発熱がぶり返す原因って何?病院の再受診はした方がいいの?医師524人に聞いてみました

熱のぶり返し
発熱がぶり返した場合の主な原因については、「肺炎や気管支炎の合併」との回答が約60%と一番高く、次に「他のウイルスによる二次感染」、「インフルエンザによる二峰性発熱」が続きました。また、一度受診した後に発熱をぶり返した場合、再度、病院を受診すべきかどうかについては、「症状が続くようであれば受診するべき」と回答している医師が約70%と一番多く、次に「すぐ受診するべき」と続きました。発熱がぶり返した場合は、肺炎や気管支炎の合併の可能性が高いようなので、症状が続くようであれば病院の受診を検討しましょう。
発熱
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発熱の症状で悩まされた経験はありませんか?
特に高熱になると何をするにも一苦労で、病院へ行くのも大変かと思います。
そんな発熱の症状がやっと治ったと思ったのに、熱がぶり返してしまいどうしたらいいかと困ってしまった経験はないでしょうか。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医524人に、発熱がぶり返す原因と再度病院を受診した方がいいかどうかについて聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月8日~2018年5月9日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医524人から回答を頂きました。

熱がぶり返す原因として考えられるのは何?

「発熱がぶり返した場合の主な原因はなんですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 肺炎や気管支炎の合併
  • 他のウイルスによる二次感染
  • インフルエンザによる二峰性発熱
  • 副鼻腔炎の合併
  • 中耳炎の合併
  • その他

以下のグラフが結果となります。

図1

集計では、「肺炎や気管支炎の合併」と回答した医師の割合が59%と一番高く、次に「他のウイルスによる二次感染」、「インフルエンザによる二峰性発熱」が続きました。
まずは上位に挙がった疾患の概要をおさえ、その後医師のコメントを見ていきましょう。

肺炎とは

肺に炎症が起きている状態の総称。一般的には肺の急性感染症のことを指す。細菌やウイルス感染などさまざまな理由で肺に炎症が起こっている状態で、一般的には急性の感染症の場合をいいます。死亡原因に占める順位は全体で4位ですが、高齢で多くなっています。喫煙はそれ自体が肺の組織にダメージを与えることはもちろん、あらゆる肺炎の危険因子となります。特に喫煙との強い関連が明らかになっている肺炎として、急性好酸球性肺炎や剥離性間質性肺炎などがあります。
引用:肺炎|厚生労働省

気管支炎とは

気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、咳や痰が続く状態。気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、粘り気の強い痰が喉の方に押し出されにくくなり、咳や痰が続く病気です。慢性気管支炎になると、気道が狭くなって息を吐きづらくなるという症状がみられます。これを気流制限といいます。症状が起こる病気に肺気腫がありますが、現在ではこれらを合わせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ぶことが多くなっています。ともに最大の原因は喫煙であることが分かっています。受動喫煙もまた症状を悪化させます。禁煙は予防だけでなく症状を軽減する上でも有効で、最も重要な治療手段であるといえます。
引用:気管支炎|厚生労働省

インフルエンザとは

インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。
引用:インフルエンザ|国立感染症研究所

熱のぶり返しは、肺炎・気管支炎の合併が多い

  • 50代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    細菌感染や二次感染のことが多いようです。
  • 50代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    風邪症状のあとであれば、肺炎合併を考えます。
  • 40代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    肺炎は繰り返し発熱しやすいです。
  • 40代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    ほかの感染症の二次感染です。
  • 60代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    発熱がぶり返した場合の主な原因は肺炎や気管支炎の合併です。
  • 50代女性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    二次感染で増悪再発が起こります。
  • 40代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    肺炎などの合併が多いと思います。
  • 60代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    インフルエンザ後の肺炎はあります。
  • 60代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    高齢者では肺炎が多いです。
  • 50代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    ウイルス感染症後の発熱は、細菌感染の合併を考えます。
  • 60代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    細菌性の二次感染を考えます。
  • 50代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    高齢者については肺炎が多いと思います。
  • 40代男性 一般内科 肺炎や気管支炎の合併
    肺炎の合併が多いと思います。

