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発熱した体温別(37度・38度・39度以上)の適した対処法は?医師518人に聞いてみました

37度、38度、39度の熱
まず37度台の熱に気づいた場合、適切な対処法は何か聞いてみたところ、「家で安静にする」と回答した医師が69%と最も多く、続いて「水分補給をこまめに行う」と回答した医師が63%となりました。次に、38度台の熱に気づいた場合の適切な対処法についても聞いたところ、「家で安静にする」が62%と一番多く、「水分補給をこまめに行う」が61%と続きました。38度台の場合でも37度台の時と同様に、家で出来る対処法を勧める意見が過半数を超える結果となりました。最後に39度以上の熱における適切な対処法を聞いてみたところ、「病院を受診する」と回答した医師が54%と最も多く、続いて「水分補給をこまめに行う」と回答した医師が50%となりました。39度以上になるとインフルエンザを疑うというコメントも多く、病院受診を勧める声が多くみられました。
発熱
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熱の症状がある時にどう対処すれば良いか悩んだ経験はありませんか?
熱の症状って、体温によっては辛さや症状が異なることがありますよね。
37度の熱と、39度の熱では、適切な対処法も変わってきそうなイメージがあります。特に、何度の熱であれば病院を受診すべきか、専門家の意見が気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医518人に、発熱した際の体温別(37度・38度・39度以上)の適した対処法について聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月19日~2018年4月20日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医518人から回答を頂きました。

37度台の発熱の際に適した対処法って何?

「37度台の熱に気づいた場合、適切な対処法はなんですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 家で安静にする
  • 身体を温める
  • 水分補給をこまめに行う
  • 消化しやすい食事をとる
  • 病院を受診する
  • 解熱剤を使用する
  • その他

以下のグラフが結果となります。

 

集計の結果、家で安静にすると回答している医師が69%と一番多く、水分補給をこまめに行うが63%とこれに続きます。どちらも家で出来る対処法が過半数を超える結果となりました。

では、それぞれの医師のコメントを見ていきましょう。

図1

37度台の熱の場合は、まずは家で安静に!

  • 60代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・解熱剤を使用する
    先ずは安静でしょう。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする
    37度台なら特に何も必要ないと思います。
  • 50代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    とにかく水分補給ですね。
  • 30代女性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    37度台であればそれほど気にしなくていいです。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする
    家で安静にしていることです。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    安静が一番と思います。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    体を休めて、しっかり栄養を取り、水分摂取を促します。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする
    休息と安静が基本と思います。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    水分および栄養を取って休む以外の方法はないのでは。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    基本は水分をしっかり摂取し、安静にすることでしょう。

医師の回答を見ると安静に、水分補給をとのコメントが一番多く見られました
医師のコメントでは、37度台の発熱であれば、まずは安静を勧めるという意見や、休む以外の方法はないという意見もありました。
37度台の発熱のときは、そこまで神経質にならずに、しっかりとした水分補給を心がけ、家で休息することが大事そうです。

38度台の発熱の際に適した対処法って何?

続いて、「38度台の熱に気づいた場合、適切な対処法はなんですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 家で安静にする
  • 身体を温める
  • 水分補給をこまめに行う
  • 消化しやすい食事をとる
  • 病院を受診する
  • 解熱剤を使用する
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図2

ここでも家で安静にすると回答している医師が62%と一番多く、水分補給をこまめに行うが61%とこれに続く結果となりました。
37度台の発熱の時と同様に38度台の発熱でも、家で出来る対処法が過半数を超えていました。
ですが、病院を受診するという意見については、37度台の時と比較すると増加しています。

では、それぞれの医師のコメントを見ていきましょう。

38度台の熱には、しっかりとした水分補給を意識して安静に

  • 40代女性 一般内科 水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    とりあえずは、水分補給です。
  • 50代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    水分補給をこまめに行うといいです。
  • 50代女性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    水分補給は必要です。インフルエンザを疑うときは、半日以上たってから。
  • 40代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    水分補給と栄養を取ることが大事です。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    水分はたもつ方向で管理します。
  • 50代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    怖いのは脱水です。水分をしっかり摂りましょう。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・病院を受診する
    あたたかくして安静にして汗をかくことです。
  • 40代男性 一般内科 身体を温める・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる
    身体を温める、水分補給をこまめに行うことです。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    まずは安静にして水分を十分にとることです。

医師の回答を見るとここでも安静にする事・水分補給をしっかりとるとのコメントが一番多く見られました。
ただ、38度台の熱になると「インフルエンザを疑うときは、半日以上たってから」といった受診のタイミングについてのコメントも見られました。
37度台の時と基本的な対応は同じでも、受診するタイミングを逃さないようにする必要がありそうです。

39度以上の発熱の際に適した対処法って何?

最後に「39度以上の熱に気づいた場合、適切な対処法はなんですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 家で安静にする
  • 身体を温める
  • 水分補給をこまめに行う
  • 消化しやすい食事をとる
  • 病院を受診する
  • 解熱剤を使用する
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図3

ここでは病院を受診すると回答している医師が54%と一番多く、水分補給をこまめに行うが50%とこれに続く結果となりました。39度以上の発熱になると、病院を受診することが推奨される状況のようです。
では、それぞれの医師のコメントを見ていきましょう。

39度以上の熱の場合は、受診をすすめる声が多い

  • 60代男性 一般内科 病院を受診する・解熱剤を使用する
    39度以上なら病院を受診すべきと思います。
  • 60代男性 一般内科 病院を受診する
    絶対に病院を受診することです。
  • 50代男性 一般内科 病院を受診する
    大至急受診すべきであります。
  • 50代男性 一般内科 病院を受診する
    受診するのがいいと思います。
  • 50代女性 一般内科 水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・病院を受診する・解熱剤を使用する
    39度以上の場合には 病院受診が望ましいです。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・病院を受診する
    さっさと受診して、原因を加療した方がよいです。
  • 60代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・病院を受診する
    絶対に医療機関の受診を勧めます。
  • 50代男性 一般内科 病院を受診する
    まずは原因を鑑別しましょう。
  • 30代男性 一般内科 病院を受診する・解熱剤を使用する
    インフルの時期なら受診です。
  • 50代男性 一般内科 病院を受診する
    インフルエンザの検査をします。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・病院を受診する
    インフルエンザの可能性があるため病院に行くのが良いでしょう。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・病院を受診する・解熱剤を使用する
    水分は保つ方向で管理します。

医師の回答を見ると病院を受診した方が良い・インフルエンザの可能性ありとのコメントが多く見られました。
やはり39度以上の高熱になると、家で出来る対処法だけでなく、病院で医師に診てもらうことを推奨する意見が多くなりました。
また、38度の発熱とも共通していたのが水分補給の大切さです。発熱した際は、普段より少し多めに飲むぐらい意識しても良いかもしれません。

38度までの発熱であれば水分補給、安静が第一。39度を超える場合は、まず病院受診の検討を。

今回は、発熱した際の体温毎(37度・38度・39度以上)の適した対処法についてみていきました。
本調査によると、37度・38度の発熱の際は家で安静にし、水分補給をしっかりすることが、適した対処方法として推奨されていました。しかし、39度以上になるとインフルエンザを疑う声も多く、病院の受診を勧める声が過半数を超える結果となりました。39度を超える発熱の場合には、病院の受診を選択肢に入れて考えるのが大事と言えそうです。

 

※ただし熱が下がらずに長引く場合は、受診の必要性が高まるという調査結果も出ています。詳しくは、以下のイシコメの記事をご参照ください。

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