花粉症による頭痛に頭痛薬は効果があるの?医師545名に聞いてみました!

花粉症による頭痛の症状
今回の調査では、花粉症による頭痛に対して頭痛薬は効果があると回答した方がおよそ7割と最も支持を集めました。また、花粉症による頭痛は受診すべきか否かという質問については意見が半々に分かれ、症状がひどい場合や根本の原因が分からない場合は受診すべきという考えの一方、薬があれば特に受診はいらないという声もありました。さらに、花粉症の症状が出ていて頭痛を起こした場合、どの科を受診するべきかという質問には、耳鼻咽喉科・内科・アレルギー科の3つが上位を占める結果となりました。
花粉症
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新しい環境に対するストレスや、変わりやすい天気に加え、花粉のピークにも悩まされる春。
特にスギやヒノキの花粉が多く舞う都内では、2人に1人が花粉症を患っているといわれています。
東京では3月上旬から4月上旬にかけ、花粉のピークを迎えるため、花粉症の方にとっては辛い時期となりそうです。

参考:東京都 花粉症患者実態調査報告書
参考:2018年 春の花粉飛散予測(第4報)

鼻づまりや目のかゆみなど、典型的な症状に加え、実は花粉症が原因で"頭痛"を感じるという人も多くいると聞きます。

関連記事:花粉症が原因で頭痛を起こすことはあるの?医師545名に聞いてみました!|イシコメ

その場合、風邪を引いた時と同様に頭痛薬を服用する方も多いようですが、本当に花粉症による頭痛に対して頭痛薬を飲むことは効果的なのでしょうか。

今回は、花粉症による頭痛に対して頭痛薬は効果があるのか、また、花粉症による頭痛を起こした場合、どの科で診てもらうべきかなどを医師545名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年3月12日〜3月15日にかけて行われ、医師計545名から回答を頂きました。

7割の医師が「頭痛薬は効果あり」と回答

花粉症による頭痛薬の効果

  • 60代女性 アレルギー科 一般内科 多少効果はある
    対症療法ですので、一定の効果は得られると思います。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 多少効果はある
    花粉症の治療を行わないと効果は不十分だと思います。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 多少効果はある
    プラセボ効果も含めてかもしれません。
  • 40代女性 一般内科 循環器内科 あまり効果はない
    原因である花粉からの暴露を避けないと症状が治まらないのではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 あまり効果はない
    花粉症の症状を直接治療するほうが有効です。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 効果はある
    効果はありますが、あまり安易に長期間飲んでいると、鎮痛薬依存性頭痛に移行したりしますので、注意必要です。
  • 40代男性 一般内科 整形外科 効果はある
    当然ありますけど、原因治療も併用すべきです。

花粉症による頭痛に対して、頭痛薬の服用を「効果あり」と回答した医師は全体の7割でした。
医師のコメントをみると、頭痛薬は効くという声が多くみられました。
また、有効成分による直接的な効果だけでなく、プラセボ効果なども込みで頭痛が治ったという感覚になるケースもあるようです。

しかし、ある医師からは「効果はあるが長期間飲んでいると鎮痛薬依存性頭痛を招く」とコメントを頂きました。
こうした鎮痛薬の多用がもたらす頭痛については、日本頭痛学会では薬物乱用頭痛として、以下のように説明されています。

薬物乱用頭痛
片頭痛の方が、頭痛の治療薬(鎮痛薬、トリプタン、エルゴタミン製剤など)を過剰に使用すると、頭痛の頻度がふえてきて、連日のように頭痛がおこるようになります。
引用:頭痛について知る|日本頭痛学会

どうやら過剰な服用はしないよう意識することが大事そうです。

また、半数以上が効果はあると思ってはいるものの、「原因治療も併用すべき」といった花粉症そのものを治療する必要があるという意見が多くみられました。
症状に対応するだけの頭痛薬で済ませるのではなく、原因から治療していくことが重要のようです。

花粉症で頭痛が生じたら受診すべき?

