胃痛があるときに食べてもいい食べ物は?食後の胃痛は病院に行くべき?医師522名に聞いてみました

お腹を押さえる男性
本調査では「胃痛の症状がある場合、食べてもよいものは何ですか」という質問に対し、「ヨーグルト」が最も多く支持を集めました。しかし一方で、胃痛を感じているときは「食べないこと」が原則、との指摘が多くありました。通常、医師の指導では食事を摂るよりも、食べずに水分補給をしながら胃腸を休ませることが優先されるようです。また、食後の胃痛に関しては、実に81%もの医師が「症状が続くようであれば受診すべき」と回答しました。食後の胃痛は「急性胃炎」や「胃潰瘍」が多く、症状が続いていることや、我慢できない痛みかどうか、胃痛の原因として思いあたることがない、などを目安として、病院の受診が推奨されるようです。
胃痛・腹痛
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胃痛が現れているとき、食事をどうするか悩んだご経験はありませんか?
つらい胃痛の症状ですが、症状が現れているときにどのような食べ物が適しているのでしょうか。
また、食事を摂ることにより胃痛の症状が現れる方もいるかと思います。このようなケースでは、病院を受診するか悩みどころですよね。
そこで今回は、胃痛の際食べてよいものと、食後の胃痛について、一般内科、消化器内科医、計522名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月7日〜5月10日にかけて行われ、一般内科、消化器内科医、計522名から回答を頂きました。

胃痛があるときの食べ物でおすすめは“ヨーグルト”

「胃痛の症状がある場合、食べてもよいものは何ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 白身魚
  • ささみやヒレ肉など脂身が少ない肉
  • バラ肉やカルビなど脂身が多い肉
  • 豆腐
  • ヨーグルト
  • 果物
  • いも類
  • トマトやナスなど水分が多い野菜
  • レンコンなどの根菜類
  • 冷たい食べ物
  • 辛い食べ物
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    いわゆる消化の良いものが良いと思います。
  • 60代男性 一般内科
    基本は絶食ですが、食べるのであればできるだけ胃の粘膜を刺激しないものが良いです。
  • 60代男性 一般内科
    刺激の強いものは避けたほうが良いです。
  • 40代男性 一般内科
    ヨーグルトは胃腸の環境を整える効果があると思いますので。
  • 60代女性 一般内科
    原則食事は無理してとらなくて良いです。水分だけ、出来ればカロリー、塩分の入った水分だけしっかり補給するように話します。
  • 50代男性 一般内科
    原則として消化の良いものがふさわしいと考えられますが、私自身は牛乳などの乳製品や脂っこいものはむしろ胃痛に効果があり、炭水化物は胸焼けを誘発する印象があります。
  • 50代男性 一般内科
    基本的には絶食で水分補給だけだと思います。
  • 40代男性 一般内科
    消化しづらいものや、辛い・冷たい・熱いといった刺激の強いものは避けるべきだと思います。
  • 50代女性 一般内科
    水分補給のみとし、胃を休めた方が良いのではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    基本は絶食ですが、長期なるとそうはいかないので、火の通った柔らかいものが良いともいます。

今回の調査では、「ヨーグルト」が最も多く支持を集めました。
医師からは「ヨーグルトは胃腸の環境を整える効果があると思いますので。」とのコメントを頂いており、テレビやインターネットでは整腸作用があると聞くヨーグルトですが、その効果は胃痛にも期待できると考える医師もいるようですね。
また、辛い・冷たい・熱いなどの刺激の強いものや、消化しにくいものは避けるべきであるとの意見も見られました。
胃痛の症状が出ているときは、やはり胃に優しくない食べ物は避けた方がよさそうです。
一方、多くの医師からは「食べないことが基本」との意見が挙げられました。
このような意見を述べた医師からは、「水分補給のみとし、胃を休めた方が良いのではないでしょうか。」や「基本的には絶食で水分補給だけだと思います。」などのコメントが寄せられ、食事を摂ることよりも、食事を摂らず胃腸を休めることを優先と考えていることがうかがえます。

さて、人によっては普段は痛くなくても食事を摂ることによって胃痛が現れる方もいるようですが、このような状況の場合は、医師の診察を受けるべきなのかを聞いてみました。

食後の胃痛は、“症状が続くようであれば受診すべき”

