小児喘息の子どもは運動をして大丈夫?小児科医157名に聞いてみました!

運動する子ども
今回の調査では、7割以上の医師が小児喘息の子どもが運動をすることについて肯定的な意見を持っていることがわかりました。ただし、運動に誘発されて発作が起きてしまう子どもには注意が必要であるため、何が原因で小児喘息になっているのかを確かめることが重要であるようです。また、7割の医師が、小児喘息の症状緩和には水泳を勧めると回答しました。
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小児喘息と子どもが診断されたけど、運動はして大丈夫?
このような疑問を持たれるお母さんは多いのではないでしょうか。
子どもは成長するにつれて、友だちと外で遊んだり、学校の授業で体育をしたりと運動をする機会は増えていきますが、小児喘息を患っている場合、運動はしても良いのでしょうか。
スポーツをすることで体が鍛えられ、症状が改善するのでしょうか。逆に、悪化してしまうのでしょうか。

そこで今回は、小児喘息の子どもは運動をしても良いのか、小児科医157名に聞いてみました!

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年2月25日〜2月26日にかけて行われ、小児科医157名から回答を頂きました。

 

小児喘息の子どもが運動をすると、症状が悪化してしまうのでしょうか、それとも症状が改善されるのでしょうか。
小児喘息の症状を改善させるために、運動をさせた方がよいのか、小児科医に聞いてみました。

運動をさせた方がいいが半数以上!

小児喘息のために運動はさせるべきか

  • 50代男性 小児科 どちらかといえば運動をさせた方がいい
    発作誘発されない程度の運動はやるべきと考えます。
  • 50代男性 小児科 どちらかといえば運動をさせた方がいい
    呼吸筋を鍛える有酸素運動が良いです。
  • 40代男性 小児科 どちらかといえば運動をさせた方がいい
    状況次第ですが、運動療法は重要です。
  • 40代男性 小児科 どちらかといえば運動をさせた方がいい
    必ずしもではないですが呼吸機能の改善が図れると考えます。
  • 40代女性 小児科 どちらかといえば運動をさせた方がいい
    運動誘発喘息もあるので、安易に運動は勧められないのですが、運動で誘発されないならよいと思います。
  • 60代男性 小児科 どちらかといえば運動をさせた方がいい
    運動誘発性でないかぎり適度な運動はさせた方がいいです。
  • 40代男性 小児科 どちらかといえば運動をさせた方がいい
    激しくない運動から始めるといいと思います。
  • 60代男性 小児科 運動をさせた方がいい
    適切な運動を適切に行うことは発作予防では必要と思います。
  • 50代男性 小児科 運動をさせた方がいい
    運動は大事と思います。
  • 50代男性 小児科 運動をさせる・させないことに症状軽減などへの違いはない
    明らかに運動誘発でなければ関係ないです。
  • 40男性 小児科 どちらかといえば運動をさせない方がいい
    負荷の強いものは注意が必要です。

今回の調査では7割以上の医師は、「運動をさせたほうがいい」、「どちらかといえば運動をさせた方がいい」と肯定的に考え、「運動させないほうがいい」、「どちらかといえば運動をさせないほうがいい」と回答をした医師は1割未満という結果となりました。
ただし、「負荷の強いものは注意が必要」「激しくない運動から始める」などのコメントもあり、子どもの様子を見ながら行うことが大切なようです。

名前の通り、運動をすることによって発作が出てしまうタイプの喘息ですね。このため、小児喘息の子どもに運動をさせたいと考えているご両親は、何が原因で小児喘息になっているのかを確かめ、医師に相談のもと、運動させることが大事なようです。

さて、小児喘息の子どもの運動に対して概ね肯定的な結果となりましたが、どんな運動でも大丈夫なのでしょうか。
そこで次は、小児喘息を患っている子どもが行うのに適している競技についてお伺いしました。

症状改善のためには水泳が良さそう

小児喘息の子どもにさせる運動

  • 60代女性 小児科 水泳
    昔から水泳が言われています。
  • 50代男性 小児科 水泳
    水泳が最も発作誘発されにくいと思います。
  • 60代男性 小児科 水泳
    気道の乾燥、冷気の吸入が発作の誘発因子なので、水泳は喘息の児には適当と思います。
  • 30代女性 小児科 水泳
    水泳は最もいい競技だと思います。
  • 40代男性 小児科 水泳
    水中にはアレルゲンも少なそうです。
  • 40代男性 小児科 水泳
    ガイドラインに記載のある通り水泳はいいのではないかと思います。
  • 70代男性 小児科 水泳
    喘息の小児に対して勧める運動としては、水泳が最善であるとの文献を読んだことがあります。
  • 60代女性 小児科 水泳
    水泳は、ほこりがたたないので良いと思います。
  • 50代男性 小児科 水泳
    一般的に水泳と言われていますが、現在はコントロ-ルがよくなっているので何でもよいと思います。
  • 50代女性 小児科 水泳
    水泳は合う人は多いですが、人によっては合わない人もいます。探すべきだと思います。
  • 40代男性 小児科 水泳
    やはり水泳でしょう。実際勧めています。
  • 40代男性 小児科 水泳
    自分の子供にも推奨しています。
  • 50代男性 小児科 水泳
    乾燥やほこりなどに影響されない種目として水泳が良いとおもいます。
  • 50代男性 小児科 特になし
    経験的に水泳、スケ-ト、剣道と言われています。

7割程の医師が「水泳」を勧める結果となりました。
昔から水泳は喘息に良いと言われているようですが、医師の多くもそのように考えているようです。
また、「やはり水泳でしょう。実際勧めています。」「自分の子供にも推奨しています。」などの意見も寄せられました。
水泳が支持されている理由として、乾燥やほこりなどに影響されない種目だからというコメントを頂きました。

事実、小児喘息は、屋内アレルゲン(ダニやほこり)が大きな原因としてあげられます。

小児喘息の症状は?原因はなに?小児科医157名に聞いてみました|イシコメ

子どもが屋内アレルゲンを吸い込んでしまうことにより、喘息の症状が出てしまうようです。

医師のコメントでもありましたが、乾燥した空気も症状が出てしまう原因としてあるため、空気の乾燥が少なく、ほこりが立たない水泳が適しているようでした。

小児喘息の運動は医師に相談しながら

今回の調査では、「小児喘息の症状を改善させるため運動はさせたほうがいいですか?」という質問に対し、7割以上の医師が肯定的な意見を示していました。
また、良いと思う競技は「水泳」との意見が多く得られましたが、空気の乾燥が少なく、ほこりが立たないことが勧める理由のようでした。
しかし、運動誘発性喘息の場合は、運動すること自体が発作の原因になってしまうので難しくなってしまいます。
まずは何が喘息の原因であるかなど医師に相談をしてから、運動させることをおすすめします!

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