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動悸を伴うめまいを感じたら病院に行くべき?何科にいくとよい?医師553名に聞いてみました!

動悸とめまい
今回の調査では、「動悸を伴うめまいを感じたら病院へ受診すべきか」という質問に、9割以上の医師が受診すべきという結果となりました。とくに他の病気を患っている可能性がある、という点から受診をすすめる医師が多くみられました。また、動悸を伴うめまいが生じた際「どの科で受診すべきか」という質問には、半分以上の医師が一般内科と回答し、他にも循環器内科がおすすめであるという意見もみられました。症状が重かったり長く続いたりするような場合は、医師の診断を受けることをおすすめします。
めまい
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動悸がしてめまいがする…。皆さんのなかにもそういった経験のある方もおられるのではないでしょうか。
しかし動悸やめまいを感じただけで病院を受診すべきなのか分からず、また、受診するにしても何科がよいのか分からない、という方も多いのでは。
そこで今回は、動悸を伴うめまいを感じたら病院に行くべきか、また何科を受診すれば良いのかについて、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科の医師、計553人に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年3月17日〜3月20日にかけて行われ、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科の医師計553名から回答を頂きました。

動悸を伴うめまいを感じたら受診すべき

まずは、動悸を伴うめまいがある場合、病院に行くべきか聞いてみました。
以下が結果となります。

動悸を伴うめまいは受診すべきか

  • 50代男性 アレルギー科 症状が続くようであれば受診すべき
    いろいろな原因があり、早く治療開始によって完治する疾患もあるため、受診はすべきと判断できます。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    動悸が頻回あるいは持続するようであれば、他の病気の可能性を考えて受診させます。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    一過性の場合には受診は、その症状の強さで判断します。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    動悸も様々ではあると思いますが、それに眩暈が随伴するのであれば、比較的速やかに病院受診を勧めます。
  • 40代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    貧血もしくは心血管疾患の可能性が高いですので、いずれにせよ持続するようであれば、医療機関を受診することをおすすめします。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    たいていは、良性発作性頭位変換性ですが、耳鳴りや難聴などを伴うものはメニエール病が疑われるので、耳鼻科を受診すべきです。
  • 50代男性 一般内科 すぐに受診すべき
    内頚動脈の解離など、見逃してはいけない原因が多々あるため、すぐに受診すべきです。
  • 60代男性 一般内科 すぐに受診すべき
    動悸をきたすほどの貧血なら、多量の出血などの恐れが考えられます。
  • 50代男性 一般内科 すぐに受診すべき
    目眩と動悸が同時に起こるなら、不整脈が存在する・異常な血圧値等が考えられるので、精査がすぐに必要です。
  • 40代男性 神経内科 すぐに受診すべき
    年齢にもよると思いますが、心血管疾患のリスクのある方は早く受診した方がいいと思います。
  • 60代男性 一般内科 どちらでもよい
    本人の自覚次第。これは今までと違うと思えば受診すればいいです。
  • 50代男性 脳神経外科 受診しなくてよい
    貧血が原因なので慌てる必要はありません。

集計結果では、全体の6割の医師が、症状が続くようであれば受診すべき、と回答しており、また3割以上の医師も、すぐに受診すべきと答えていました。
また、医師からは「内頚動脈の解離など、見逃してはいけない原因が多々あるため、すぐに受診すべきです」、「目眩と動悸が同時に起こるなら、不整脈が存在する・異常な血圧値等が考えられるので、精査がすぐに必要です」といった循環器の病気に注意するというアドバイスも頂きました。
このように動悸を伴うめまいがする場合、他の病気を患っている可能性があるため、受診を勧めているようでした。

