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花粉症による目の症状に目薬(点眼薬)は効果的?医師521名に聞いてみました

花粉症の目薬
「花粉症を原因とする目の症状の緩和に対し、アレルギー用点眼薬は効果的だと思われますか」という質問に対し、92%の医師が効果はあると考えていることがわかりました。しかし、効果は人による、あくまでも対処療法との意見が寄せられています。また、多くの医師からは花粉自体から身を守るなど、花粉症対策を行う必要性が指摘されました。
花粉症
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花粉が舞う季節になり、花粉症を患っている方には苦しいシーズンが到来しました。
花粉症の症状といえば鼻水や鼻づまり、くしゃみなどが有名です。
しかしそれだけではなく、「目」に症状が現れることもあるようです。
そこで今回は、花粉症による目の症状や目薬(点眼薬)について、医師521名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年3月10日〜3月13日にかけて行われ、一般内科医、アレルギー科、眼科医、計521名から回答を頂きました。

花粉症による目の症状はかゆみが主

そもそも花粉症とは、花粉が原因で引き起こされるアレルギー疾患です。

とある市のホームページでは、以下のように花粉症のメカニズムについて説明されていました。

花粉による「アレルギー性結膜炎」などの症状はなぜ起こるのでしょう。人の身体には、体内に入ってきた最近やウイルスといった異物を排除しようとする免疫が備わっています。ただし、異物が人の身体にあまり害を及ぼさないもの、例えば、花粉やハウスダストといった異物では、免疫が働かない仕組みになっています。
しかし、アレルギー体質の人では免疫が過剰にはたらくため、結果として自身の身体に障害を与えるケースがあります。これをアレルギーといいます。花粉によるアレルギーである花粉症を発症する人は年々増加しています。
その原因としては、花粉飛散量の増加、大気汚染、住環境の変化などが考えられます。
引用:菊池市 花粉症と目のアレルギーについて

そんな花粉症ですが、目にはどのような症状が現れるのでしょうか。

前回調査した「花粉症による目の症状とは?どう対処すればいい?医師520名に聞いてみました」という記事の中で、下記のように説明しました。

医師の回答の多数を占めたのは「目のかゆみ」でした。やはり多くの方がこの症状で苦しんでいるようです。
その後を「目の充血や涙」「まぶたの腫れ」が続く結果となりました。

また、医師からは「かゆみ、涙が主ですが、手でこすることによる腫れや充血もあります」
「目のかゆみなど目の中の症状とまぶたなど目の周りの赤みが複合することが稀にあります」といったコメントを頂きました。

引用記事:
花粉症による目の症状とは?どう対処すればいい?医師520名に聞いてみました

やはり目のかゆみに悩まされている方は多いようです。
鼻の症状だけでなく、目の症状も併発し、より一層大変な思いをしている方もおられるのではないでしょうか。

また、ひどい目のかゆみに耐え切れず、かきたい衝動にかられることもあるのではないかと思います。
しかし目をかいてしまうと、充血したりまぶたが腫れてしまったりと症状が悪化する負のスパイラルに陥ってしまうようです。

このような症状を緩和させるため、目薬(点眼薬)を用いようと考える方も多いのではないかと思います。
このような花粉症が原因の場合でも目薬(点眼液)は効果があるのでしょうか。医師に聞いてみました。

92%の医師が目薬(点眼薬)は「効果はある」と回答

図1

「多少効果はある」と回答した医師が48%、「効果はある」と回答した医師が44%と、ほとんどの医師が効果を認めていることがわかります。
また、効果はないと回答した医師は一人もいませんでした。

それでは各回答をした医師のコメントを見ていきましょう。

花粉症の目の症状に目薬(点眼薬)は多少効果はある

  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    多少の効果はあるように思います。
  • 50代男性 アレルギー科 一般内科
    ある程度は効果が期待できます。
  • 50代男性 アレルギー科 一般内科
    ひどいときの改善は困難です。
  • 50代男性 一般内科
    なにもしないよりは効果あると思います。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    即効性には欠ける印象です。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    効く人、効かない人がわかれます。
  • 50代男性 一般内科 循環器内科
    無いと痒いです。また流す効果も多少あると思います。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    おそらく洗浄+抗アレルギー点眼薬の併用が、一番効果があるのではないでしょうか。
  • 40代男性 一般内科 神経内科
    アレルギー専用点眼もそうですが市販の点眼薬も一定効果がありそうです。
  • 30代男性 一般内科
    アレルゲンを避けなければ結局意味はないと思います。
  • 30代男性 一般内科
    完全には良くならなくとも効果はあると思います。
  • 30代男性 一般内科
    少しは効果がありますが、あまり効果がない場合もあります。
  • 40代男性 一般内科
    対症療法なので、どうしても限定的にはなります。

