産後の抜け毛対策ってありますか?母乳との関係は?産婦人科医140人に聞きました

抜け毛を気にする女性
今回の調査では、産後の抜け毛を改善する有効な対策はないとのことでした。母乳育児かミルク育児かで抜けやすさに違いがある、というコメントもありましたが、抜け毛そのものがなくなるということはないようです。また、産後しばらくすれば自然と毛量は戻っていくようで、我慢できるようであれば自然に治るのを待ってみてもいいかもしれません。
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「産後、髪の毛が薄くなった気がする」

「お風呂で髪を洗うとごっそり髪が抜ける」

など、産後の抜け毛に悩むママさんは結構いらっしゃるようです。
髪の毛がごっそり抜けてしまうと、このまま薄毛になってしまうのではないかと不安になりますよね。
そこで今回は、産婦人科医140人にアンケート調査を実施。
産後の抜け毛に有効な対策はないのか、また薄毛は時が経てば治るのかを聞いてみました!

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2017年11月22日〜11月29日にかけて行われ、産婦人科医145名から回答を頂きました。

産後の抜け毛に有効な対策とは?

まずは、産後の抜け毛を軽くするような対策はあるのか聞いてみました。

図い
  • 60代男性 産婦人科 産後の抜け毛に有効な対策はない
    ホルモンの急激な変動に基づくものなので特に対策は無いと思います。また、ホルモンバランスが安定すれば正常の状態にもどるので特に対策は必要ないと思います。
  • 60代女性 産婦人科 産後の抜け毛に有効な対策はない
    妊娠中の女性ホルモンの作用で毛髪周期がそろってしまい、女性ホルモンの急激な減少で一気に脱毛するからで、栄養やケアを心がけていれば、元に戻るはずです。
  • 40代女性 産婦人科 産後の抜け毛に有効な対策はない
    出産後にほとんど髪がなくなり、カツラを使用されているかたがいました。対策があれば知りたいくらいです。
  • 50代男性 産婦人科 産後の抜け毛に有効な対策はない
    産後の抜け毛についてはよく相談されます。女性ホルモンの影響とこたえてごまかしますが、対策を示すことができません。
  • 60代男性 産婦人科 ストレス発散
    産後の抜け毛は、ある程度生理的なものなので、有効な対策は無いと思いますが、育児のストレスなどを軽減すれば、少しはマシになると思います。
  • 40代男性 産婦人科 ストレス発散
    あまり有効な方法は無いのですが・・・。授乳が終わって通常の月経周期に戻れば改善すると思います。

半数以上の医師が「有効な対策はない」とする結果になりました。
女性ホルモンの急な減少が原因のようで、医師も相談されても解決することが難しいようです。
時が経つのを待つしかないようですが、どうしても気になる方は、医師のコメントにもあったようにカツラなどを検討してみてもいいかもしれません。
また、髪の健康のためにストレスの軽減を勧める意見も多くありました。
産後は何かとストレスがかかりやすいですが、家族で育児・家事を協力して、少しでもストレス軽減に努められるといいですね。

母乳育児は抜け毛になりやすい??

さて、上の医師のコメントの中に、

「授乳が終わって通常の月経周期に戻れば改善すると思います。」

というものがありました。

実は他にも、授乳を終えれば抜け毛は改善するといったコメントが見られました。
果たして、授乳の有無と髪の抜けやすさには関係があるのでしょうか。

図1
  • 40代女性 産婦人科 母乳かミルクかによる違いはない
    違いはないでしょうが、母乳だとホルモン回復の遅延は若干関連するかもしれません・・・。
  • 30代女性 産婦人科 母乳かミルクかによる違いはない
    脱毛しはじめる時期は異なるかもしれませんが、いずれにしてもあります。
  • 50代男性 産婦人科 母乳かミルクかによる違いはない
    いずれも産後のストレス状況が多分に影響していると感じます。
  • 60代男性 産婦人科 母乳育児のほうが抜けやすい
    母乳哺育には、かなりの体力が必要とされます。体力消耗が産後の脱毛に関係するとすれば、母乳哺育の方が抜けやすいでしょう。
  • 60代女性 産婦人科 母乳育児のほうが抜けやすい
    母乳育児をすると女性ホルモン低値が継続し、栄養も十分摂らなければ不足しがちになるので抜けやすいです。
  • 30代女性 産婦人科 母乳育児のほうが抜けやすい
    やはり母乳に栄養とられますので、母乳の方の方が圧倒的に抜けやすいです。髪のことを考えると授乳しないのが一番だと思います。

母乳かミルクかによる抜け毛の違いはないとする回答が約8割を占めました。
どちらにしろ、女性ホルモンの減少が影響してある程度の抜け毛はあるとのことでした。
しかし、コメントを見ていくと母乳育児のほうが抜け毛の回復が遅かったり、より多くの髪が抜けたりするといった印象を持つ医師もおられるようでした。

産後の抜け毛は誰でもなりうる

今回の調査では、産後の抜け毛は女性ホルモンの減少から誰にでも起こる可能性があり、改善を期待できる対策はないという結果となりました。
また、母乳かミルクかで抜け毛の違いはないとする医師が大半でした。
しばらくすれば抜け毛はもとに戻っていくようなので、気になる方はカツラを活用したり、ストレス発散をしたりできる対策を行いながら、自然な回復を待つことが大事そうです。

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