では、花粉症で頭痛が生じた場合、受診するべきなのでしょうか。
「受診すべき」「どちらかというと受診すべき」「どちらかというと受診しなくてもよい」「受診しなくてよい」の4つから答えていただきました。

花粉症による頭痛の場合の受診

  • 60代男性 一般内科 神経内科 どちらかといえば受診すべき
    症状の程度次第だと思います。
  • 50代男性 一般内科 どちらかといえば受診すべき
    症状が軽快しないときや悪化時は受診したほうが良いと思います。
  • 30代女性 一般内科 消化器内科 どちらかといえば受診すべき
    花粉症以外の原因もありえます。
  • 50代男性 一般内科 循環器内科 どちらかといえば受診しなくてもよい
    我慢できる頭痛なら様子見てもいいと思います。
  • 30代男性 一般内科 腎臓内科 どちらかといえば受診しなくてもよい
    セルフメディケーションの範囲内です。
  • 50代男性 一般内科 一般外科 受診しなくてよい
    市販薬でも対処できるのではないでしょうか。

花粉症で頭痛が生じたら受診すべきか、という質問に対し、回答は大まかに半々に分かれましたが、受診をすすめる回答がわずかに多い結果となりました。
受診しなくてもよいと答えた医師からは、「我慢できる頭痛なら様子を見てもいいいと思います」や「市販薬でも対処できるのではないでしょうか」といった意見が寄せられました。
しかし、「花粉症以外の原因もありえます」や「症状が軽快しないときや悪化時は受診したほうが良いと思います」といったアドバイスも頂きました。
我慢できないレベルのひどい頭痛や、一向に治る様子が見られないなどの症状では受診することをおすすめします。

最後に、もし花粉症による頭痛で受診する場合、どの科を受診すればいいのか聞きました。

花粉症による頭痛は、耳鼻咽喉科・内科・アレルギー科へ

花粉症による頭痛の場合の科目

  • 50代女性 アレルギー科 形成外科 耳鼻咽喉科
    まずは耳鼻咽喉科でしょう。
  • 40代男性 一般内科 腫瘍内科 耳鼻咽喉科
    花粉症によるものなので、耳鼻科がいいと思います。
  • 50代男性 一般内科 小児科 内科
    花粉症の症状が出ている時に頭痛がみられた場合は内科がいいと思います。
  • 50代男性 一般内科 内分泌科 内科
    耳鼻咽喉科でもいいですが、総合的に診ることができる内科がいいのではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 内科
    頭痛が主訴なら内科で良いと思います。
  • 50代男性 アレルギー科 一般内科 アレルギー科
    原疾患を治療することが先決だからです。
  • 60代男性 一般内科 アレルギー科
    おおもとが花粉症の患者であればアレルギー科がふさわしいのでは。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 その他
    どこでもいいと思います。

耳鼻咽喉科、内科、アレルギー科の3つが上位を占める結果となりました。
医師のコメントでは、花粉症による頭痛は鼻づまりや鼻水が原因というケースが目立つため、その根本を治すべく、耳鼻科をおすすめする医師が多かったように思います。
また、これまでの回答から、花粉症による頭痛はそもそもの原因である花粉症の改善が必要としたコメントがみられました。
そのため、アレルギー科の受診をおすすめした医師からは「原疾患を治療することが先決」といったアドバイスも頂きました。

どちらも共通しているのは、頭痛そのものの治療ではなく頭痛を引き起こしている花粉症自体の改善が大事という点です。

一方、「総合的に診ることができる内科がいい」という医師の意見もあり、鼻水などが原因ならば耳鼻科、それ以外の花粉症の症状があればアレルギー科、総合的に診察を受けたいのなら内科という見解がうかがえます。

頭痛薬は効果があるが、症状がひどい場合は受診を

今回は、花粉症による頭痛に対し頭痛薬は効果があるのか、何科を受診すべきかなどについて調査しました。
頭痛薬の効果はありと答える医師の方々が多かったものの、あまり使いすぎないよう注意喚起をする医師のコメントもみられました。
また、頭痛といっても花粉症を原因とする頭痛のため、花粉症そのものを治療していくことも重要なようです。
また、花粉症による頭痛の場合に病院を受診すべきか、という質問に対しては医師の意見が分かれた結果となりましたが、やはり症状が良くならない場合は受診した方が良さそうです。
どの科を受診するのが適切か、という質問に対しては耳鼻咽喉科、アレルギー科、内科が上位を占める結果となりました。

花粉症による鼻水や鼻づまり、目のかゆみや頭痛など、様々な症状に悩まされるこの季節。
花粉症による頭痛の症状が出たら適切に対処するのと同時に、根本の原因である花粉症を重症化させないための対処法も心掛けていきましょう。

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