関節痛を伴う発熱の症状がある場合に考えられる病気って?家で出来る対処法って何があるの?医師523人に聞いてみました

発熱と関節痛
まず関節痛を伴う熱を主訴とする患者さんの病気で多いものは何か聞いてみたところ、「インフルエンザ」と回答した医師が84%と最も多く、続いて「感冒(風邪)」となりました。医師のコメントでも、まずインフルエンザを疑うというものが目立ちました。また、自宅で出来る適切な対処法については、「家で安静にする」が69%と一番多く、「水分補給をこまめに行う」、「解熱鎮痛剤を使用する」がこれに続きました。医師のコメントでも、安静にして十分な水分補給をすべきとの記載が多くありました。関節痛を伴う発熱の症状の場合は、特に流行期だとインフルエンザの可能性がありそうですし、2次感染を防ぐためにも不用な外出は避けて家で安静にしつつ、受診のタイミングを見極めていくことが大事そうです。
発熱
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関節痛を伴う発熱の症状がある時にどうすれば良いか悩んだ経験はありませんか?
関節痛を伴う発熱がある際に、どんな病気の可能性があるのか、重病の可能性はないか、気になった人も多くいるはずです。
また、最適な対処法についても知っておきたいですよね。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医523人に、関節痛を伴う発熱の症状で考えられる疾患と、自宅で出来る適切な対処法について聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月30日~2018年5月1日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医523人から回答を頂きました。

関節痛を伴う発熱の症状がある場合に、考えられる疾患ってなに?

「関節痛を伴う熱を主訴とする患者さんの疾患で多いものはなんですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 感冒
  • インフルエンザ
  • 急性胃腸炎
  • 急性咽頭炎・扁桃炎
  • 脳炎・髄膜炎
  • 膠原病
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図1

集計では、インフルエンザと回答した医師が84%と一番多く、感冒(風邪)が35%とこれに続きました。関節痛を伴う熱がある場合、インフルエンザであるケースが多いことが分かります。
インフルエンザについては、以下の説明を参考にしてください。

インフルエンザとは

インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。
流行が周期的に現われてくるところから、16世紀のイタリアの占星家たちはこれを星や寒気の影響(influence)によるものと考え、これがインフルエンザの語源であると言われている。インフルエンザは、いまだ人類に残されている最大級の疫病である。
引用:インフルエンザとは|国立感染症研究所

関節痛を伴う発熱は、インフルエンザが多い!

  • 50代男性 一般内科 インフルエンザ
    インフルエンザの関節痛が多いです。
  • 40代女性 一般内科 インフルエンザ
    インフルエンザに多いように思います。
  • 50代男性 一般内科 インフルエンザ
  • インフルエンザが頻度としては多いです。
  • 50代男性 一般内科 インフルエンザ・膠原病
  • 一般的に多いのは、インフルエンザでしょう。
  • 50代男性 一般内科 インフルエンザ
    インフルエンザが代表かと思います。
  • 40代女性 一般内科 インフルエンザ
    数でいえばやはりインフルエンザが最多です。
  • 50代男性 一般内科 感冒・インフルエンザ
    インフルエンザが一番多いように思います。
  • 50代男性 一般内科 インフルエンザ
    インフルエンザの高熱の際に良く経験します。

医師の回答を見るとやはりインフルエンザが多いとのコメントが一番目立ちました。
関節痛を伴う発熱は、数や頻度からもインフルエンザが多いようです。また、関節痛がある場合は、高熱となっているケースが多いようでした。

他の疾患の可能性もあり!

  • 60代女性 一般内科 感冒・インフルエンザ
    熱がでれば実はどの疾患でも関節痛が痛くなると思います。
  • 40代女性 一般内科 感冒・インフルエンザ・膠原病
    膠原病の頻度は大変低いですが鑑別としては最重要です。
  • 50代男性 一般内科 インフルエンザ・急性咽頭炎・扁桃炎
    インフルエンザ以外には急性扁桃炎が多いです。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザ・急性咽頭炎・扁桃炎・膠原病
    高熱の時は関節痛を伴うことはあると思います。
  • 60代男性 一般内科 感冒・インフルエンザ・急性胃腸炎・急性咽頭炎・扁桃炎・脳炎・髄膜炎・膠原病
    熱が出れば発熱物質で関節痛はあります。
  • 60代男性 一般内科 感冒・インフルエンザ・急性胃腸炎・急性咽頭炎・扁桃炎・脳炎・髄膜炎・膠原病
    様々な病気で関節痛を伴います。
  • 50代男性 一般内科 感冒・インフルエンザ・急性胃腸炎・急性咽頭炎・扁桃炎・脳炎・髄膜炎・膠原病
    関節痛を伴う熱だけで判断するのは危険です。
  • 30代男性 一般内科 インフルエンザ
    多いですが、必ずしもインフルエンザとも限りません。

高熱であれば、インフルエンザ以外の疾患でも関節痛を伴うケースはあるとのコメントも見られました。膠原病といった難治性の希少疾患の可能性も挙げ、鑑別の重要性を主張する医師もいました。
他の疾患の可能性も念頭において、医師の診断を受けるのが大事そうですね。

家で出来る対処法って何があるの?

