めまいと耳鳴りがする原因は?549名の医師に聞いてみました

めまいと耳鳴り
本調査では、耳鳴りを伴うめまいが生じた場合、94%の医師が病院へ受診すべきと回答しました。その原因は、主に「過労やストレス」が挙げられました。日頃から過労やストレスを溜めすぎないことが重要なようです。しかし、原因は一つだけでなく内耳の血流障害などの可能性も指摘されました。一概には言えないため、症状が続くようであれば医師の診察を受けることをおすすめします。また、めまいと耳鳴りで受診する診療科については耳鼻咽喉科が最適であるとの意見が多く得られました。耳鼻咽喉科で診察を受け、必要に応じてその他専門の科への紹介されることが最適な流れのようです。
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めまいでも気分が悪くなるのに、なかには耳の奥で何かが鳴っているような”耳鳴り”まで感じる方もいるようです。
その原因はいったい何なのでしょうか。
また、病院へ行こうにも、どの診療科へ行けばいいのかよくわからない方もいらっしゃいますよね。すぐに受診すべきか悩むこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は「めまいと耳鳴り」について、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科医、計549名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、3月19日〜3月22日にかけて行われ、耳鼻咽喉科、脳神経外科、一般内科、神経内科医549名の医師から回答を頂きました。

耳鳴りを伴うめまいの原因は、過労やストレス、内耳の血流障害

まずは、「耳鳴りを伴うめまいの原因として多いものは何なのか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 過労やストレス
  • 内耳の血流障害
  • 首のこりや肩のこり
  • 睡眠不足
  • 高血圧
  • 薬の影響・頭蓋骨のゆがみ
  • その他

以下が結果となります。

  • 60代男性 一般内科
    過労・ストレスなどにより睡眠不足があり、めまいが出ると思います。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科
    季節の変わり目・気圧の変化だったりします。原因不明のめまいも多いですが、ストレスの関与は大きいと思います。
  • 40代男性 一般内科 救急医療科
    過労・ストレス・睡眠不足が原因と考えられます。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    特に回転性めまいは、内耳疾患の可能性が高いと思われます。
  • 50代女性 一般内科 循環器内科
    自覚していないストレスのあることが多いような気がしています。
  • 40代男性 一般内科 腎臓内科
    ストレスや季節の変わり目に多いです。

今回の調査では「過労やストレス」が最も多く支持されました。また、医師からは過労やストレス、睡眠不足によってめまいが起こるといったコメントが多く寄せられました。

どうやら日々の溜まった疲れやストレスは、耳鳴りやめまいなどの体の不調となって現れてくることがあるようです。心身ともにしっかりと休んで、ストレスを解消する必要がありますね。

しかし、原因はこれだけでなく「内耳の血流障害」や「気圧の変化」といった場合もあるようです。

では、そんな耳鳴りを伴うめまいでは、病院に受診すべきなのでしょうか。

「耳鳴りを伴うめまいが続くようなら受診すべき」が59%

図2

  • 60代男性 一般内科 循環器内科 症状が続くようであれば受診すべき
    突然発病し、症状が長引くようであれば何か基礎疾患の精密検査をした方が良いです。慢性の発作性のめまいと耳鳴りであれば、専門の耳鼻科受診しても原因不明となり、お決まりの対症治療になる事が多いので受診の必要性は感じません。
  • 40代男性 耳鼻咽喉科 症状が続くようであれば受診すべき
    2〜3日様子見て変わらなければ受診すべきです。
  • 60代男性 一般内科 神経内科 症状が続くようであれば受診すべき
    めまいと耳鳴りの所見からは耳鼻科的な疾患が想定されますが、聴神経腫瘍をはじめ、重要な疾患の可能性もあることから受診が望ましいと考えます。
  • 40代男性 耳鼻咽喉科 症状が続くようであれば受診すべき
    翌日に症状が消失していれば様子を見てもいいと思いますが、続いているのであれば受診いただいたほうが安心です。
  • 50代男性 脳神経外科 すぐ受診すべき
    難聴や脳梗塞を伴う場合もあるので、鑑別診断が必要です。
  • 70代男性 耳鼻咽喉科 すぐ受診すべき
    単なるめまい症の時であれば経過を見ていても良いですが、時には突発性難聴の初期症状の場合があり、早期治療が望ましいと考えます。
  • 60代男性 一般内科 腎臓内科 すぐ受診すべき
    メニエール、前庭神経炎、突発性難聴など鑑別すべき疾患があるため、できるだけ早く受診すべきです。
  • 30代男性 一般内科 感染症科 どちらでもよい
    一度診断がついているならば、必ずしも受診する必要はありません。

