上がったり下がったりする発熱の対処法って?病院は受診するべき?医師523人に聞いてみました

熱の上がり下がり
熱が上がったり下がったりする場合に適している自宅での対処法を聞いてみたところ、「家で安静にする」と回答した医師が69%と最も多く、続いて「水分補給をこまめに行う」と回答した医師が58%となりました。医師のコメントでも、まずは安静にして、脱水症状の防止として水分補給をしっかりとすべきといった意見が目立ちました。病院を受診すべきかどうかについては、「症状が続くようであれば受診するべき」が74%と一番多く、次に「すぐ受診するべき」が続きました。上がったり下がったりする発熱の場合は、まず家で安静にし、症状に改善が見られず辛い場合は病院を受診すると良さそうです。
発熱
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熱が上がったり下がったりする際、悩んだ経験はありませんか?
熱が下がったと思ったら、また熱が上がったりすると、何か深刻な疾患にかかっていないか、心配になる人も多いのではないでしょうか?またそういった症状がみられる場合、病院を受診した方がいいのか、気になりますよね。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医523人に、上がったり下がったりする発熱の対処法と病院を受診するべきかどうかについて聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月30日~2018年5月1日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医523人から回答を頂きました。

 

熱が上がったり下がったりする場合に自宅でできる対処法は?

「熱が上がったり下がったりする場合の、自宅での対処法として適しているものはなんですか」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 家で安静にする
  • 身体を温める
  • 水分補給をこまめに行う
  • 消化しやすい食事をとる
  • 睡眠を十分にとる
  • 解熱鎮痛剤を使用する
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図1

集計結果では、家で安静にすると回答した医師が69%と一番多く、水分補給をこまめに行うが58%とこれに続きました。どちらも過半数を超える医師に推奨されていますね。
では、それぞれの医師のコメントを見ていきましょう。

まずは家で安静にして経過をみること

  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    安静が重要と思われます。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする
    なるべく安静にしておくべきです。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする
    安静で様子を見ます。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする
    安静が一番だと思います。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・睡眠を十分にとる
    ベッドの上で安静でいいと思います。
  • 70代男性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・睡眠を十分にとる
    安静にして療養が基本です。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    休息が大切と思います。
  • 50代男性 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    安静と水分補給が大切です。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする
    安静で経過観察がいいでしょう。

医師の回答を見ると安静にすることが一番、とのコメントが多く見られました。
とにかくまずは安静にして、症状が改善するように努めてみることが大切と言えそうです。熱が上がったり下がったりすると戸惑いますが、心を落ち着けて安静にしてみましょう。

脱水予防のためにも水分補給をしっかりと

  • 60代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    脱水状態は怖いですね。
  • 60代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    脱水に注意です。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    安静と脱水予防の水分摂取が大切です。
  • 40代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    水分摂取が一番大切だと思います。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・睡眠を十分にとる
    水分をしっかりとって、とにかく寝ることです。
  • 60代女性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    水分補充が一番です。
  • 70代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・睡眠を十分にとる
    水分補給をして、安静にすることです。
  • 40代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    水分補給をこまめに行うことです。

次に水分補給をしっかりといったコメントが多くありました。脱水を心配する声も多数みられたことから、水分補給をしっかり行うことは大切と言えそうです。
なお、脱水症状については、以下のHPで説明されていますので、参考にしてみてください。

脱水症状とは

「脱水症」とは、体内の水分が足りない状態のことをいいます。「脱水」になると、自覚症状としては口の渇きや体のだるさ、立ちくらみなどを訴えることが多いです。皮膚や口唇、舌の乾燥、皮膚の弾力性低下、微熱などが起こります。そのほかに食欲低下、脱力、意識障害、血圧低下、頻脈なども出現しやすいです。
引用:脱水症状|長寿科学振興財団

熱が上がったり下がったりしている場合、病院は行った方がいい?

熱が上がったり下がったりする場合、重度の疾患を抱えていないか、心配になりますよね。その場合、病院へは行った方がいいのでしょうか。
続いて「熱が上がったり下がったりする場合、病院を受診すべきだと思いますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 症状が続くようであれば受診するべき
  • すぐ受診するべき
  • どちらでもよい
  • 受診しなくてよい

以下のグラフが結果となります。

図1

症状が続くようであれば受診するべきと回答している医師が74%と一番多い結果となりました。次に「すぐ受診するべき」が17%と続きました。
それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

症状が続いている場合は受診するべき

  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    続くようなら、受診した方がいいです。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    症状が改善しないと受診ですね。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    2~3日続くようなら受診を。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    2-3日続くなら受診したほうが良いです。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    長く続けばそうすべきです。
  • 40代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    症状が続くようであれば受診するべきです。
  • 40代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    数日続いて解熱傾向がないようなら受診すべきです。
  • 40代男性 一般内科 すぐ受診するべき
    長びく時は受診すべきです。

一番多く見られたコメントは、症状が続く時は受診すべきといったものでした。2〜3日続くようであれば受診するようにとの意見もあり、症状が続くようであれば、あまり無理はせずに病院の力を借りた方が良さそうですね。

症状が続く場合、ただの風邪ではない可能性も

  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    疾患により特異的な熱型もあるので受診しても良いです。
  • 60代女性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    単なる感冒でないこともあるので。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    重大疾患がないか鑑別が必要です。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    さまざまな要因が考えられますから、素人判断は危険な場合があります。
  • 30代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    薬剤熱や膠原病の精査をしましょう。
  • 40代男性 一般内科 すぐ受診するべき
    インフルエンザが多いです。
  • 50代男性 一般内科 すぐ受診するべき
    肺炎・インフルエンザを考えます。
  • 40代男性 一般内科 すぐ受診するべき
    膠原病などの可能性もあるので。
  • 50代女性 一般内科 すぐ受診するべき
    成人スティル病のことがあります。

受診すべきとの意見をあげる医師の中には、重大な疾患との鑑別が大事としたコメントもある一方で、具体的な疾患の可能性を挙げる方もいました。
医師のコメントで挙げられた病気は、インフルエンザ、肺炎、膠原病などでした。
熱が上がったり下がったりする状態が長引く場合は、病院を受診した方がよさそうです。

まずは家で安静に。改善が見られなければ病院へ

今回は、上がったり下がったりする発熱の対処法と病院を受診するべきかどうかについて医師に聞きました。
本調査によると、上がったり下がったりする発熱に適した対処法としては、家で安静にすること、こまめな水分補給が挙げられていました。
また、病院を受診するべきかどうかについては、症状が継続するならば受診した方が良い、という意見が最も多い結果となりました。長引く場合は、インフルエンザや肺炎といった、ただの風邪ではない可能性もあるようです。
熱が上がったり下がったりすると心配になり、どうしたら良いものか戸惑いますよね。まずは焦らず、家で安静にして状態の変化を観察し、症状の改善が見られない場合や、症状が辛い場合は、風邪以外の可能性もあるため、病院を受診するのがよさそうです。

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