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眠気を伴うめまいはなぜ起こるの?医師553名に聞いてみました!

めまいと眠気
今回の調査では、眠気を伴うめまいを症状とした疾患について、3人に1人の医師が、自律神経失調症に原因があると回答をしていました。自律神経失調症には眠気を起こす症状があり、また、起立性低血圧がきっかけで、眠気というよりは失神の前兆の可能性が高いのではないかという医師の意見もありました。その他、過労や飲みすぎなどによる睡眠不足、心因反応だと答えた医師も多く、症例こそ少ないもののナルコレプシーやメニエール病が原因であると考えた方も数名いました。さらに、眠気を伴うめまいで受診するべき科は、一般内科、神経内科、心療内科など、内科での受診をすすめる声が全体の7割という結果でした。
めまい
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日中の眠気から、めまいを起こす人もいるようで、なかには眠気を伴うめまいで苦しんだという声も聞きます。
では、そんな眠気を伴うめまいはなぜ起こるのでしょうか。また、病院を受診する場合、どの診療科が最も適しているのでしょうか。

今回は、眠気を伴うめまいはなぜ起こるのかについて、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科の医師、計553人に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年3月7日〜3月20日にかけて行われ、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科、計553名から回答を頂きました。

3人に1人の医師が「自律神経失調症が原因」と回答

「眠気を伴うめまいを症状とした疾患で多いものは何ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選び、コメントをいただきました。

  • 自律神経失調症
  • 心因反応
  • ナルコレプシー
  • メニエール病
  • 貧血
  • 高血圧
  • その他

医師の回答の結果をみていきましょう。

眠気を伴うめまいの病気

  • 50代男性 耳鼻咽喉科 自律神経失調症
    自律神経失調症が眠気に多いように思います。
  • 60代男性 一般内科 自律神経失調症
    眠気を伴うめまいを症状とした疾患で最も多いものは自律神経失調症です。
  • 40代男性 一般内科 自律神経失調症
    眠気というよりもsyncope(失神)の前兆の可能性が高く、自律神経失調症の1症状としての起立性低血圧であることがほとんどです。
  • 50代女性 一般内科 自律神経失調症
    原因を一つに絞りにくいです。
  • 60代男性 一般内科 その他(睡眠不足)
    働きすぎか、遊びすぎが考えられます。
  • 50代男性 一般内科 その他(睡眠不足)
    寝不足や飲みすぎなどが原因ではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 その他(睡眠不足)
    過労もしくは睡眠不足が多いかと思われます。
  • 40代男性 一般内科 その他(薬の副作用)
    抗アレルギー薬での眠気が多い印象です。未治療の場合は呼吸器系でしょうか。
  • 30代男性 神経内科 心因反応
    通常はめまいで眠気を伴うことはありませんが、心因性なら可能性がありそうです。
  • 70代男性 一般内科 心因反応
    多くのめまいの患者は心因性です。
  • 50代男性 一般内科 ナルコレプシー
    症例は少ないですがナルコレプシーではないでしょうか。
  • 40代男性 一般内科 メニエール病
    メニエール病では不眠症状が合併しやすいです。
  • 70代男性 一般内科 貧血
    高齢者は別として、月経のある人の場合には貧血をまず考えます。

今回調査した医師の3人に1人が、眠気を伴うめまいは自律神経失調症が原因であると回答。
自律神経失調症には、日中眠気を感じる症状が含まれているため、それが原因で眠気を伴うめまいにも襲われるといいます。

また、自律神経失調症の症状のひとつとしてあらわれる起立性低血圧が関係しており、眠気というよりも失神の前兆の可能性が高いのではという方もいました。
回答の中で2番目に多かったのは「その他」ですが、肝心な理由として、睡眠不足を挙げる人がほとんどでした。
過労、飲みすぎ、遊びすぎからくる睡眠不足が原因で、眠気を伴うめまいが生じているのではないかと答えた方も多かったです。
医師の中には、症例こそ少ないものの、ナルコレプシー(睡眠障害の一種で、耐え難い眠気が日中数回襲ってくること)やメニエール病(耳鳴りや難聴などの症状を伴う回転性のめまい発作を繰り返す病気)の疑いがあるという声もありました。
さらに、「原因を一つに絞りにくい」という意見があるように、眠気を伴うめまいの症状原因が必ずしも1つであるとは限らず、複数の症状が重なり合って発症するというケースも十分にあり得るようです。

次に、眠気を伴うめまいで病院にかかる場合、どの科に行くのが最も適切か聞いてみました。

眠気を伴うめまいには内科での受診が良い

眠気を伴うめまいの受診科目

  • 50代男性 アレルギー科 一般内科
    眠気を伴うのであれば念のため睡眠時無呼吸を考えます。
  • 50代男性 一般内科 一般内科
    まずは一般内科での受診がおすすめです。そのあと脳神経内科、耳鼻科などで診てもらうのも良いでしょう。
  • 50代女性 耳鼻咽喉科 一般内科
    まずは内科で診てもらい、疾患がないようであれば耳鼻科をおすすめします。
  • 70代男性 一般内科 神経内科
    眠気を伴う場合は、神経内科だと思います。
  • 60代男性 一般内科 神経内科
    できれば睡眠を専門にしている医師だと思います。
  • 50代男性 一般内科 神経内科
    まずはよく寝て疲れをとって、それでも駄目なら神経内科をおすすめします。
  • 60代男性 脳神経外科 耳鼻咽喉科
    内科総合誌でも、めまいについて執筆しているのは耳鼻咽喉科医であり、耳鼻咽喉科医が専門とされているのでしょう。
  • 40代男性 脳神経外科 心療内科
    精神的な不眠症やうつ病などによるものだと思われます。
  • 40代男性 耳鼻咽喉科 脳神経外科
    眠気が意識消失の前兆である可能性は否定できません。
  • 60代男性 一般内科 その他
    病院の問題ではありません。まずはお家でゆっくり休んでください。
  • 40代男性 一般内科 救急科
    眠気を伴うめまいで病院を受診する場合、とりあえずは救急科が最も適していると思います。

一般内科、神経内科、心療内科など、過半数の医師が内科での受診をすすめる結果となりました。
最も割合を占めた一般内科については、病院で診てもらうために、まずは一般内科を受診し、その後神経内科や耳鼻科などで診てもらうべきだと回答した人が多くみられました。

また、まずは病院ではなく自宅でゆっくりと休んで様子を見て、それでも辛いようであれば受診をすすめるという医師も中にはいました。
眠気を伴うめまいは病気を患っている可能性もありますが、一方ただの疲労によるものの可能性もあるため、全部が全部、受診が必要というわけではないようです。

眠気を伴うめまいには、自律神経失調症の可能性を鑑みて適切な対処を

今回の調査では、眠気を伴うめまいはなぜ起こるのかという質問に対し、3人に1人の医師が「自律神経失調症が原因」と回答しました。
また、眠気を伴うめまいを病院で受診する場合、どの診療科が最も適しているのかという質問では、一般内科で診てもらうべきという回答が最も多くみられました。
自律神経失調症が原因で眠気を伴うめまいを起こしている方は、第一に自律神経失調症の改善を行うことが大切そうです。
また、睡眠不足が原因という方は、日中の仕事や勉強はほどほどに、まずはゆっくりと休み睡眠不足を解消することから始めてみましょう。
それでも症状が続く場合は、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。

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