  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    重症感が高い場合は受診が良いと思います。
  • 40代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    基本的には胃潰瘍が多いように思いますが、アニサキスであったり、胃がんであったりする場合もありますので。ケースバイケースで耐えられなければ受診すればよろしいかと存じます。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    後に胃痛がする症状がみられた場合、胃潰瘍の可能性があります。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    食前食後の心窩部痛についての、特に胃症状に関しての議論はありますが、症状が続けば医療機関受診が良いと判断します。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    思い当たる要因が無ければ受診がベストです。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    例えば明らかにストレス源がはっきりしている場合は経過観察でも良いと考えますが、黒色便を伴うときは直ぐに受診すべきと考えます。
  • 50代男性 一般内科 すぐに受診すべき
    重症の胃潰瘍の可能性もあります。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科 すぐに受診すべき
    痛みがキツイ場合、受診して精査すべきです。
  • 40代男性 一般内科 どちらでもよい
    我慢できる範囲であれば急がずとも良いと思います。

「食後に胃痛がする場合、病院を受診すべきですか」という質問に対し、81%もの医師が「症状が続くようであれば受診すべき」と回答しました。
医師からは「(食)後に胃痛がする症状がみられた場合、胃潰瘍の可能性があります。」「重症の胃潰瘍の可能性もあります。」など、胃潰瘍を指摘するコメントを頂きました。
また、重症感が高い場合や耐えられない痛み、思い当たる要因がないときに受診を推奨するコメントも寄せられ、食後の胃痛で悩んでいる方はこれらを目安としてもいいかもしれませんね。

最後に、今回の調査では、胃潰瘍を危惧する声が多く寄せられましたが、こうした食後の胃痛では、どのような病気が多いのか聞きました。

食後に胃痛がする原因として最も多いのは“急性胃炎”

「食後に胃痛がする原因として多い病気は何ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 急性胃炎
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 逆流性食道炎
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 過敏性腸症候群
  • 胃がん
  • 神経性胃炎
  • 感染性胃腸炎
  • 膵炎
  • 胆石症
  • 狭心症
  • 消化不良
  • その他

以下が結果となります。

  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    胃炎や胃潰瘍が多いです。
  • 50代男性 一般内科
    どれもありうるが、頻度となると胃炎が多いように思います。
  • 40代男性 一般内科
    潰瘍をよく経験します。
  • 60代男性 一般内科
    胃炎関連疾患が多いですが、原因は、様々です。
  • 50代男性 一般内科
    潰瘍や膵炎を疑うことが多いです。
  • 50代男性 一般内科
    食事と関係がある痛みであれば、頻度的には胃十二指腸に問題があることが多いように思います。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    過食や偏食に伴う急性胃炎が最も多いと感じます。
  • 30代男性 一般内科
    一番は食べ過ぎなどが多いように思います。
  • 60代男性 一般内科
    食べ過ぎと、刺激食料品によるものではないでしょうか。
  • 60代男性 一般内科 消化器内科
    最近は逆流性食道炎が多い印象です。

本調査では「急性胃炎」が最も多く回答され、その後を「胃潰瘍」が続きました。
前項では胃潰瘍を危惧する声が多く寄せられていましたが、急性胃炎と胃潰瘍が多いと考えられているようです。

「急性胃炎」と「胃・十二指腸潰瘍」ですが、以下のホームページの説明を参考にしてみてください。

急性胃炎とは

・胃粘膜に一過性の急性炎症細胞浸潤を伴う病態である。

・通常は、激しい上腹部痛や嘔吐などを伴う。

・内視鏡検査では、多くは急性胃粘膜病変(AGML)として認識される。

引用:急性胃炎・慢性胃炎|今日の診療サポート

 

胃・十二指腸潰瘍とは

胃・十二指腸潰瘍とは胃および十二指腸の粘膜筋板より深部に達した組織欠損である。急性胃・十二指腸粘膜病変として発症する急性型と、長年にわたり再発と治癒を繰り返す慢性型がある。

引用:胃・十二指腸潰瘍|今日の診療サポート

 

また、一部の医師からは、食べすぎや胃を刺激する食品が原因ではないかとのコメントを頂きました。
食後に胃痛が現れたときは、食べた食品を一度見直してみるのもいいかもしれません。

胃痛の際は、ヨーグルトが支持を集めるも、絶食にて胃を休めることも考慮を。食後の胃痛は、症状が続くようなら受診を。

本調査では、胃痛の症状が現れているときに食べてもよい食品は「ヨーグルト」という結果になりました。
しかし、医師のコメントでは食べないことが基本との意見が散見され、まずは食べずに胃を休ませることが大切のようです。
また、食後に胃痛がする場合については、81%の医師が「症状が続くようであれば受診すべき」と回答しました。
症状が続いている場合や我慢できない痛み、思い当たる原因がないときは受診を推奨すると考える医師もいました。
さらに食後の胃痛の原因としては、「急性胃炎」が最も多く回答され、その後を「胃潰瘍」が続きました。
食後の胃痛が続いている方は、このような疾患が隠れている可能性もありますので、我慢せず一度医師の診察を受けることをおすすめします。

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