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微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気では、どのような病気が考えられる?すぐに病院を受診するべき?医師524人に聞いてみました

吐き気と微熱、鼻水、悪寒
微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気で考えられる疾患について聞いたところ、「感冒(風邪)」が64%と一番多く、次に「急性胃腸炎」が57%と続きました。また微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気を催した場合、すぐに病院を受診すべきかどうかについては、「症状が続くようであれば受診すべき」が76%と最も支持を集め、次に「すぐに受診すべき」が続きました。微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気の場合は、感冒(風邪)の可能性が一番高いようですが、症状が続くようであれば病院の受診も検討した方が良さそうです。
吐き気
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微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気で困った経験はありませんか?
吐き気があるだけでも十分に苦しいですが、微熱であったり、鼻水であったり、他の症状が併発した場合はより苦しいですよね。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医524人に、微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気ではどのような病気が考えられるか、病院へ行った方がいいのかなどについて聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月30日~2018年5月1日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医524人から回答を頂きました。

微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気は、どのような病気が考えられる?

まずは、「微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気では、どのような病気が考えられますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 感冒
  • 急性胃腸炎
  • インフルエンザ
  • 急性副鼻腔炎
  • 虫垂炎
  • 肝炎
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図1

感冒(風邪)との回答が64%と一番高く、次に急性胃腸炎、インフルエンザが続きました
まずは上記の病気の概要を解説し、その後医師のコメントを見ていきましょう。

感冒とは

主にウイルスが原因で起こる鼻・のど・のどの奥の急性の感染症”を風邪と呼びます。感染症状が気管や気管支に広がっていることも多いため、これらを含めることもあります。また、ウイルスが原因で起こるもののみを風邪と呼ぶこともあります。
引用:感冒|一般社団法人 安佐医師会

急性胃腸炎とは

冬の時期に風邪やインフルエンザとともに流行するのが「急性胃腸炎(ウィルス性胃腸炎)」です。典型的な経過としては、まず吐き気が生じ嘔吐し、次第に便が尿のような水様便になってきます。そして、吐き気から落ち着いてきて、最後に下痢が治まります。
引用:急性胃腸炎|公益財団法人仁泉会保原中央クリニック

インフルエンザとは

インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。
引用:インフルエンザ|国立感染症研究所

微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気は、感冒(風邪)の場合が多い

  • 50代男性 一般内科 感冒
    風邪が多いと思います。
  • 50代男性 一般内科 感冒
    ウイルス感染に伴うことが多いです。
  • 40代男性 一般内科 感冒・インフルエンザ・急性胃腸炎・急性副鼻腔炎
    感冒に伴う吐き気が多いです。
  • 50代男性 一般内科 感冒
    微熱、鼻水、悪寒を伴う吐き気は風邪が多いです。
  • 40代男性 一般内科 感冒
    消化器にもウィルス感染が及んでしまっているのではないでしょうか。
  • 70代男性 一般内科 感冒
    風邪が最も多い疾患です。
  • 50代男性 一般内科 感冒
    取り当たっては感冒を考え、今後の症状の変化を観察します。
  • 60代男性 一般内科 感冒・急性副鼻腔炎
    鼻症状があれば取りあえず症状の寛解が必要です。
  • 50代男性 一般内科 感冒・急性副鼻腔炎
    微熱なら感冒から副鼻腔炎合併を考えます。
  • 40代男性 一般内科 感冒
    鼻水があるなら上気道炎を疑います。

医師の回答を見ると、感冒(風邪)の可能性を指摘する声が一番多く上がっておりました。
微熱、鼻水、悪寒はどれも風邪を引いた時に現れる代表的な症状と言えますが、場合によっては吐き気も症状として現れてくるようです。
このような症状の時は、まず一番に、感冒(風邪)を疑ってみても良いかもしれません。

インフルエンザの初期症状の可能性も

  • 50代男性 一般内科 インフルエンザ
    インフルエンザが多いですね。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザ
    体を温めて寝るのが一番重要と思います。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザ
    微熱、鼻水、悪寒を伴う吐き気はインフルエンザを疑います。
  • 50代女性 一般内科 インフルエンザ
    予防接種を受けていない場合は要注意です。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザ・急性胃腸炎
    B型インフルエンザではよくあります。
  • 40代男性 一般内科 インフルエンザ
    インフルエンザがまず浮かびます。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザ
    流行している時期では先ず注意します。
  • 30代男性 一般内科 インフルエンザ・急性副鼻腔炎 ・虫垂炎
    おそらく炎症や感染症だと思います。
  • 40代女性 一般内科 インフルエンザ
    安静にさせることが大事です。

次に目立ったのが、インフルエンザを疑うコメントです。
吐き気と鼻水、悪寒などがあり、症状の経過を見てもし高熱になるようであれば、インフルエンザの可能性も高まると言えるでしょう。

医師のコメントからは、インフルエンザが流行している時期には注意する、という内容も見られました。時期も判断要素に入るようです。
また、「体を温めて寝るのが一番」「安静にさせる」などの対処法についても言及する医師もいました。微熱・鼻水・悪寒・吐き気の辛い症状がある場合は、体を休めることも重要ですね。

すぐに病院へ行くべき?

