動悸の症状って具体的にどんなものなの?すぐに受診した方がいい?医師549人アンケート調査

動悸の症状
今回の調査では、動悸の具体的な症状として、「心臓がドキドキするのを感じる」と答えた医師が最も多く、次に「脈の乱れや脈が飛ぶ」、「いつもより心臓の動きが早い」が続きました。また、受診を急いだ方がよい場合は、「失神」、「胸痛」、「息切れ、呼吸困難」を伴う時という回答が上位を占める結果となりました。失神や胸痛、呼吸困難などを伴う動悸は重症な疾患である可能性もあり、早めに受診をしたほうが良さそうです。
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胸がドキドキする…これが動悸なの?そんなふうに心配に思っている人もいるかもしれません。
どんな症状を動悸というのか?受診は必要なのか?など、気になることもありますよね。
心臓に異常があるのでは?と重い病気を連想しやすいぶん、不安になってしまうことも少なくないかもしれません。

そこで今回は、一般内科医、循環器内科医、心療内科医549人に、動悸の具体的な症状と受診を急いだ方がよい場合について聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月15日〜4月16日にかけて行われ、一般内科医、循環器内科医、心療内科医549人から回答を頂きました。

動悸の具体的な原因は心臓の動きや脈に関する表現が多い

動悸の症状として、「具体的に訴えることが多い症状、同時に訴えることが多い症状は何ですか」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 心臓がドキドキするのを感じる
  • いつもより心臓の動きが早い
  • 脈の乱れ、脈が飛ぶ
  • 呼吸困難
  • 胸痛
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 失神
  • 発汗
  • 不安感
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「心臓がドキドキするのを感じる」と答えた医師が最も多く、次に「脈の乱れや脈が飛ぶ」、「いつもより心臓の動きが早い」が続きました。
それぞれの回答を選んだ医師のコメントを見ていきましょう。

ドキドキや脈が飛ぶなどの表現が多いものの、人それぞれ

  • 50代男性 一般内科 循環器内科
    ドキドキすると言われることが多いです。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科
    脈が飛ぶ感じがすると訴えます。
  • 40代男性 一般内科 
    ドキドキする感じが多い印象です。
  • 60代男性 一般内科
    鼓動を強く感じています。
  • 40代男性 一般内科
    速い脈を自覚することでしょう。
  • 60代男性 一般内科
    心臓がどきどきする、脈が飛ぶという訴えが多いです。
  • 50代女性 一般内科
    胸が躍るとか、どくどくと血管が音をたてるなどの表現もあります。
  • 50代男性 一般内科 
    胸がチクチクしますという方が多いです。
  • 50代男性 循環器内科
    ぞわぞわする.と表現する患者さんもいます。
  • 40代女性 一般内科
    原因が何かによって同時に訴える症状は変わってきますが、脈が飛ぶ、心臓が飛び出すような感じなどと表現されることも多いです。

動悸の具体的な症状に関する医師のコメントを見ると、

  • 心臓がドキドキするという訴え
  • 鼓動を強く感じる
  • 脈の速さや飛ぶ感じ

という内容がみられました。
どうやら動悸で受診する患者さんの具体的な訴えは、ドキドキや脈が飛ぶなどの表現が多いようです。
また、「胸が踊る」「血管がどくどくと音を立てる」「胸がチクチクする」「心臓が飛び出すような感じ」など、患者さんによって表現が様々であることも多いようです。

さて、このような動悸の症状を感じた場合、病院にいくべきなのでしょうか。

次に、動悸にどんな随伴症状があると受診を急いだ方が良いのか聞いてみました。
※随伴症状…病気に伴う症状のこと

失神、胸痛、息切れ、呼吸困難がある動悸は受診を急いだ方がよい

動悸の症状の中で、「受診を急いだ方がいい動悸の随伴症状は何ですか」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 胸痛
  • めまい
  • 失神
  • 息切れ、呼吸困難
  • 脈の乱れ、脈が飛ぶ
  • 頭痛
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「失神」や「胸痛」、「息切れ、呼吸困難」と答えた医師が上位を占める結果となりました。
なぜこうした随伴症状がある動機は受診を急いだ方がいいのでしょうか。
それぞれの回答を選んだ医師のコメントを見ていきましょう。

