げっぷを伴う胃痛は、どんな病気?医師522名に聞いてみました

胃痛とげっぷ
本調査では「げっぷを伴う胃痛で多い病気は何ですか」という質問に対し、多くの医師が「逆流性食道炎」と回答する結果となりました。その後を「食道裂孔ヘルニア」、「呑気症・空気嚥下症」が続きます。逆流性食道炎と回答した医師からは、高齢者に多いとの意見が散見され、高齢者の方は特に注意が必要なようです。また、げっぷを伴う胃痛では、逆流性食道炎のみではなく、「食道裂孔ヘルニア」を併発している場合がある、とのコメントも寄せられました。
胃痛・腹痛
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胃が痛み、つらい経験をされたことがある方も多いと思います。
それだけでも大変なのに、なかには胃痛に伴って“げっぷ”が出る方もおられるようです。
このような症状が起きているとき、どのような病気が考えられるのでしょうか。

今回はげっぷを伴う胃痛について、一般内科、消化器内科医、計522名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月6日〜5月9日にかけて行われ、一般内科医、消化器内科医の計522名から回答を頂きました。

げっぷを伴う胃痛で最も多い病気は“逆流性食道炎”

「げっぷを伴う胃痛で多い病気は何ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 逆流性食道炎
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃がん
  • 食道がん
  • 過敏性腸症候群
  • 呑気症・空気嚥下症
  • 神経性胃炎
  • 消化不良
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 一般内科
    逆流性食道炎が多いのではないでしょうか。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    逆流性食道炎の症状でげっぷがおおいです。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    げっぷは、胃内が過酸となって、同時に発生する二酸化炭素が食道を逆流するため起こります。そのため逆流性食道炎が多いと思います。
  • 50代男性 一般内科
    高齢化による逆流性食道炎患者が増加しているように感じます。
  • 50代男性 一般内科
    私自身も逆流性食道炎ですから!
  • 40代男性 一般内科
    逆流性食道炎が増えているな、と実感します。
  • 50代男性 一般内科
    高齢者では圧倒的に逆流性食道炎の患者が多いです。
  • 50代男性 消化器内科
    胃酸があがりやすいですから。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    食道裂孔ヘルニアと逆流性食道炎の合併も多いです。
  • 50代男性 一般内科
    逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニアが多いと思います
  • 50代男性 一般内科
    胃酸過多状態に多い症状との印象です。
  • 60代男性 一般内科
    空気嚥下症は結構みられるかと思います。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    食道系が多いでしょうが、意外と呑気症・空気嚥下症もあると思います。
  • 60代男性 一般内科
    呑気症をよく経験します。
  • 40代男性 一般内科
    空気を結構飲んでいることが多いです。

本調査の結果、多くの医師が「逆流性食道炎」を選択しました。
その後を「食道裂孔ヘルニア」、「呑気症・空気嚥下症」が追う結果となりました。

逆流性食道炎と回答した医師からは、げっぷは胃酸が逆流する逆流性食道炎の症状の1つといったコメントが散見されました。
また、げっぷが起こるメカニズムとして、「胃内が過酸となって、同時に発生する二酸化炭素が食道を逆流するため」といった意見を頂きました。
逆流性食道炎を患っていると、このような原因で、げっぷが現れるようです。

さらに「高齢化による逆流性食道炎患者が増加しているように感じます。」「高齢者では圧倒的に逆流性食道炎の患者が多いです。」とのコメントが寄せられ、逆流性食道炎は高齢者に多いことがうかがえました。また、「食道裂孔ヘルニアと逆流性食道炎の合併も多いです。」との意見も頂きました。

もし、げっぷを伴う胃痛が現れた場合は、逆流性食道炎や呑気症・空気嚥下症のような病気かもしれません。
症状が続くようであれば、受診することをおすすめします。

上位3つに回答された疾患ですが、以下のように説明されていました。もしも耳にしたことがないという方がおりましたら、ぜひご一読ください。

胃食道逆流症(逆流性食道炎)

胃と食道のつなぎ目に当たる部分は、胃液が食道に逆流するのを防ぐために、開いたり閉じたりする弁の役割をしています。この「弁」がうまく働かなくなると、胃酸を含んだ胃液が逆流し、食道の粘膜が酸の攻撃にさらされることになります。胃食道逆流症は、胃の内容物の食道への逆流が過剰に起こることで、不快な症状を生じたり、食道粘膜に炎症が生じて、ただれた状態になったりする病気です。内視鏡検査で食道粘膜に炎症が見られる場合を「逆流性食道炎」または「びらん性胃食道逆流症」と呼び、食道粘膜に傷が見られない場合を「非びらん性胃食道逆流症」と呼んで区別することがあります。
引用:胃食道逆流症 - 社会福祉法人 恩賜財団 済生会

食道裂孔ヘルニア

食道裂孔ヘルニアとは、正常な状態で食道が通っている横隔膜の開口部から、胃の一部が突出している状態をいいます。
引用:食道裂孔ヘルニア - 03. 消化器の病気 - MSDマニュアル家庭版

呑気症・空気嚥下症

気づかないうちに大量の空気を飲み込み,胃腸管内に貯留したガスにより,げっぷ,しゃっくり,膨満感,放屁など種々の症状を呈することをいう.
引用:一般社団法人 日本消化器がん検診学会 JSGCS

げっぷを伴う胃痛は“逆流性食道炎”が多い

今回の調査では、「げっぷを伴う胃痛で多い病気は何ですか」という質問に対し、多くの医師が「逆流性食道炎」を選択しました。医師のコメントでは、げっぷは、逆流性食道炎の症状の1つとの意見が多く見られました。
さらに、逆流性食道炎は高齢者に多いとの指摘を頂きました。高齢の方でげっぷを伴う胃痛が現れた場合、注意した方がよさそうですね。
このような症状が現れたとき、もし症状が続くようであれば、医療機関を受診することが大事そうです。

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