ちなみに、医師のコメントの中に出てきた幾つかの疾患ですが、以下のように説明されていますので、聞いたことがなかったという方は、ぜひ一読ください。

良性発作性頭位変換性(良性発作性頭位めまい症)とは

頭を動かしたときに、自分自身か周囲のものが動いたり回転したりしているかのような感覚が短時間(通常は1分未満)生じます。吐き気を感じ嘔吐することもあり、眼球の動きが異常になることもあります。診断は、症状の内容と症状が起こる状況、および身体診察の結果に基づいて下されます。ほとんどの場合は、エプリー法を1回または2回行うことで症状が和らぎます。
引用:良性発作性頭位めまい症|MSDマニュアル

メニエール病とは

症状としては、日常生活に支障をきたすような重度の回転性めまいが何かに誘発されるわけでもなく突然生じ、吐き気や嘔吐があり、通常は耳が圧迫される感覚と難聴を伴います。医師は通常は聴覚検査と、ときにMRI(磁気共鳴画像)検査を行います。減塩食と利尿薬によって発作の強さと頻度を減らせる場合もあります。回転性めまいの緩和にはメクリジンやロラゼパムなどの薬が役立つことがあります。
引用:メニエール病|MSDマニュアル

不整脈とは

不整脈は、脈の打ち方がおかしくなることを意味します。この中には異常に速い脈(頻脈)や遅い脈(徐脈)も含まれます。
引用:怖い不整脈と怖くない不整脈|国立循環器病センター

それでは、もし動悸を伴うめまいで受診をする時は、どの科にかかればいいのでしょうか。こちらも聞いてみました。

動悸を伴うめまいは内科で診てもらうことが適切

  • 50代男性 一般内科
    貧血の可能性があるので普通に内科がいいと思います。
  • 60代男性 一般内科
    とりあえず内科で診て、必要があれば専門家に聞くことではないでしょうか。
  • 60代男性 一般内科
    一般内科だと確実な診断と治療を受けられると考えています。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    先ずは内科を受診し、他科に紹介がいいのではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    めまい・動悸を起こす疾患は様々であり、まず一般内科(あるいは総合内科)でよいと思います。
  • 60代男性 一般内科
    専門内科に受診すると過剰検査を受けた人が多いようです。
  • 40代女性 神経内科
    内科系の受診が良いと思われます。
  • 60代男性 一般内科
    動悸を伴うめまいで病院を受診する場合、循環器内科で診てもらうことをおすすめします。
  • 40代男性 一般内科
    随伴症状から明らかに特定疾患を疑う場合は各診療科分かれるところですが、疾患の頻度からいえば耳鼻科かと思います。
  • 50代男性 一般内科
    三半規管の専門として耳鼻咽喉科を勧めますが、血圧や麻痺症状など一般的な全身状態のチェックはどの診療科でも行うことができます。
  • 60代男性 一般内科
    まず命に異常がないかを考え、原因は後でゆっくり調べれば良いでしょう。
  • 70代男性 一般内科
    めまいと動悸があるときは、神経内科がよいです。

医師の多くが「一般内科」の診察を受けることをすすめているといった結果になりました。次いで「循環器内科」に支持が集まりましたが、医師からは「とりあえず内科で診て、必要があれば専門家に聞くことではないでしょうか」といった意見を頂きました。

まずは総合的に診てもらえる一般内科の診察を受け、必要に応じて専門科の受診を推奨していることがうかがえます。

自己判断に頼らず、一般内科のある病院へ

今回の調査では、動悸を伴うめまいを感じたら病院へ受診すべきかという質問に対し、9割以上の先生方が受診を勧めるという結果になりました。
とくに動悸が頻繁にあり、めまいも同時にあるようであれば、心血管疾患などの可能性も鑑みて、受診をすべき、というコメントが多くみられました。
また、動悸を伴うめまいは何科を受診すべきか、という質問には、一般内科をすすめる医師が圧倒的に多く、その後は循環器内科、耳鼻咽喉科、救急科と続きました。
まずは総合的に診てもらえる一般内科を受診し、必要と判断されれば原因ごとにその専門の科で診てもらうことがよいようです。
動悸を伴うめまいを感じた場合は、自己判断で済まさず、早めに病院で診察してもらいましょう。

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