医師の回答を見ると「肺炎や気管支炎の合併が多い」とする声が多数挙がっていました。
医師のコメントを見る限り、特に高齢の方は肺炎である場合が多いようで注意が必要と言えそうです。
また、「細菌感染や二次感染のことが多い」というコメントもあるように、肺炎や気管支炎の合併の場合は、医療機関で治療の必要がある細菌性の可能性があるため、発熱がぶり返し、咳・痰がひどい方は受診を検討したほうがよいかもしれません。

インフルエンザによる二峰性発熱のケースも

  • 50代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱
    インフルエンザによる二峰性発熱です。
  • 50代男性 一般内科 他のウイルスによる二次感染・インフルエンザによる二峰性発熱
    発熱がぶり返した場合の主な原因はインフルエンザです。
  • 60代男性 一般内科 他のウイルスによる二次感染・インフルエンザによる二峰性発熱
    インフレンザ後の細菌感染でしょうか。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱
    インフルエンザが長びいていることが多いと思います。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱
    インフルエンザの二峰性発熱です。
  • 40代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱・肺炎や気管支炎の合併
    インフルエンザで解熱後の発熱もあります。
  • 60代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱・肺炎や気管支炎の合併
    インフルエンザの二峰熱か、気管支肺炎を考えます。
  • 40代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱・肺炎や気管支炎の合併
    インフルエンザは解熱後の発熱があります。
  • 40代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱
    インフルエンザだと思います。
  • 50代男性 一般内科 インフルエンザによる二峰性発熱・肺炎や気管支炎の合併
    インフルエンザ後の肺炎は危険です。

次にコメントで目立ったのは「インフルエンザによる二峰性発熱」との声です。
コメントでもありましたが、インフルエンザの解熱後の発熱のことだったり、インフルエンザの後に細菌感染して肺炎・気管支肺炎になったりする場合があるようです。
こちらも症状が続く、我慢できないなどの場合は病院受診を検討したほうがよさそうです。

再度、発熱した場合は病院を受診するべき?

続いて「一度受診した後に発熱がぶり返した場合、再度、病院を受診すべきとお考えですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • すぐ受診するべき
  • 症状が続くようであれば受診するべき
  • どちらでもよい
  • 受診しなくてよい

以下のグラフが結果となります。

図2

 

「症状が続くようであれば受診するべき」と回答している医師が69%と一番多く、次に「すぐ受診するべき」が続きました。
それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

症状が続くなら受診の検討を

  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    症状が続くようなら受診したほうがよいと思います。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    合併症が起きては元も子もないです。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    できるだけ受診されることを勧めます。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    合併症の可能性があります。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    症状が続くようなら、又は悪化するようなら受診すべきです。
  • 40代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    症状が続くなら受診すべきだと思います。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    再度の発熱が持続する場合には、細菌感染の悪化を考えますので、受診が必要な場合が多いと考えます。
  • 30代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    改善なければ一度受診した方がいいと思います。
  • 60代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    一日以上持続する場合は再受診です。
  • 50代男性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    安静が基本で熱が続くなら受診です。
  • 30代女性 一般内科 症状が続くようであれば受診するべき
    もう一度ゆっくり休んでそれでも治らない時に受診すべきです。

一番多く見られたコメントは「症状が続くなら受診すべき」といったものでした。
医師のコメントをみると、続く場合は合併症の可能性もあることから、受診を考えてみてはどうかという意見が複数見られました。

やはり安静にしてみても改善が見られない場合は、病院の再受診を検討してみてもいいかもしれません。

発熱がぶり返すと肺炎や気管支炎の合併、インフルエンザによる二峰性発熱の恐れあり。症状が改善しないなら病院再受診の検討を。

本調査によると、発熱がぶり返した場合の主な原因については、「肺炎や気管支炎の合併」との回答が一番高く、次に「他のウイルスによる二次感染」、「インフルエンザによる二峰性発熱」が続きました。肺炎も気管支炎もこじらせると危険な病気ですから、注意したいところですね。
また、一度受診した後に発熱をぶり返した場合、再度、病院を受診すべきかどうかについては、「症状が続くようであれば受診するべき」と回答した医師が一番多く、次に「すぐ受診するべき」と続きました。
発熱がぶり返した場合は、肺炎や気管支炎の合併、インフルエンザの再燃の可能性があるため、症状が続くようであれば、無理をせず、病院の再受診を検討した方がよさそうです。

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