どんな嘔気・嘔吐の症状の際に病院へ行くべき?どの診療科へ行けば良いの?医師524人に聞いてみました

救急車と聴診器
まずどのような嘔気・嘔吐の症状の際に病院へ行くべきかを医師に聞いたところ、「食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く」が72%と一番高く、次に「腹痛・腹部の張り・頭痛・発熱・脱力感など随伴症状が激しい」が70%と続きました。また、受診に適した診療科については、「一般内科」が62%で一番多く、次に「消化器内科」が58%で続きました。吐き気の症状が酷く、特に2日以上食事も水分補給もできない場合は病院の受診が望まれ、一般内科か消化器内科を受診するのが良いといえるでしょう。
吐き気
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嘔気・嘔吐の症状に悩まされた経験はありませんか?
一概に吐き気や嘔吐といっても、すぐに症状が収まってしまうものもあれば、連日に渡り苦しめられるものなど様々だと思います。
具体的にどういった症状であれば病院へ行った方が良いのか、さらにどの診療科へ行けば良いのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医524人に、吐き気・嘔吐の症状がある場合の病院受診について聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月30日~2018年5月1日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医524人から回答を頂きました。

どのような吐き気の症状の際に病院へ行くべき?

まずは、「どの様な嘔気・嘔吐の症状を催した際に病院を受診すべきだと思いますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
  • 腹痛・腹部の張り・頭痛・発熱・脱力感など随伴症状が激しい
  • 吐物に血液が混じる
  • 尿量が減少している
  • 嘔吐が頻回である
  • 吐物に便臭がする
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図1

集計結果では、食事・水分摂取ができない時期が2日以上続くとの回答が72%と一番高く、次に腹痛・腹部の張り・頭痛・発熱・脱力感など随伴症状が激しいが70%で続きました。これら2つは特に回答率が高いですが、今回選択肢で挙げた症状はどれも過半数を超えて投票されており、選択肢の内容はどれも病院へ行くことが推奨されている症状であると考えられます。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

吐き気において病院を受診すべき症状は幅広く存在

  • 50代男性 一般内科 全選択肢
    いずれも問題があると思います。
  • 60代男性 一般内科 全選択肢
    選択肢のすべてだと思います。
  • 50代男性 一般内科 全選択肢
    選択肢のすべての症状があれば受診が必要です。
  • 70代男性 一般内科 全選択肢
    選択肢の項目すべてに当てはまります。
  • 30代男性 一般内科 全選択肢
    選択肢の全てについて受診を推奨します。
  • 60代男性 一般内科 全選択肢
    全てです。遅れないように病院に来て下さい。
  • 80代男性 一般内科 全選択肢
    どの症状も重篤です。できるだけ早く病院を受診するべきです。
  • 30代男性 一般内科 全選択肢
    どれも当てはまるでしょう。
  • 50代男性 一般内科 全選択肢
    どれも、あてはまると思います。
  • 60代男性 一般内科 全選択肢
    すべて、受診が必要です。

医師の回答を見ると、選択肢のどれも全て受診が必要な症状とする意見が多数見られました。
今回の選択肢では、吐き気・嘔吐に付随する症状や吐き気・嘔吐による弊害がどの選択肢でも発生していることが分かります。
医師の判断からしても、今回6つ挙げた選択肢の症状は病院への受診が必要であるケースと言えそうです。

脱水症状は特に要注意!

  • 50代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
    脱水に注意です。
  • 50代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
    脱水が疑われる場は受診を勧めます。
  • 40代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
    水分がとれない場合は病院に行くべきです。
  • 40代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
    脱水になるなら、病院にいくべきです。
  • 50代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
    脱水傾向がみられた時です。
  • 60代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
    脱水防止のため受診が良いでしょう。
  • 50代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く
    脱水症状が出てからでは遅いです。
  • 50代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く・腹痛・腹部の張り・頭痛・発熱・脱力感など随伴症状が激しい
    脱水や症状のひどい場合、受診します。
  • 50代男性 一般内科 食事・水分摂取ができない時期が2日以上続く・腹痛・腹部の張り・頭痛・発熱・脱力感など随伴症状が激しい・尿量が減少している
    脱水には医療的介入が必要になります。

次に、脱水症状に注意するようにとのコメントが多くありました。
脱水症になると、血圧が低下するなど様々な症状が起こるリスクがあります。
吐き気・嘔吐の症状が続き、食事はおろか水分補給もままならない場合は、病院を受診するようにしましょう。

どの診療科に行けば良いの?

