下痢が起きているときのおすすめの食事とは?医師523名に聞いてみました

下痢のときの食事
今回の調査では、「下痢の際に摂取すると良い食べ物は?」という質問に対し、「うどん」が最も多く支持を集める結果になり、その後を「ヨーグルト」、「米(おかゆ)」が続きました。うどんや米(おかゆ)を選んだ医師からは、理由として消化がよく、水分も多く含まれていることが挙げられました。また、ヨーグルトを選んだ医師からは、腸内環境を整えることに期待する声が多く寄せられました。下痢が起こる原因の一つとして腸内環境の乱れが挙げられるため、その改善に繋がるようです。
下痢
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つらい下痢の症状。下痢だけでなく、腹痛などが現れる方も中にはいらっしゃり、苦しめられた経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
また、下痢になるとトイレに行く回数は増え、外出もままならないといった事態に陥ってしまうこともあるかと思います。
そんな厄介な下痢ですが、症状が現れたときおすすめの食べ物はあるのでしょうか。
そこで今回は、下痢が起きているときのおすすめの食べ物について、一般内科医、消化器内科医、計523名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月1日〜4月4日にかけて行われ、一般内科、消化器内科医、計523名から回答を頂きました。

下痢のときに最もおすすめな食べ物は「うどん」

「下痢の際に摂取すると良い食べ物は?」という質問に対し、次の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • うどん
  • 豆腐
  • 白身魚
  • 鶏肉
  • 食物繊維の少ない野菜
  • ヨーグルト
  • 果物
  • その他

以下が結果となります。

今回の調査では、「うどん」が最も多く回答されました。2位の「ヨーグルト」、3位の「米」に対し、うどんは40%以上と大きな差をつけて支持されています。

これほど多くの医師がうどんを選んだ理由は、何なのでしょうか。医師のコメントを見ていきましょう。

下痢にはうどんが良いと回答した医師

  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    火を通した消化の良いものを少なめにと指導しています。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    消化の良い、おかゆ、おじや、うどんの煮込んだものの摂取をお勧めしています。
  • 30代男性 一般内科
    水分摂取と合わせて、やや軟らかめにゆでて食べてほしいです。
  • 60代男性 一般内科
    やはり、よく煮込んだうどんが良いと思います。
  • 30代男性 消化器内科
    水分が多く、消化しやすいものがよいと思います。

そもそも下痢とは、排便中の水分が増加し、泥上・液状の便を排泄する状態のことをいいます。下痢が発生する原因としては、腸の粘膜の障害によるものや、腸の活発な蠕動運動(せんどううんどう)によるもの、腸の粘膜からの腸液分泌作用が活発になるものがあります。
参考:下痢|国立がん研究センター

医師からのコメントでは、消化にいいものがよいという意見が多く見られました。このため、「うどん」が支持されたようですね。

また、「水分摂取と合わせて、やや軟らかめにゆでて食べてほしいです」と医師からアドバイスを頂きました。消化にいいだけでなく、水分を多く含んでいることもポイントのようです。

さて、うどんは消化によく、さらに水分が多く含まれていることからぴったりの食べ物だということがわかりました。

続いては、うどんに次いで支持された「ヨーグルト」と「米」を選んだ医師のコメントを見ていきましょう。

ヨーグルトが良いと回答した医師

  • 50代男性 一般内科 循環器内科
    症状が続くようであればヨーグルトです。
  • 50代男性 アレルギー科 一般内科
    腸内細菌の乱れの補正を期待しています。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    ヨーグルトによる善玉菌の補給です。
  • 50代男性 一般内科
    腸内細菌叢の改善のためです。
  • 30代男性 一般内科 消化器内科
    整腸作用を期待して食べています。
  • 40代男性 消化器内科
    ヨーグルトはいいと思いますが人によるでしょう。

ヨーグルトを選んだ医師の多くは、腸内細菌の改善や整腸作用を期待していることが分かります。
ヨーグルトは腸内環境にいいという話は、インターネットやテレビなどでも紹介されています。ヨーグルトを摂取することによって、腸内環境を整え、下痢の症状の改善へと繋がるようですね。

しかし医師からは「ヨーグルトはいいと思いますが人による」という意見も頂きました。すべての方にヨーグルトがおすすめというわけではないとのことです。

米が良いと回答した医師

  • 50代男性 一般内科
    穀類は便秘型、米はお粥にして下痢の経口摂取に用います。
  • 30代男性 消化器内科 消化器外科
    やはりおかゆでしょうか。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科
    やはり消化の良い炭水化物でしょうか。脂質は控えるよう指導します。
  • 40代男性 一般内科
    おかゆかおもゆが、下痢で弱った消化管にはよいと思います。
  • 40代男性 アレルギー科 一般内科
    消化に良い粥状にすると良いと思います。

米を選択した医師の多くは、「おかゆ」を推奨していることがわかりました。
昔から体調が悪いときはおかゆと連想されるように、おかゆは消化によく水分をたっぷりと含んでいます。このことから、うどんと同じ理由ですすめられているようでした。

また、医師からは脂質は控えるよう指導するといったコメントを頂きました。
脂質が多い食品は消化しにくいことから、下痢など体調を崩しているときには向かない食べ物のようです。
参考:東京都病院経営本部 胃腸の調子が悪い時の食事

体調が悪い時に症状を悪化させないよう、一度食べるものを見つめなおすのもいいかもしれません。

つらい下痢には、うどんやヨーグルト、米(おかゆ)

本調査によれば、つらい下痢の症状に最もおすすめの食べ物は、「うどん」という結果となりました。次いで「ヨーグルト」、「米(おかゆ)」が多くの医師から選ばれました。
うどんは消化によく、水分を多く含んでいることから、体調が芳しくないときにおすすめの食べ物のようです。同じ理由で、米(おかゆ)も多くの医師が支持しました。
また、ヨーグルトは腸内環境を整える効果があるため、下痢を起こしているときにおすすめの食べ物です。
一方、脂質が多い食べ物は消化に悪いため、避けた方がよいでしょう。
下痢の時は早くよくなるよう、適切な食事を摂っていきたいですね!

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