めまいに効く食べ物ってあるの?医師553人に聞いてみました

めまいと食べ物
今回の調査では「めまいの症状改善に有効な食べ物はあるか」という質問に対して、全体の約8割の医師が「食べ物に有用性はない」と回答しました。また「食べ物とめまいの因果関係は考えにくい」との意見も寄せられ、食べ物で改善を図るのは難しいことがうかがえます。また、めまいの症状が現れている場合は、神経に負担がかかる「アルコールやカフェインの摂取は控えたほうが良い」などの意見が見られました。食べ物でめまいの症状が改善されることは難しいようですが、悪化させないためにはアルコールやカフェインの摂取は控え、バランスよい健康的な食事を心がけると良いようです。
めまい
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目がぐるぐる回ったり、頭や体がふらふらしたり、ふわふわ宙に浮いたような症状に悩まされるめまい。
急に起こるめまいは日常生活にも支障をきたすためとても厄介です。
そんなめまいの症状を緩和するために日常生活で工夫できることがあれば実践したいですよね。
日常生活の中でも重要な「食生活」。
食生活で、少しでもめまいの症状に効くものがあれば知りたい!という方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「めまいに有効な食べ物はあるのか?」について、医師553名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年3月9日〜3月12日にかけて行われ、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科医計553名から回答を頂きました。

約8割の医師が食べ物に有用性がないと回答!

「めまいの症状改善に有用な食べ物はなんですか」という回答に対し、以下の選択肢から選び、コメントをいただきました。

  • サバ、イワシなどの青魚
  • 納豆、豆腐などの大豆食品
  • レバー
  • 柑橘類
  • 貝類
  • 玄米
  • その他
  • 食べ物に有用性はない

以下が結果となります。

  • 60代男性 脳神経外科
    めまいの症状の改善に有用な食べ物などないと思います。
  • 50代男性 一般内科、循環器内科
    特に、めまいに有効な食品はありません。
  • 40代男性 一般内科、整形外科
    バランス良く、っていうのが、最良ですよね。
  • 50代女性 一般内科
    食べ物に関係すると思える事例はほとんどありません。
  • 60代男性 脳神経科
    めまいの症状の改善に有用な食べ物などないと思う。
  • 40代男性 一般内科
    現にめまいを訴えられている患者さんがいて、吐き気もあるでしょうし、食べ物で治そうとは考えません。また、食物から有効成分を吸収して効果が発現するまでには、大量摂取かつ長期間摂取を続けないといけないでしょうから、あまりコスト面でも有益ではないように思います。
  • 40代男性 耳鼻咽喉科
    特定のものを摂取するのではなくバランス良い食事が大切です。
  • 50代男性 一般内科
    食事でめまいや自律神経が整うことはないでしょう。
  • 40代男性 耳鼻咽喉科
    長期的に考えると有効かもしれませんが急性期に効く食べ物はないと思います。
  • 40代男性 一般内科
    原因によります。食事の関係はあります。
  • 50代男性 一般内科
    血液が酸性にかたむくと血流が悪くなります。野菜などアルカリ食品を摂取するとよいでしょう。
  • 60代女性 一般内科
    前庭機能障害による場合は食べ物は無関係です。鉄欠乏性貧血はレバーとビタミンCになります。
  • 60代 男性 一般内科 アレルギー科
    動物性たんぱく質を豊富に摂取して免疫力アップを図ります。
  • 50代女性 耳鼻咽喉科
    食べ物より水分をしっかり摂ることです。

めまいの症状改善に有用な食べ物はという質問に対し、約8割の医師が「食べ物に有用性はない」と回答しました。医師のコメントでは、「めまいの症状の改善に有用な食べ物などないと思う」という意見が多く見られる結果となりました。

「特定のものを摂取するのではなくバランス良い食事が大切」、「バランス良く、っていうのが、最良」などのように、食べてすぐ緩和する、なんてことはないけれども、体調を整えるという観点からバランスの良い食事は大事、というコメントもみられました。

一方、「前庭機能障害による場合は、食べ物は無関係です。鉄欠乏性貧血はレバーとビタミンCになります。」といったアドバイスも寄せられました。
鉄欠乏性貧血が原因のめまいなど、めまいの原因によっては食べ物で改善できる可能性もあるようです。

めまいがある場合、摂取を控えるべき食べ物は?

摂取することでめまいに有用な食べ物はないという結果でしたが、一方で控えるべきものはあるのでしょうか。以下の選択肢から選んでもらい、コメントをいただきました。

  • アルコール
  • コーヒーなどカフェインが含まれるもの
  • インスタント食品
  • 揚げ物
  • 肉類
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 一般内科
    アルコールの酔いがめまいに影響する可能性があると思います。
  • 50代男性 アレルギー科
    アルコールは神経に作用するため控えるべきです。
  • 30代男性 一般内科
    アルコールは平衡感覚に悪影響があるため避けるべきです。
  • 60代男性 一般内科
    カフェインは控えた方がいいでしょう。
  • 30代男性 耳鼻咽喉科コ
    食べ物に有用性はない、コーヒーなどカフェインが含まれるものです。
  • 50代女性 一般内科
    インスタントはあまりよくないと思います。
  • 70代男性 一般内科
    揚げ物は、むかつきの原因となるからです。
  • 50代男性 一般内科
    消化の悪いものは全般に良くないと思います。
  • 50代男性 一般内科
    消化器に負担になるものは控えるべきです。
  • 50代男性 一般内科
    選択肢すべてが控えるべきものです。

めまいの症状がある人が摂取を控えるべき食べ物は何か、という質問に対し、「アルコールは控えるべき」との回答が多く寄せられました。次いで、「コーヒーなどカフェインが含まれるものを控えるべき」という意見が多いという結果になりました。

医師からは、「アルコールは神経に作用するため控えるべき」、「アルコールは平衡感覚に悪影響があるため避けるべき」といったコメントが寄せられました。
ただでさえふらつくめまいでは、アルコールの摂取は控えたほうがよさそうですよね。

また、「インスタント食品」など栄養が偏ってしまう食べ物に関しても、摂取を控えるべきとの意見が寄せられました。それと合わせて「揚げ物」や「肉類」など消化に悪いもの、特に消化が悪く、胃に負担がかかるものなども、むかつきの原因になるため控えるべきといった意見が寄せられました。

めまいの症状がある時は、胃に負担のかかるものは避けた方がいいようです。

アルコールなどの摂取を控え、バランスの良い食事を

今回は、めまいの症状を緩和する食べ物と摂取を控えるべき食べ物について調査しました。
めまいにおいて、食べ物が有用であるとはあまり考えられないといった意見が多かったものの、鉄欠乏性貧血によるめまいの場合はレバーやビタミンCが良いなど、原因によっては食べ物による改善の可能性があると考えることができるようです。
また、めまいの際に摂取を控えるべき食べ物としてあがったアルコールやカフェインは神経や平衡感覚への影響があるため控えたほうがよい、という結果になりました。
日常で起こるめまいの症状。めまいのある間や直後は気分が悪くなったりして、何もできなくなってしまいますよね。
そんなめまいを少しでも緩和するために、症状を悪化させるものは控えること、栄養バランスのとれた食生活を意識することは大事そうですね。

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