続いて「関節痛を伴う熱が出ている場合、自宅できる対処法として適切なものは何ですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 家で安静にする
  • 身体を温める
  • 水分補給をこまめに行う
  • 消化しやすい食事をとる
  • 睡眠を十分にとる
  • 解熱鎮痛剤を使用する
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図2

家で安静にすると回答した医師が69%と一番多く、次に水分補給をこまめに行う、解熱鎮痛剤を使用すると続きました。
続いて医師のコメントを見ていきましょう。

まずは安静して、水分補給をこまめに行いましょう!

  • 60代男性 一般内科 家で安静にする
    安静がいいと思います。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    安静と脱水予防の水分摂取が大切です。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする
    いずれにせよ安静にしてよく寝ることが大切です。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする
    安静にして休むのが一番です。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする
    自宅で安静を支持します。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    安静にして療養が基本です。
  • 40代女性 一般内科 家で安静にする
    他の人にうつさないようにしましょう
  • 50代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    水分補給をとりましょう。
  • 40代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う
    水分摂取が一番だと思います。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    水分をしっかりとって、とにかく寝ましょう。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う
    安静と水分補給が最重要だと思います。

まずはしっかり安静にすべき、十分な水分補給をすべきといったコメントが目立ちました。
症状をより見極めて適切な対処をしていくためにも、まずは安静にすることが大切と言えそうです。
医師のコメントにもありましたが、自身の体調管理だけでなく、感染症の疑いがあれば、他の方へうつらないようにすることも大事ですよね。
また、発熱があると普段より発汗も多くなるので、水分は普段より多めに摂ることを意識しても良いかもしれません。

症状がつらい時は、解熱鎮痛剤だが病院受診も考慮を

  • 50代男性 一般内科 解熱鎮痛剤を使用する
    薬剤の効果が即効性はあると思います。
  • 60代男性 一般内科 水分補給をこまめに行う・解熱鎮痛剤を使用する
    カロナールで経過をみることが多いです。しかし、抗炎症作用はないので、経過で判断します。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・解熱鎮痛剤を使用する
    どうしてもつらい時には解熱剤をつかいます。
  • 70代男性 一般内科 解熱鎮痛剤を使用する
    関節痛には、鎮痛剤が必要と考えます。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    高い発熱が続き、食欲がなくなる状態であれば、解熱剤を使用します。
  • 60代男性 一般内科 家で安静にする・解熱鎮痛剤を使用する
    関節痛がひどい場合は、解熱鎮痛剤を飲ませます。
  • 40代男性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    症状が強ければNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を用いたがいいです。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    発熱でも原因によって対処方法は違ってくると思います。
  • 40代女性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    まずは原因をはっきりさせることが大事です。
  • 50代男性 一般内科 家で安静にする・身体を温める・水分補給をこまめに行う・消化しやすい食事をとる・睡眠を十分にとる・解熱鎮痛剤を使用する
    あくまで来院が基本です。
  • 40代男性 一般内科 睡眠を十分にとる
    病院を受診したほうがいいかもしれません。

続いて、解熱鎮痛剤を使用すべきといったコメントも目立ちました。カロナールやNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)といった具体的な名称もでてきましたが、特に痛みが強い際には、使用を考えてもいいかもしれません。
また、「原因によって対処が変わる」や、「病院を受診した方がいい」とのコメントもありました。症状がひどい時は、自宅での対処ではなく、医師の判断を仰いだ方がよさそうです。

関節痛を伴う発熱の場合、一番可能性が高いのはインフルエンザ。受診後は家で安静に過ごそう!

今回は、関節痛を伴う発熱の症状がある時の考えられる病気と適した対処法についてみていきました。
本調査によると、関節痛を伴う発熱の症状がある時の考えられる病気はインフルエンザの可能性が最も高いということでした。特に、高熱が続くようであれば、その可能性は高いと言えそうです。一方、関節痛は他の疾患でも現れる症状なので、注意しましょう。
家で出来る対処法については、安静にする、水分補給をしっかりするという意見が目立ちました。動くのも苦しいでしょうし、まずは安静にし、体力が回復するように辛抱強く様子を見る事が大切と言えそうです。ただし、症状がひどい時は解熱鎮痛剤の使用や医療機関の受診を促すコメントもみられました。
関節痛を伴う発熱の症状の場合は、特に流行期だとインフルエンザの可能性がありそうですし、2次感染を防ぐためにも不用な外出は避けて家で安静にしつつ、受診のタイミングを見極めていくことが大事そうです。

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