調査の結果、「症状が続くようであれば受診すべき」と回答した医師が59%と最も多く、次に「すぐ受診すべき」が35%となり、受診を勧めた回答が94%を占める結果となりました。

医師のコメントを見ると「耳鳴りを伴うめまい症状がある場合、病院で受診すべきか」という質問に対し、脳梗塞や聴神経腫瘍など鑑別を要する重要な疾患の可能性もあるため、病院を受診すべきとした意見がいくつも見られました。

また、「すぐ受診すべき」と回答した医師の中には、「メニエール、前庭神経炎、突発性難聴など早期治療が望ましい疾患の場合があるため、できるだけ早く受診した方が良い」とした意見も頂きました。

遅かれ早かれ、耳鳴りを伴うめまい症状が出てひどい場合は病院に受診すべきだと言えそうです。

耳鳴りを伴うめまいの場合は、耳鼻咽喉科へ

では、病院を受診するにあたり、どの診療科へ行けばよいのでしょうか。

こちらも合わせて聞いてみました。

図3

  • 30代女性 神経内科 耳鼻咽喉科
    症状がそれほど強くなければ耳鼻科です。歩けないほどならば脳外科や神経内科、救急科もありです。
  • 50代男性 一般内科 耳鼻咽喉科
    回転性のめまいならば、9割方は耳鼻咽喉科領域の問題であり、耳鳴りがあるのなら尚更耳鼻咽喉科です。
  • 30代男性 一般内科 耳鼻咽喉科
    随伴症状の具合によって異なりますが、まずは耳鼻咽喉科で見て、異常があれば神経内科や脳外科が良いと思います。
  • 30代男性 一般内科 一般内科
    まずは一般内科で、その後振り分けていただきたいです。
  • 40代男性 一般内科 感染症科 神経内科
    一応、脳血管性を除外するためです。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 脳神経外科
    原因は様々ですが、脳が一番生命に関わりますので。
  • 50代男性 一般内科 感染症科 救急科
    脳血管障害などの鑑別が必要と思います。

「耳鳴りを伴うめまい症状が出た場合、どの診療科が最適か」という質問に対し、「耳鼻咽喉科」と答えた医師が80%以上となりました。

医師からは、症状の具合によるが、まずは耳鼻咽喉科で受診し、異常があれば脳外科や神経内科で受診するといったコメントを頂きました。

一方で、耳鼻咽喉科以外を回答した医師からは、より命に関わる疾患を先に除外するため、との意見が共通して見られました。

アンケート結果からは、まずは票が多く集まった耳鼻咽喉科を受診し、異常が認められた場合に脳外科や神経内科を受診すれば良いのかもしれませんね。

耳鳴りを伴うめまいが続くようであれば耳鼻咽喉科へ

本調査によれば、耳鳴りを伴うめまいの原因は「過労やストレス」、病院へ受診すべきかについては「症状が続くようであれば受診すべき」、どの診療科が適切かについては「耳鼻咽喉科」との回答が最も多い結果となりました。
耳鳴りを伴うめまい症状が生じた場合は、遅かれ早かれ病院へ受診すべきであり、まずは耳鼻咽喉科へ行くのがよさそうです。
そんな耳鳴りを伴うめまいにならないための予防策として、日頃から過労やストレスの溜めすぎないよう心がけて生活するようにしましょう。

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