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動悸が起きた場合の対処法はどうすればいい?医師549人アンケート調査

動悸の対処法
今回の調査では、動悸が起きた際の対処法として「ストレスを発散する」を挙げた医師が最も多く、その後を「アルコールやタバコをやめる」「安静にする」「早めに医療機関を受診する」と続きました。動悸の原因は、ストレスなど自分で対処できるものもあるようですが、治療が必要な病気がある場合もあります。それを見逃さないようにするためにも、気になるようであれば一度受診した方がいいかもしれません。
医療の現場
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「胸がドキドキする」「脈が速い気がする」といった症状が気になるとき、どのように対処したらいいと思いますか?
いつもなんとなく安静にしている、病院に行った方がいいのかどうか迷っている、という方ももしかしたらいるかもしれません。
しかし、動悸は心臓などの病気が原因で起こっている場合もあり、安静にするだけでは心配になることもあるのではないでしょうか?

そこで今回は、一般内科医、循環器内科医、心療内科医549人に動悸が起きた場合の対処法について聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月15日〜4月16日にかけて行われ、一般内科医、循環器内科医、心療内科医549人から回答を頂きました。

動悸に対して有用な対処法は、ストレス発散と禁酒・禁煙、安静

「動悸に対して有用だと思われる対処法は何だと思いますか」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • アルコールやタバコをやめる
  • ストレスを発散する
  • 安静にする
  • 水分補給を心がける
  • 早めに医療機関を受診する
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、動悸が起きた際の対処法として「ストレスを発散する」を挙げた医師が最も多く、その後を「アルコールやタバコをやめる」「安静にする」「早めに医療機関を受診する」と続きました。
動悸の対処には、医療機関の受診以外にストレス発散や安静、生活習慣の見直しも大事なようです。

それぞれの回答をした医師のコメントを見ていきましょう。

動悸はストレス発散・安静で落ち着くことも多い

  • 40代男性 一般内科
    まずは安静にするだけで落ち着くことも多いです。
  • 50代男性 一般内科 
    精神的に落ち着くことが大事です。
  • 30代男性 一般内科 
    ストレスの誘因を排除することです。
  • 40代男性 心療内科 
    ストレスを軽減して不安を抑えることです。
  • 30代男性 一般内科 
    ストレス解消や安静にて改善するかどうか対応します。
  • 40代男性 一般内科 
    不安にならないよう指導しています。
  • 50代男性 一般内科 家庭医療 
    多くはストレスを解消したり、気にしないようにすると自然に消退します。
  • 60代男性 一般内科 
    深呼吸をします。一時的には、そこそこ効きます。
  • 30代男性 一般内科 
    頻度や強さにもよりますが、大部分は安静・ストレス発散で何とかなります。
  • 50代男性 一般内科 総合診療
    安静にして経過観察で良いと思います。
  • 50代男性 一般内科
    安静にしていても軽減しなければ受診した方が良いです。
  • 30代男性 一般内科 
    リラックスや認知行動療法的なアプロ-チですね。

動悸への対処法に関して「ストレスを発散する」「安静にする」と回答した医師のコメントを見ると、

  • ストレス発散や安静で軽減することが多い
  • まずは安静にして様子をみる
  • 安静にして軽減しなければ受診を勧める

という内容がみられました。

精神的なストレスが原因で動悸を感じているケースも多いようで、まずはストレスの原因になっているものを取り除いたり、リラックスしたりすることで軽減する場合もあるようです。
ただし、人によって動悸の原因は違っており、対処法としてストレス発散や安静が有用であるとは限りません。
もしも、これらの対処法で軽減しないのであれば、受診した方が良さそうです。

