吐き気とストレスの関係ってある?適した対処法って一体なに?医師518人に聞いてみました

ストレスと吐き気
ストレスを原因に吐き気を訴えることはあるか聞いたところ、「多少ある」と回答した医師が55%と最も多く、続いて「大いにある」と回答した医師が27%となりました。合わせると、実に8割以上の医師が、ストレスが原因で吐き気が起こると考えているようです。医師のコメントでも、ストレスの影響は大いに考えられるとの意見が多く目立ちました。また、ストレスを原因とする吐き気に適切だと思う対処法は、「気分転換を行う」が約6割と一番多く、「病院を受診する」、「カウンセリングをうける」が約4割と続きました。医師のコメントでも、ストレスを発散させ、気分転換を図ることが大事とする意見が目立ちました。本調査を踏まえると、ストレスは吐き気の症状の原因となる場合があり、日頃からストレス解消を心がけることが症状の予防や対処法として大事と言えそうです。
吐き気
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ストレスをため込んだ時に、吐き気の症状が出たことはありませんか?
また、ストレスが原因で吐き気を催すのか、それとも他に原因があるのか、悩んだ経験はありませんか?
一方で、もしストレスが原因の吐き気だとすれば、一般的な吐き気とは違う対処法が求められるのかもしれません。医師からは、どのような方法が勧められているのでしょうか。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医518人に、吐き気とストレスの関係性やその対処法について聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月19日~2018年4月20日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医518人から回答を頂きました。

ストレスと吐き気の関係性は?

「ストレスを原因として、患者さんが吐き気を訴えることはありますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 大いにある
  • 多少ある
  • あまりない
  • ほとんどない

以下のグラフが結果となります。

図1

多少あると回答した医師が55%と過半数以上を占めており、大いにあるが27%とこれに続きました。合わせると8割以上の医師がストレスを原因とした吐き気は「ある」と考えていることが分かります。
では、それぞれの医師のコメントを見ていきましょう。

ストレスの影響は大きい

  • 60代男性 一般内科 多少ある
    ストレスも原因になります。
  • 40代男性 一般内科 多少ある
    ストレスからの腹痛、嘔気はあります。
  • 50代男性 一般内科 多少ある
    ストレス因子を考えます。
  • 50代男性 一般内科 多少ある
    精神的な影響は大きいと思います。
  • 40代男性 一般内科 多少ある
    ストレスを原因とする吐き気は時折遭遇します。
  • 50代男性 一般内科 大いにある
    ストレスと吐き気は大いに関係があると思います。
  • 50代男性 一般内科 大いにある
    ストレスを原因として、患者さんが吐き気を訴えることはあります。
  • 40代男性 一般内科 大いにある
    ストレスの影響は大きいと思います。
  • 60代男性 一般内科 大いにある
    深刻なストレスで嘔吐は経験します。

医師の回答を見ると、ストレスは吐き気に大きく影響するといった趣旨のコメントが一番多く見られました。
どうやら医師の視点からも、ストレスが吐き気の要因に十分なりうると考えられており、注意しなければいけない要素と言えそうです。

精神疾患がある場合に多い

  • 60代男性 一般内科 多少ある
    精神科疾患の患者さんではよくあります。
  • 30代男性 一般内科 多少ある
    精神疾患の患者さんが訴えることが多いです。
  • 40代男性 一般内科 多少ある
    いわゆる自律神経失調症のような患者さんにはあり得るのではと思います。
  • 30代男性 一般内科 多少ある
    自律神経失調症によるものはあり得るかもしれません。
  • 50代男性 一般内科 多少ある
    自律神経障害によるものです。

コメントのなかには、精神疾患がある場合に多いとする医師の意見も目立ちました。
ここで具体的に名称の出た自律神経失調症ですが、医療機関のホームページでは、以下のように説明されています。

自律神経失調症とは

「自律神経失調症」は一般でも広く使われていますが、曖昧に使用されることが多い診断名です。本来は、自律神経系という内臓を調整する神経系(交感神経系と副交感神経系の2つがあります)が体内でうまくコントロールされていないことによって引き起こされる、数々の症状を指します。例えば、動悸、発汗、めまい、ほてり、頭痛、胃痛、腹痛、下痢、吐き気、ふるえ、筋肉痛、喉のつまり感、息切れ、食欲不振、全身倦怠感などの身体症状(「不定愁訴」という別名もあります)について、特定の器質的疾患(検査により臓器や器官に異常が認められる病気)がない場合に自律神経失調症と診断されることがあります。症状の現れ方は人それぞれに異なり、同時に複数の症状が起こることも、時間経過とともに別の症状に置き換わることもあります。
引用:自律神経失調症|社会福祉法人 恩賜財団 済生会

自律神経失調症では、吐き気以外にも様々な症状が出る可能性があり、個人差も大きいことが分かります。

ストレスを原因とする吐き気の対処法って何?