失神や胸痛、呼吸困難が伴うと重篤な病気の可能性あり

  • 60代男性 一般内科 
    重症不整脈の可能性が高いです。
  • 50代男性 一般内科 循環器内科
    胸痛は心筋梗塞のことがあります。
  • 50代男性 循環器内科
    虚血発作、アダムススト-クス、心不全は入院の適応になることが多いです。
  • 40代男性 一般内科   
    急性冠症候群や大動脈解離など緊急を要する疾患の症状です。
  • 40代男性 一般内科 
    意識障害や呼吸困難は緊急性が高いです。
  • 50代男性 一般内科   
    眼前暗黒感、失神を伴う場合は徐脈頻脈症候群、心室頻拍の可能性があります。入院すべきです。
  • 60代男性 一般内科 
    生死に関わることがありえます。
  • 50代男性 循環器内科
    意識消失は突然死の可能性あり、緊急検査が必要と思います。
  • 50代男性 一般内科 
    失神は房室ブロック等、重大な疾患が隠れている可能性があるのですぐに受診をすすめます。
  • 40代男性 循環器内科
    失神して、頭部外傷を来たす危険性があるためです。
  • 60代男性 一般内科 
    失神は受診以前に救急搬送対象でしょう。

受診を急いだ方がいい症状として「失神」「胸痛」「息切れ、呼吸困難」が挙げられていましたが。
医師のコメントによれば、重症な不整脈や心筋梗塞、心不全といった病気の検査や治療が必要な可能性があり、緊急性も高いとの意見が見られました。
場合によっては生死に関わる場合もあることや、すぐに受診した方がいいといった医師の意見もみられました。
また、失神に関しては、救急搬送の対象であったり、倒れたときに頭に怪我を負ったりすることもあるため、注意が必要との意見もありました。

症状だけではどんな病気が隠れているかわからない

  • 50代男性 一般内科   
    随伴症状は全てレッドフラッグサインです。
  • 50代男性 一般内科 
    どれも急いで治療を行う必要のある疾病の可能性があると思います。
  • 40代男性 一般内科 
    上記の症状があれば早めの受診です。
  • 60代男性 一般内科 
    何はともあれ受診は必要です。
  • 60代男性 心療内科 
    高齢者では何が隠れているか分からないです。
  • 30代男性 一般内科 
    全部急いでもらいたいです。
  • 50代男性 一般内科 
    症状だけではわからないからとりあえず受診を。

「失神」「胸痛」「息切れ、呼吸困難」以外の症状も選択していた医師のコメントを見てみると、「どの症状も受診が必要」「症状だけではわからない」といった意見が見られました。
また、どんな病気が隠れているかわからないため、特に高齢者では注意が必要であるとのコメントもありました。
症状だけでは一概に判断できないこともあるようで、動悸になんらかの随伴症状があるときは受診したほうがよいのかもしれませんね。

動悸や随伴症状が気になるときは、受診を検討する必要あり

今回の調査では、動悸の具体的な症状として、「心臓がドキドキするのを感じる」と答えた医師が最も多く、次に「脈の乱れや脈が飛ぶ」、「いつもより心臓の動きが早い」が続きました。
また、受診を急いだ方がよい動悸の随伴症状として「失神」、「胸痛」、「息切れ、呼吸困難」と答えた医師が上位を占める結果となりました。
医師のコメントでは、失神や胸痛、呼吸困難などを伴う動悸は、重症な病気の可能性を指摘する内容が見られ、これらの随伴症状を伴う動悸の場合は、早めに受診をしたほうが良さそうです。

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