喉の痛みを伴う発熱の症状がある場合、多くみられる病気って何?自宅で出来る対処法って何があるの?医師512人に聞いてみました

喉を押さえる女性
喉の痛みを伴う発熱の症状で多くみられる病気は、「感冒」との回答が一番多く、次に「急性咽頭炎・急性扁桃炎」、「インフルエンザ」が続きました。また自宅で出来る対処法については、「水分をこまめに取る」と回答している医師が一番多く、次に「部屋を保湿する」、「マスクをつける」と続きました。
発熱
イシコメ運営事務局

喉の痛みを伴う発熱の症状で悩まされた経験はありませんか?
発熱に加え喉の痛みもあると、喋るのも億劫になりますし、大変苦しいものとなります。
何か悪い病気にかかっているのではないか、対処法はないのかと気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医512人に、喉の痛みを伴う発熱の症状で多くみられる病気と自宅で出来る対処法について聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月13日~2018年5月14日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医524人から回答を頂きました。

喉の痛みを伴う熱で、考えられる病気って何?

「熱と喉の痛みがある場合、多く見られる病気は何ですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 感冒
  • 急性咽頭炎・急性扁桃炎
  • インフルエンザ
  • 扁桃周囲膿瘍
  • アデノウイルス感染症
  • 手足口病
  • 亜急性甲状腺炎
  • 悪性腫瘍
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「感冒」との回答が70%と一番高く、次に「急性咽頭炎・急性扁桃炎」、「インフルエンザ」が続きました。
まずは上位に上がった疾患の概要をおさえ、その後医師のコメントを見ていきましょう。

感冒とは

主にウイルスが原因で起こる鼻・のど・のどの奥の急性の感染症”を風邪と呼びます。感染症状が気管や気管支に広がっていることも多いため、これらを含めることもあります。また、ウイルスが原因で起こるもののみを風邪と呼ぶこともあります。

引用:感冒|一般社団法人 安佐医師会

扁桃炎とは

風邪の症状が続き、風邪薬を服用してもなかなか良くならない場合は扁桃炎の可能性があります。扁桃炎は初期症状が風邪に似ているため、悪化するまで気づかないことがほとんどです。38~40度近くの高熱を伴い、のどが痛み、赤く腫れて食べ物や飲み物、さらには唾液まで飲み込めなくほど辛くなる場合もあります。扁桃腺には白い斑点の膿が付着し、それが広がって全体が白く覆われます。その他の症状としては、高熱による頭痛や関節痛、悪寒。さらに首のリンパが腫れ、耳まで痛くなることもあります。

引用:扁桃炎|千葉市医師会

咽頭炎とは

のどの粘膜に風邪のウイルスや細菌が付着することによって感染し、炎症が起きた状態のこと。のどが痛み、痰が絡むようになります。扁桃腺は腫れていても、痛みや熱がない場合もあります。咽頭炎の炎症がひどくなると、のどが化膿して扁桃腺に白い斑点が付着し、扁桃炎を引き起こす場合があるので十分注意が必要です。

引用:咽頭炎|千葉市医師会

インフルエンザとは

インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。

引用:インフルエンザ|国立感染症研究所

喉の痛みを伴う熱は、感冒(風邪)の場合が多い

  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    感冒の場合が最も多いです。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    感冒が圧倒的に多いです。
  • 40代男性 一般内科 「感冒」
    風邪が多いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」
    熱と喉の痛みがある場合、多く見られる疾患は感冒です。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」・「扁桃周囲膿瘍」
    いわゆる風邪症候群です。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    風邪が圧倒的に多いです。
  • 40代男性 一般内科 「感冒」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    基本は一般的な喉風邪と思います。
  • 60代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」・「扁桃周囲膿瘍」
    これは圧倒的に感冒が多いです。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    ほとんどは風邪だと思います。
  • 40代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    普通の風邪が多いですが、痛みの強い人は扁桃炎のこともあります。
  • 60代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    まず感冒が疑われますが、重篤なものは注意します。

医師の回答を見ると「感冒(風邪)の場合が多い」とする声が多数挙がっていました。
他の病気と比較しても、実際に「感冒」であるケースは一つ飛び抜けて多いようです。
喉の痛みに熱があり、鼻水や咳も少しあるとなれば、まずは「感冒」を疑ってみてもいいかもしれません。

咽頭炎・扁桃炎のケースも

  • 50代男性 一般内科 「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    急性咽頭炎が多いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」・「アデノウイルス感染症」
    風邪と急性咽頭炎・急性扁桃炎です。
  • 60代男性 一般内科 「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    扁桃腺炎によるものが多いです。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    扁桃炎は痛みが強いことが多いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    急性咽頭炎が多いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    ウイルス性が多いですが、扁桃に膿をもっていることもあります。
  • 60代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」・「扁桃周囲膿瘍」
    急性扁桃炎などが多いです。
  • 50代男性 一般内科 「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    急性咽頭炎ならいいですが、急性扁桃炎は受診が必要です。
  • 40代男性 一般内科 「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    咽頭炎や扁桃腺炎が多いと思われます。
  • 40代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」・「アデノウイルス感染症」
    急性咽頭炎が多い印象です。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「インフルエンザ」・「急性咽頭炎・急性扁桃炎」
    急性咽頭炎・急性扁桃炎が多いように思います。

急性咽頭炎・急性扁桃炎は、喉の痛みが強い場合などに疑われる病気だそうです。
「急性扁桃炎は受診が必要です」といった医師のコメントにもあるように、病院にて適切な投薬治療が望まれる場合もあるようです。こうしたケースでは、病院の受診を検討した方が良いでしょう。

自宅で出来る対処法って何?

