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肩こり、首こりがめまいを引き起こすことはある?医師549名に聞いてみました

肩こり首こりとめまい
本調査では「肩こりや首こりがめまいを引き起こすことはある」という質問に対し、67%の医師が「ある」と回答。しかし、めまいには不定愁訴的な症状が合併することがあり、肩こりだけでなく不定な痛みを訴えることもあるといったコメントも見られたことから、必ずしも肩こりや首こりが原因とは限らないようです。首こりの対処法は「体操、ストレッチをする」が最も多く回答されました。また同じ姿勢を長く続けないことが良いといったアドバイスも頂き、適度に体を動かすことが“こり”の改善に繋がるようです。
めまい
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スマホやパソコンの画面を長時間見ていると感じる、首が固まったような”首こり”。
首だけでなく肩までこってしまうと、なんだかすごく疲れた感じがしますよね。この肩や首のこりと合わせて、めまいを感じることもあるようです。
何か関係があるのでしょうか。
そこで今回は、「肩こりや首こりがめまいを引き起こすことはあるのか」について、耳鼻咽喉科医、脳神経外科医、一般内科医、神経内科医549名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年3月19日〜3月22日にかけて行われ、耳鼻咽喉科医、脳神経外科医、一般内科医、神経内科医549名から回答を頂きました。

医師の67%が「肩こり、首こりがめまいを引き起こすことはある」

まずは、肩こり・首こりがめまいを引き起こすことはあるのか、医師に聞いてみました。

  • 50代男性 一般内科 消化器内科 たまにある
    首が原因のめまいもありますし、お互いに増悪因子となり得ます。
  • 60代男性 一般内科 神経内科 たまにある
    めまいには様々な不定愁訴的な症状が合併することがあり、肩こり等の不定な軽度の痛みを訴えることもあります。
  • 60代男性 一般内科 一般外科 たまにある
    肩こりに対処するとめまいが治ることがあるので、一部は関与すると思います。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 たまにある
    血流障害により起こるのでどちらの原因にもなると思います。
  • 50代男性 一般内科 たまにある
    めまいで精査をお願いして病院で検査をされ、頚椎症であった方は数名おられます。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科 大いにある
    肩こりからめまいではなく、ストレスからめまい、ストレスから肩こりだと思います。
  • 50代男性 脳神経外科 整形外科 大いにある
    筋緊張が強過ぎて目眩(めまい)として訴えてくる患者さんは意外に多い印象です。
  • 50代男性 一般内科 循環器内科 あまりない
    慢性の肩こりは多いのですが、めまいまではあまりないです。
  • 50代男性 アレルギー科 一般内科 あまりない
    めまい患者は多数診てきましたが、肩こり、首こりの対処でめまいが左右されたものというのはあまりないように思います。
  • 70代男性 一般内科 心療内科 ほとんどない
    肩こりは筋緊張が原因のことが多く、めまいの原因とは異なります。

調査の結果、「肩こりや首こりがめまいを引き起こすことはあるか」という質問に対し、「たまにある」と回答した医師がほぼ半数を占め、次に「大いにある」との回答が続き、合わせて「肩こりや首こりがめまいを引き起こすことはある」と回答した医師が67%となる結果となりました。

しかし「めまいには様々な不定愁訴的な症状が合併することがあり、肩こり等の不定な軽度の痛みを訴えることもあります」と意見を述べる医師もいました。
めまいには様々な症状が合併することがあるようですが、原因が証明されていないため、肩こりや首こりが原因であると断定はできないようです。

ですが、医師からは肩こりに対処するとめまいが治ることがあるとの意見も見られ、なかには原因となっているケースもあるようでした。

首こりの対処には、体操やストレッチで血流改善を

それでは肩こりや首こりによってめまいが引き起こされる場合、改善するにはどうすれば良いのでしょうか。
患者さんが自分でできる対処法について医師に質問してみました。

図2

  • 50代男性 一般内科 小児科 体操、ストレッチをする
    負荷とリラクゼーションをバランスよくかけていくことが良いと考えます。
  • 60代男性 一般内科 体操、ストレッチをする
    体操・ストレッチがよいと思いますが、続けられる人は少なく、薬物療法が必要なことが多いです。
  • 50代男性 アレルギー科 一般内科 体操、ストレッチをする
    体操、ストレッチをして同じ姿勢を長く続けないのが良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 一般外科 体操、ストレッチをする
    動かすのが危険な方以外は、どこでもすぐにできる局所の運動をお勧めしています。
  • 50代男性 アレルギー科 耳鼻咽喉科 体操、ストレッチをする
    力を抜くことです。体操が良いと思われますがこれでめまいを生じるようなら耳鼻科あるいは内科で精査してもらうことです。
  • 50代男性 耳鼻咽喉科 首をあたためる
    内服薬、外用薬も使いますが、お風呂などで温めるように勧めています。
  • 70代男性 一般内科 消化器内科 首をあたためる
    ホットパックなどで温めて血流を良くすることが効果的かと思います。
  • 40代男性 一般内科 膠原病科 ゆっくり湯煎につかる
    入浴による血流改善が効果的であった経験をしています。
  • 60代男性 一般内科 神経内科 首をほぐすツボを押す
    多くは筋肉の疲労等によるものであり、軽減することで改善することが多いです。
  • 40代男性 一般内科 その他
    首をおさえたりしないほうがいいです。漢方薬を服用するなどして血流をよくすると改善することがあります。

「首こり症状を緩和するために、患者さんが自分でできる対処法は何か」という質問に対し、「体操、ストレッチをする」と回答する医師が54%と半数以上を占めました。

医師からは同じ姿勢を長く続けない方が良いという意見や、どこでもすぐにできる局所の運動がおすすめであるとした意見が挙げられました。
デスクワークなどでは同じ姿勢をとることが多いため、積極的にストレッチなどを取り入れたいですね。

また他の回答をした医師のコメントでは、ホットパックなどを使用し温める、お風呂などで温めるといった意見が見られました。共通しているのは、体を温めるという点です。
体を冷やさないよう温めながら、こりの改善を図りましょう。

ストレッチなどで首こり、肩こりの改善を

本調査では「肩こりや首こりがめまいを引き起こすことはある」と回答した医師が67%と、実に半数以上の医師が肩こりや首こりとめまいの関連性はあると考えていることがわかりました。
首こりの対処法は「体操、ストレッチをする」が最も多く回答されました。軽い運動を行い、血流をよくすることが大切なようです。
デスクワークなどの途中でも、背筋を伸ばしたり、首をまわしたりストレッチをするように気を付けたいですね。
めまいに伴って肩こりや首こりの症状がある方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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