続いて「微熱、鼻水、悪寒の症状を伴う吐き気を催した場合、すぐに病院を受診すべきだと思いますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 症状が続くようであれば受診すべき
  • すぐに受診すべき
  • どちらでもよい
  • 受診しなくてよい

以下のグラフが結果となります。

図2

症状が続くようであれば受診すべきと回答している医師が76%と一番多く、次にすぐに受診すべきが10%と続きました。
それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

症状が続くようであれば受診の検討を

  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    程度の問題だと思いますが、ごく症状が軽い場合は様子を見てもよいですが、他の人への感染予防も考慮が必要です。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    症状が続く時、重い時に受診すべきと思います。
  • 40代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    まる一日くらい持続で受診が良いと思います。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    これまでにない症状である場合は受診された方が良いと思われます。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    症状の程度によります。嘔吐を繰り返す、鼻汁がひどい、高熱となる等です。
  • 50代男性 一般内科 症状続くようであれば受診すべき
    まずは一般内科においてスクリーニングを受けるのが良いでしょう。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    増悪がなければ、一日様子見てからでも良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    自然に治る事も多いと思います。
  • 60代女性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    幼児や高齢者は受診した方がいいかもしれません。

一番多く見られたコメントは、症状が続くなら受診をといったものでした。
まずは、部屋などで安静にして様子を見て、状態が落ち着き静まるのであれば良いですが、高熱になったり、その他の吐き気や鼻水の症状が酷くなったするようであれば、病院の受診を検討してみてもいいでしょう。

コメントをみると、以下のような場合、医師は受診を勧める傾向にあるようです。

  • 症状が続く場合
  • 症状の程度が重い場合(嘔吐を繰り返す、鼻汁がひどい、高熱となる等)
  • 幼児や高齢者の場合

これらを目安に、病院を受診すべきか否かを検討するのが良さそうです。

脱水症状に注意を

  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    脱水に注意して様子を見ます。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    水分が全く取れないようであれば、受診すべきです。
  • 60代女性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    脱水がでれば受診をした方がいいです。
  • 50代女性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    脱水症状が出てからでは遅いです。
  • 40代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    脱水症状があれば受診すべきです。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    食事水分が取れないときは受診しましょう。
  • 40代女性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    水分の経口摂取ができない事が続く場合は受診すべきです。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    脱水傾向があれば、受診が必要です。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    脱水になってはいけません。
  • 30代女性 一般内科 症状が続くようであれば受診すべき
    脱水を疑う時には受診をお願いします。

次にコメントで気になったのは、脱水症状に注意というものでした。

脱水症については、以下のホームページの説明を参考にしてみてください。

「脱水症」とは

体内の水分が足りない状態のことをいいます。
「脱水」になると、自覚症状としては口の渇きや体のだるさ、立ちくらみなどを訴えることが多いです。
皮膚や口唇、舌の乾燥、皮膚の弾力性低下、微熱などが起こります。そのほかに食欲低下、脱力、意識障害、血圧低下、頻脈なども出現しやすいです。
しかし実は、脱水に伴う症状がない、という方も少なくありません。軽度の脱水では症状が明らかになりにくいのも高齢者の特徴です。
引用:脱水症 | 健康長寿ネット - 長寿科学振興財団

どうしても吐き気の症状があると、食事はおろか水分補給も苦しいかもしれません。水分が摂れず、脱水の疑いがあるときは、病院の受診を検討した方がよさそうです。

感冒(風邪)・急性胃腸炎・インフルエンザの可能性が高い。症状が続くなら受診を検討しよう

本調査によると、まず、微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気ではどのような疾患が考えられるかを医師に聞いたところ、「感冒(風邪)」が64%と一番高く、次に「急性胃腸炎」が57%と続きました。
また、微熱・鼻水・悪寒の症状を伴う吐き気を催した場合にすぐに病院を受診すべきかどうかについては、「症状が続くようであれば受診すべき」が76%で一番高く、次に「すぐに受診すべき」が10%で続きました。
医師のコメントにあるような高熱、脱水状態であれば、病院を受診すべきか否かを検討するのが良さそうです。

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