では、ストレスを原因とする吐き気の場合、どのように対処すればいいのでしょうか?
次に「ストレスを原因とする吐き気の対処法として適切だと思うものはなんですか。」という質問に対して、以下の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 気分転換を行う
  • 身の回りの人に相談をする
  • カウンセリングをうける
  • 病院を受診する
  • 市販の制吐剤を使う
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図2

集計では、気分転換を行うと回答した医師が約6割と一番多く、次に病院を受診する、カウンセリングをうけると続きました。
適宜、気分転換を図り、ストレス解消を図ることが大切と言えそうです。
続いて医師のコメントを見ていきましょう。

ストレス解消を図ることが大事

  • 60代男性 一般内科 気分転換を行う・身の回りの人に相談をする・カウンセリングをうける
    ストレスの解消が必要と思います。
  • 40代男性 一般内科 気分転換を行う・病院を受診する
    ストレスの発散が一番です。
  • 50代男性 一般内科 気分転換を行う
    散歩やストレッチなどでストレス解消を図るといいですね。
  • 50代男性 一般内科 気分転換を行う・病院を受診する・市販の制吐剤を使う
    ストレスを取り除くのが一番いいと思います。
  • 70代男性 一般内科 気分転換を行う
    気分転換し、安静にしておくことです。
  • 40代男性 一般内科 気分転換を行う
    気分転換が重要だと思います。
  • 50代男性 一般内科 気分転換を行う・身の回りの人に相談をする
    ストレスを軽減するよう指導します。
  • 50代男性 一般内科 気分転換を行う・身の回りの人に相談をする・カウンセリングをうける・病院を受診する
    ストレスをためないことが大切です。
  • 40代男性 一般内科 気分転換を行う
    スポーツでリラックスすることです。

一番多く見られたコメントはストレスの解消をするといったものでした。
コメントにもありましたが、散歩やストレッチ、スポーツなど身近には様々なストレスを解消する手段があります。
吐き気の原因がストレスだとわかった場合は、まず自分が実行できそうなストレスの解消方法を試してみるのも良いかもしれません。

カウンセリングや心療内科・精神科受診など専門家に診てもらうことも考慮

  • 50代男性 一般内科 カウンセリングをうける
    専門のカウンセリングがベストだと思います。
  • 50代男性 一般内科 カウンセリングをうける
    カウンセリングが最も良いかと思っています。
  • 50代男性 一般内科 カウンセリングをうける
    心療内科の受診を勧めます。
  • 60代男性 一般内科 病院を受診する
    心療内科の受診を勧めます。
  • 50代男性 一般内科 病院を受診する
    専門医を紹介する必要があります。
  • 50代男性 一般内科 病院を受診する
    精神科の受診を強く勧めます。
  • 50代男性 一般内科 カウンセリングをうける
    精神神経科に受診することです。
  • 40代男性 一般内科 気分転換を行う・カウンセリングをうける・病院を受診する
    専門家を受診してください。

続いて医師のコメントで目立ったのは、専門家に診てもらうという意見です。ケアが遅れると重篤な症状にも発展しかねません。
ストレスによる吐き気がひどい場合は、心療内科・精神科のある病院の受診や、信頼の置けるカウンセラーへの相談など、解決策を模索しましょう。

ストレスが原因の吐き気はある!日頃から気分転換の心がけを。

今回は、ストレスと吐き気の関係やその対処法についてみていきました。
本調査によると、実に8割以上の医師が、ストレスが原因で吐き気が起こると考えているようでした。

また、ストレスを原因とする吐き気の対処法としては、気分転換を行うこと、特にストレスの解消に最も支持が集まりました。
ストレスは吐き気の原因にもなることから、日々の生活のなかでもストレス解消を心がけましょう!

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