科 1食程度なら食べなくてもよい
    水分がとれていて、児の発育も異常なければ問題ないと考えます。
  • 50代男性 産婦人科 1食程度なら食べなくてもよい
    無理に食事して、嘔気、嘔吐を誘発するよりはいいかと思います。

約7割が分食を推奨するという回答になりました。
どうやら無理して食べると気分が悪くなるなど逆効果になるようです。
分食を推奨するコメントでは、「食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べる」という意見が多かったです。
最悪水分補給さえできれば1食程度抜いても問題ないとするコメントも見られましたが、もし水も飲めないようであれば、点滴をすることになるようです。

あまり食べられないからといって不安にならず、自分のペースで食べていけるといいですね。

妊娠中の食事は無理せずバランスよく

妊娠中は食事に気を遣うに越したことはありませんが、気にしすぎはよくないようです。
例えば先ほど紹介した魚も、食べすぎは水銀中毒の危険性がありますが、魚は貴重な栄養をたくさん持っているので全く食べないのは逆に良くないそうです。
また、体調のすぐれないときは無理して食べずに、食べられそうなときにこまめに栄養補給するのが良いようです。
妊娠中は、食事は無理せずバランスよく食べて、健康的な妊娠生活を送りましょう!

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