動悸の軽減のためには、生活習慣の改善も必要

  • 40代男性 一般内科 
    禁煙は重要だと思います。
  • 40代男性 心療内科 
    アルコ-ルは有害だとおもわれます。
  • 60代男性 老年内科 心療内科
    タバコが特によくないので絶対に禁止させます。
  • 30代女性 一般内科 
    アルコ-ル類やタバコなど明らかな場合は、まずそれをやめてもらいます。
  • 60代男性 一般内科
    カフェイン多量摂取が多いと思います。
  • 40代男性 一般内科 健診・予防医学
    日常生活の見直しが大切です。
  • 50代男性 一般内科 
    水分をとって、安静にすることですね。
  • 40代女性 一般内科 産業医
    これからの季節は熱中症が心配です。
  • 50代男性 循環器内科
    睡眠不足・疲労の蓄積も要因です。
  • 40代女性 心療内科 
    自分の生活習慣など様々なことが重なって症状が出ることも多いです。

動悸の有用な対処法として「アルコールやタバコをやめる」と回答した医師のコメントを見ると、「アルコールやタバコは控えるべき」「明らかな原因があるならやめてもらう」というコメントが多数ありました。カフェイン、アルコール、タバコなど動悸を起こす要因があるのであれば、まずはそれを排除した方がいいようです。

また、「水分補給を心がける」と回答した医師のコメントには、「脱水であることが多い」「熱中症の季節は特に注意が必要」との意見もありました。
そのほか、睡眠不足・疲労を原因として指摘するコメントや、さまざまな要因が重なって動悸を引き起こすこともあるとのコメントもみられました。

病気かどうか調べるためにも受診は大切

  • 50代男性 一般内科 循環器内科
    心配なら、病院に行った方がいいのではないでしょうか。
  • 70代男性 一般内科 循環器内科
    症状が持続すれば受診すべきです。
  • 50代男性 心療内科 
    まずは医療機関を受診して鑑別診断を受けるべきです。
  • 50代男性 一般内科
    重症感があれば受診を勧めます。
  • 60代男性 一般内科
    まずは、精査して、危険な状態を否定したいですね。
  • 50代男性 一般内科 
    受診して安心感を得たほうがいいでしょう。
  • 60代男性 一般内科 
    とにかく除外診断が大切だと思います。
  • 50代男性 一般内科 
    自覚症状が強いときは循環器内科への受診を勧めます。
  • 60代女性 一般内科 
    気になるほどの動悸なら受診すべきでしょう。
  • 50代男性 一般内科 
    1回は治療の必要な病気が原因でないかどうか見た方が良いでしょう。
  • 50代男性 一般内科 
    原因を見つけないと対応もできません。
  • 60代男性 一般内科 
    症状が続くようなら医療機関を受診したほうが良いと思います。
  • 40代男性 一般内科 
    医療機関を受診した上で検査や処置があり、投薬があるかないか、そして指導があるものと思います。また医療機関を早めに受診すれば他の選択肢が生活指導として出くわす場合もあるでしょうし、受診が必要な動悸に対して指導のみ行って終わりということもありません。

「早めに医療機関を受診する」と回答した医師のコメントには、「治療が必要かどうか、1度は精査した方がよい」との意見が多数みられました。原因がわからないと適切な対処方法も提示できないため、気になる症状があるのであれば受診をした方がよいとのことです。

また、受診することで原因がはっきりすれば安心感も得られるので、そのためにも受診した方がよいのではないかとのことでした。
動悸の原因はストレスが多いとしても、状況に応じて医療機関の受診も大切といえそうですね。

動悸の対処法は、医療機関の受診も視野に

今回の調査では、動悸に対して有用だと考えられる対処法は何かという質問に対し、「ストレスを発散する」を挙げた医師が最も多く、その後を「アルコールやタバコをやめる」「安静にする」「早めに医療機関を受診する」と続きました。

コメントでは、動悸の原因は、ストレスなど自分で対処できるものもあるようです。しかし、治療が必要な病気が原因となっている場合もあり、それを見逃さないようにするためにも、気になるようであれば一度医療機関の受診する方がよさそうです。

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