続いて「熱と喉の痛みがある際の自宅で出来る対処法として、適していると考えられるものは何ですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 水分をこまめに取る
  • 部屋を保湿する
  • マスクをつける
  • 刺激物を食べない
  • 市販の薬を使う
  • その他

以下のグラフが結果となります。

「水分をこまめに取る」と回答している医師が66%と一番多く、次に「部屋を保湿する」、「マスクをつける」が続きました。これら3つの対処法はどれも過半数の得票率を得ており、特に医師が勧める対処法と言えそうです。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

水分補給をしっかりと!

  • 50代男性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    脱水の予防が一番です。
  • 50代男性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    水分補給しないといけないです。
  • 60代男性 一般内科 「部屋を保湿する」・「マスクをつける」・「水分をこまめに取る」
    飲み込みやすい食物・飲料を摂り、抵抗力を落とさないようにしましょう。
  • 50代男性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    とにかく水分をこまめに摂りましょう。
  • 50代男性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    水分摂取は重要です。
  • 60代男性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    通常は脱水予防が中心です
  • 50代男性 一般内科 「部屋を保湿する」・「水分をこまめに取る」
    水分をしっかりとって自宅で安静が一番です。
  • 30代男性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    脱水に気をつけた方いいでしょう。
  • 50代女性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    休養しつつ水分とビタミンです。
  • 40代男性 一般内科 「マスクをつける」・「水分をこまめに取る」
    脱水を防ぐ為に、水分をこまめにとる。
  • 40代男性 一般内科 「水分をこまめに取る」
    水分の摂取が大変重要です。

一番多く見られたコメントは「水分補給をしっかりしよう」といったものでした。
特に脱水を懸念する声が多くあり、予防するためにもしっかりとした水分補給は意識した方が良いと言えるでしょう。
熱があり喉も痛いと、つい水分補給を忘れてしまいがちになると思います。
普段より少し意識して多めに摂取するぐらいでちょうど良いかもしれません。

保湿も心がけよう

  • 50代男性 一般内科 「部屋を保湿する」・「マスクをつける」・「水分をこまめに取る」
    保湿、マスク、水分摂取をしましょう。
  • 50代女性 一般内科 「部屋を保湿する」・「マスクをつける」・「刺激物を食べない」・「水分をこまめに取る」
    保湿を心がけるのは大事です。
  • 50代男性 一般内科 「部屋を保湿する」
    熱と喉の痛みがある際の自宅でできる対処法としては加湿です。
  • 40代男性 一般内科 「部屋を保湿する」・「マスクをつける」
    保湿は大事な事と思います。
  • 40代男性 一般内科 「部屋を保湿する」
    乾燥を解消したらよいと思います。
  • 60代女性 一般内科 「部屋を保湿する」・「マスクをつける」・「水分をこまめに取る」
    咽頭の保湿がウイルス性疾患では重要だと思います。
  • 40代男性 一般内科 「部屋を保湿する」・「マスクをつける」・「水分をこまめに取る」
    部屋を保湿する事とマスクをつける事です。
  • 40代男性 一般内科 「部屋を保湿する」
    保湿するだけでも楽になります。
  • 60代男性 一般内科 「部屋を保湿する」・「マスクをつける」・「水分をこまめに取る」
    加湿を十分にして喉の炎症悪化を防ぎましょう。
  • 40代男性 一般内科 「部屋を保湿する」
    部屋を保湿することは良いです。

次にコメントで多かったのは、「部屋を保湿しよう」というものです。
部屋が乾燥していて、喉が渇いていると更に喉の炎症が悪化する原因になります。
可能であれば、加湿器などで湿度を保つといいかもしれませんね。

感冒(風邪)や急性咽頭炎・急性扁桃炎の場合が多い。多めの水分補給を心がけましょう。

本調査によると、まず喉の痛みを伴う発熱で多くみられる病気は、「感冒」との回答が70%と一番高く、次に「急性咽頭炎・急性扁桃炎」、「インフルエンザ」が続きました。どの病気も比較的馴染みのあるものですね。
また自宅で出来る対処法については、「水分をこまめに取る」と回答した医師が66%と一番多く、次に「部屋を保湿する」、「マスクをつける」と続きました。
水分が不足していると脱水になりかねませんし、乾燥しているとさらに喉の炎症が悪化してしまうリスクもあるようです。
喉の痛みを伴う発熱の症状は辛いですよね。もしなってしまったら、本記事の対処策を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ツイート
この記事の著者

関連する記事

閲覧数ランキング

  1. 7割が妊娠中にも性行為します!どこまでOKなのか、何がNGなのかまとめてみた

  2. 腹痛のない下痢、続くなら病院へ行くべき?523名の医師に聞いてみました

  3. 閉経後も妊娠の可能性はあるの??産婦人科医130名に聞いてみました

  4. 風邪をひいている時って飲酒しても大丈夫?飲酒が与える悪影響って一体何?医師501人に聞いてみました

  5. 皮膚科医200人に聞いた本当に正しいニキビ跡の消し方

  6. 発熱だけの症状で考えられる病気って何?病院は受診した方がいいの?医師524人に聞いてみました

  7. 全部無駄だったの!? イチゴ鼻の治し方を皮膚科医200人にきいてみた

  8. どれくらいの期間下痢が続いたら病院を受診するべき?医師549名に聞いてみました

  9. 風邪でかかるのは内科?耳鼻咽喉科?医師4200人アンケート調査

  10. 何日以上、熱が下がらないと病院に行くべき? 考えられる疾患は?医師523人に聞いてみました