続いて、「吐き気で病院にかかる場合、どの診療科が適していると考えますか。」という質問に対して、つぎの選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 一般内科
  • 消化器内科
  • 消化器外科
  • 循環器内科
  • 神経内科
  • 産婦人科
  • その他

以下のグラフが結果となります。

一般内科と回答している医師が62%と一番多く、次に消化器内科が58%と続きました。この2つの科が他の科と比べると圧倒的な支持を集め、まず受診するのに適した診療科であることが分かります。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

まずは一般内科から

  • 50代男性 一般内科 一般内科
    まずは一般内科でもいいです。
  • 50代男性 一般内科 一般内科
    一般内科でいいのではないでしょうか。
  • 40代男性 一般内科 一般内科
    取り敢えずは一般内科でよいと思います。
  • 40代男性 一般内科 一般内科
    まずは一般内科で対応可能ではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 一般内科
    まずは一般内科においてスクリーニングを受けるのが良いでしょう。
  • 40代男性 一般内科 一般内科
    まずは一般内科でスクリーニングです。
  • 70代男性 一般内科 一般内科・消化器内科
    一般内科か消化器内科だと思います。
  • 60代男性 一般内科 一般内科
    一般内科が適しています。

一番多く見られたコメントはまずは一般内科へといったものでした。
一般内科を受診し、症状の詳細や特徴などをしっかりと医師に伝えることで、適した対処や専門家の紹介が必要か判断をしてもらうことが先決と言えそうです。
吐き気・嘔吐の症状でどこを受診すれば良いか悩んだら、まずは一般内科で問題なさそうです。

消化器内科の受診も検討を

  • 60代男性 一般内科 消化器内科
    消化器内科がいいと思います。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    胃腸の病気だと思います。
  • 60代男性 一般内科 消化器内科
    消化管疾患の可能性をまず除外したいです。
  • 60代男性 一般内科 消化器内科
    状況によるでしょうが、取り敢えず消化器内科でよいと思います。
  • 60代女性 一般内科 消化器内科
    他の科の疾病を疑わせるような症状が無ければ、専門の消化器内科がいいと思います。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    場合によっては胃カメラ・透視等も必要になります。
  • 40代女性 一般内科 消化器内科
    消化器科がベストだと思います。
  • 50代男性 一般内科 消化器内科
    まずは消化器症状を疑い、消化器内科が良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 消化器内科
    まず、消化器専門医を訪れてください。
  • 40代男性 一般内科 消化器内科
    消化器内科があるなら当然消化器内科でしょう。

次にコメントで見られたのは、消化器内科を検討するようにとの声です。吐き気という症状からも消化器の病気の可能性が高いと言えそうです。
消化器内科を受診することも上位の選択肢と言えそうです。

吐き気の弊害が大きい時、特に水分補給が出来ない際は受診の検討を

本調査によると、まずどのような嘔吐の症状の際に病院へ行くべきかを医師に聞いたところ、「食事・水分摂取が出来ない時期が2日以上続く」が72%と一番高く、次に「腹痛・腹部の張り・頭痛・発熱・脱力感など随伴症状が激しい」が70%と続きました。
また、適した診療科については、「一般内科」が62%で一番高く、次に「消化器内科」が58%で続きました。吐き気の症状が酷く、特に2日以上食事も水分補給もできない場合は、こうした一般内科や消化器内科の受診が望まれるようです。
辛い吐き気・嘔吐が続き、受診に迷ったら本記事を参考にしてみてください。

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