「多少効果はある」と回答した医師からは、「ひどいときの改善は困難です」「効く人、効かない人がわかれます」といった意見を頂きました。
また、「対症療法なので、どうしても限定的にはなります」との意見が挙げられました。
目薬(点眼薬)による効果は認められるものの、対処療法のため花粉症の症状すべてに効果が現れるわけではないようなので、その点は注意が必要ですね。

続いて、「効果はある」と回答した医師のコメントを見ていきましょう。

効果はある

  • 60代男性 一般内科
    効果はありますがその前に花粉対策を行ってほしいです。
  • 50代男性 一般内科
    点眼薬は患者さんにとって不評を頂いたことはありません。
  • 50代男性 一般内科 呼吸器内科
    軽症から中等症には効果はあります。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    メガネなどで花粉暴露を防いで、少しある痒みには効果十分の印象です。
  • 60代男性 一般内科
    全ての薬剤にいえますが、効く人には効きます。
  • 60代男性 一般内科 呼吸器内科
    効果はあります。内服と合わせるとさらに良いです。
  • 60代男性 一般内科 呼吸器内科
    特に目の痒みには効果があります。
  • 30代男性 眼科
    ただし、有効成分の効果が弱いもの強いもの両方あります。
  • 40代女性 眼科
    効果は劇的ではないもののあると思います。
  • 60代男性 眼科
    眼の症状を軽減します。でも鼻や喉の症状には効果がありません。
  • 40代男性 一般内科
    ただ、個人差が大きいように思います。
  • 30代男性 眼科
    自分も使っていますが効果あると思います。
  • 50代女性 眼科
    やはり症状所見が改善します。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    自分でも効果があると思います。
  • 40代男性 一般内科
    患者さんからも効果はあるとの声が多いです。

「効果はある」と回答した医師からは、実体験や患者様からの声を交えたコメントを多く頂きました。また、内服薬とあわせて使用するとさらに効果的との意見も寄せられました。

しかし、「効果はありますがその前に花粉対策を行ってほしいです」といった意見も頂きました。
前項でも指摘されたように、目薬(点眼薬)は対処療法でしかないため、原因の治療ではありません。
症状を改善するためにも、花粉自体から身を守る必要があるようですね。

最後に、「あまり効果はない」と回答した医師のコメントを見ていきましょう。

あまり効果はない

  • 60代男性 一般内科 循環器内科
    使用しても効かないという患者さんが多いです。
  • 60代男性 一般内科 消化器内科
    自分の経験では効果は不十分でした。
  • 70代男性 一般内科 一般外科
    人によって改善はまちまちです。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    したときの短時間のみの効果だからです。
  • 30代男性 一般内科
    花粉への暴露をさけるのが第一ですね。

「あまり効果はない」と回答した医師からは、実体験に基づくコメントや、短時間のみしか効果が現れないためなどの意見を頂きました。
やはり人によって効果に差が生じるようです。

また、「花粉への暴露をさけるのが第一ですね」とのコメントも頂きました。
先述したように、そもそもの原因である花粉から身を守ることの大切さがわかります。

目薬(点眼薬)は効果あり。しかし花粉から身を守ることが大切。

今回の調査では、花粉症による目の症状に、目薬(点眼薬)は効果があるかについて聞いてみました。その結果、92%の医師がその効果を認めていることがわかりました。
実体験や患者からの反応を交えたコメントも頂いており、目薬(点眼薬)の効果は人よって差があることも事実のようです。
また、重症の場合は効果が表れにくい、対処療法であるため根本の解決方法ではないとの意見を頂いております。
まずは花粉自体から身を守り、症状を悪化させないようにすることが大切ですね。

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