イシコメ

更年期にめまいは起こるの?原因と対処法は?医師548名に聞いてみました

更年期とめまい
本調査では「更年期にめまいが起こることはあるか」という質問に対し、約8割の医師が起こることが「ある」と回答しました。また、ホルモンバランスや自律神経の乱れが原因として挙げられ、対処法としては「更年期の薬を服用する(漢方など)」が支持を集めました。そのほかには、「十分な睡眠をとる」や「気分転換をする」など体を休めたり、ストレスを解消したりすることも改善へと繋がる、という医師の回答もありました。更年期障害の一つとしてめまいの症状があることを理解しつつ、根本の更年期障害に対処をしていきましょう。
めまい
イシコメ運営事務局 イシコメ運営事務局

更年期といわれる歳になり、めまいが起こるようになった…。
そう感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしかするとそれは、更年期障害が原因によるめまいかもしれません。
インターネット上のうわさなどでは、更年期障害といえばほてりなどの症状が有名です。
しかし更年期障害による症状は様々で、めまいが現れることもあるようです。
本当に更年期にめまいは起こるのでしょうか。
起こるとしたら、その原因は何で、めまいはどのように対処すればよいのでしょうか。

そこで今回は更年期にめまいが起こるのか、その原因と対処法について耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科医548名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年3月17日〜3月20日にかけて行われ、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科、計548名から回答を頂きました。

更年期にめまいが起きることは「ある」

更年期のめまい

  • 50代男性 一般内科 循環器内科 ときどきある
    更年期障害にめまいは有りますね。
  • 50代男性 一般内科 小児科 ときどきある
    ホルモンバランスの異常で眩暈(めまい)が起こる可能性があります。
  • 60代男性 一般内科 一般外科 ときどきある
    更年期障害に全て発症するわけでは無いでしょうが、まあまあおられると思います。
  • 60代男性 一般内科 ときどきある
    実際に多くの方を見ています。
  • 50代女性 一般内科 ときどきある
    更年期障害の症状としてよくみます。
  • 50代男性 一般内科 小児科 大いにある
    更年期女性のめまいの話はよく聞くことです。
  • 60代男性 一般内科 大いにある
    更年期は、ホルモンの低下による自律神経の調整低下で、めまいが起きます。
  • 40代男性 アレルギー科 一般内科 大いにある
    眩暈(めまい)の患者さんに更年期頃の女性が一番多い印象です。
  • 50代男性 耳鼻咽喉科 大いにある
    ホルモンバランスの乱れが関与していると思われます。
  • 50代男性 一般内科 循環器内科 あまりない
    年代にかかわらず見かける症状です。
  • 60代男性 一般内科 消化器内科 あまりない
    更年期の患者から聴く「めまい?」の訴えは、立ち眩みであって、めまいの症状とは違うと思っています。
  • 70代男性 一般内科 神経内科 ほとんどない
    本当の眩暈(めまい)ではなく、ふらつき・浮動感・下半身のだるさなど多様です。

今回の調査では、医師の半数以上が「ときどきある」と回答。その後を「大いにある」が続き、全体の約8割が更年期にめまいは起こると考えていることが分かりました。
医師のコメントでは、「更年期障害の症状としてよくみる」などの意見が多く寄せられ、更年期障害の症状としてめまいはよくあるもののようです。

さて、そんな更年期に起こるめまいの症状ですが、何が原因で引き起こされるのでしょうか。こちらも聞いてみました。

ホルモンバランス・自立神経の乱れが原因

「更年期に起こるめまいの原因は何か」という質問に対し、以下の選択肢から選び、コメントをいただきました。

  • ホルモンバランス・自律神経の乱れ
  • ストレス
  • 不安定な血圧
  • 不規則な生活
  • 無理なダイエット
  • その他

以下が結果となります。

更年期のめまいの原因

  • 60代男性 一般内科 循環器内科 ホルモンバランス・自律神経の乱れ
    女性ホルモンの減少が主な原因です。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科 ホルモンバランス・自律神経の乱れ
    ホルモンバランス・自律神経の乱れは更年期の特徴です。
  • 30代女性 一般内科 ホルモンバランス・自律神経の乱れ
    やはりホルモンバランスの崩れによる自律神経障害の側面が多いように感じます。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 ストレス
    運動不足とか疲れとか基本的にはストレスが誘因になっていると思います。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科 ストレス
    体のバランスが崩れてのストレスではないでしょうか。

医師の7割が「ホルモンバランス・自律神経の乱れ」を原因として回答しました。やはり、多くの医師はホルモンバランスが関係していると考えているようです。

最後に、そんな更年期のめまいが起こってしまったらどのように対処するといいのでしょうか。

おすすめは更年期の薬を服用すること

「更年期にめまいが起きた時に勧める対処法は何ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選び、コメントをいただきました。

更年期の薬を服用する(漢方など)

  • 睡眠を十分にとる
  • 気分転換をする
  • 安静にする
  • 抗めまい薬を服用する
  • 病院を受診する
  • 体を動かす
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 一般内科 血液内科
    漢方薬を出すことが多いです。
  • 50代男性 脳神経外科
    漢方薬は実際有効なことが多い印象です。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科
    必要に応じて薬を使います。
  • 50代男性 一般内科 呼吸器内科
    更年期の薬(漢方薬など)、抗めまい薬を服用してもらいます。
  • 60代男性 一般内科
    あまりひどく、日常生活に支障を覚える方は、ホルモン剤も含め、薬を服用した方がいいです。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    やはり寝るのが一番と思います。
  • 40代男性 アレルギー科 一般心療内科
    まずは睡眠を十分にとってもらうようにしています。
  • 60代女性 アレルギー科 一般内科
    まず規則正しい生活、栄養、睡眠、水分補給が必要で、精神状態を安定させる事だと思います。めまい薬も劇的効果は少なく、時間が解決してくれている要素が大きいと、思います。
  • 50代女性 一般内科 一般外科
    症状が出たときは安静にするが、普段はなるべく体を動かし、規則正しい生活を指導する。そのうえで必要であれば、薬も使います。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科
    生活のリズムを改善することから勧めます。

更年期にめまいが起きた時に勧める対処法は?という質問に、医師の多くが「更年期の薬を服用する(漢方など)」と回答しました。次いで「睡眠を十分にとる」が支持を集め、しっかりと体を休めるだけでも改善することが期待できそうです。

また、「抗めまい薬を服用する」よりも、「気分転換をする」「安静にする」が多く支持を集めました。薬による治療も効果はありますが、原因にも挙げられたストレス解消をすることも大切なようです。

医師たちもまずは自宅でできる対処法を行って、それでもひどい場合は薬の服用を勧めているようでした。

更年期のめまいには服薬や生活習慣を整えることで改善を

今回の調査では、更年期にめまいが起こることがあるのかという質問に対し、半数以上の医師が「ある」と回答しました。
また、その原因としては「ホルモンバランスや自律神経の乱れ」が最も多く支持され、「ストレス」がその後を追う形になりました。
対処法は、「更年期の薬を服用する」ことが最も多く、「睡眠を十分にとる」「気分転換をする」などストレスを解消することも支持されました。
更年期障害の症状としてめまいがあることを理解した上で、症状緩和ができるよう、セルフケアができることが重要そうですね。
もし改善がない場合は、更年期の薬もあるようなので、病院を受診して医師に相談しましょう。

ツイート
この記事の著者

関連する記事