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1週間経っても風邪の症状が改善しない場合って病院を受診した方がよい?医師524人に聞いてみました

頭を押さえる女性
本調査の結果、1週間経っても風邪の症状が改善しない場合は、病院を「受診するべき」との回答が47%と一番高く、次に「どちらとも言えない」、「早急に受診すべき」が続きました。医師のコメントでは、少しでも病状に改善が見られるのであれば1週間ぐらい風邪が長引く事はあるのでそこまで心配しなくてもよいとの意見がありました。一方で、症状が重くなっていたり、体の不具合が増えていたりするようであれば、副鼻腔炎や咳喘息、百日咳、肺炎などの可能性も出てくることから、病院を受診して医師の指示を仰ぐことが推奨されていました。まずは、客観的に自分の病状はどんな状況か考えてみるようにするのが大事なようです。
風邪
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風邪の症状が長引き、病院に行くべきか、悩んだことはありませんか?
風邪をひくと頭痛に嘔気、寒気や発熱、関節痛に咳など様々な症状に悩まされるかと思います。
2、3日ですぐに良くなってしまうこともあれば、1週間経ってもまだ風邪の症状が残り、悩まされている人も少なくないでしょう。
1週間も続くと、何か別の病気にかかっていないか、気になりますよね。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医524人に、1週間経っても風邪の症状が改善しない場合は病院を受診すべきかどうかについて聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月20日~2018年5月21日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医524人から回答を頂きました。

1週間経っても風邪の症状が改善しない場合、病院を受診するべき?

「1週間経っても風邪の症状が改善しない場合、病院を受診すべきだと思いますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 早急に受診すべき
  • 受診するべき
  • どちらとも言えない
  • 受診しなくてよい
  • 全く受診しなくて良い

以下のグラフが結果となります。

集計では、「受診するべき」との回答が47%と一番多く、次に「どちらとも言えない」、「早急に受診すべき」が続きました。
この結果から、半数近くの医師は病院を受診した方が良いと考えている事が分かります。
それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

1週間経っても風邪の症状が改善しない場合は、病院を受診するべき

  • 60代男性 一般内科 「受診するべき」
    アレルギーなどがあるのかもしれません。
  • 50代男性 一般内科 「受診するべき」
    複合感染を防ぐ目的では受診が重要です。
  • 30代男性 一般内科 「受診するべき」
    自分でも1週間以上、治すのに時間がかかったケースは有りますが、とりあえず、風邪は3日で治るはずです。ゆえに、1週間も症状が続いた場合、受診が好ましいと考えます。
  • 50代男性 一般内科 「受診するべき」
    1週間以上持続する時は、自然治癒しない事が多いです。
  • 40代男性 一般内科 「受診するべき」
    副鼻腔炎になっている事が多いです。
  • 60代男性 一般内科 「受診するべき」
    原因が様々ですので受診した方が良いです。副鼻腔炎、咳喘息、百日咳などもあります。
  • 40代男性 一般内科 「受診するべき」
    1週間以上続くのは免疫力が低下しているせいなので、投薬が必要でしょう。
  • 40代男性 一般内科 「受診するべき」
    風邪ではないかもしれません。
  • 50代男性 一般内科 「受診するべき」
    こじれて細菌感染を起こしていたり、あるいは咳喘息などの基礎疾患が関係していたりしている可能性がありますので、治療した方が良いと思います。
  • 40代女性 一般内科 「受診するべき」
    持病がある人、免疫力が低下している人は受診するべきです。それ以外の人は2週間までは経過観察でよいです。
  • 60代男性 一般内科 「受診するべき」
    受診した方がいいです。長引く風邪も多いですが、他の重大な隠れた疾患の早期発見には受診は必要だからです。

医師の回答を見ると、「受診するべき」との声が多数挙がっていました。
風邪が長引く原因は人それぞれでしょうが、副鼻腔炎や咳喘息、百日咳といった他の病気の可能性があるといった医師の意見が見られました。
また、「他の重大な隠れた疾患の早期発見には受診」という医師のコメントもあり、風邪ではない病気があるか診断をつけてもらうことも大事な場面がありそうです。
持病を持っている方や免疫力が低下している方も要注意で、この場合も医師から病院の受診が推奨されていました。

どちらとも言えないという意見も

  • 50代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    自然に回復することも多いです。
  • 40代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    安静にしたり、十分な食事が取れなかったりすれば、長引きます。十分に対応して治らない時は受診したほうがいいです。
  • 50代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    症状の程度です。1週間はまだ長くないです。
  • 50代女性 一般内科 「どちらとも言えない」
    症状が軽快傾向とか色々あると思います。
  • 50代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    ごまかしながら日常生活を維持するより、休息をとる方が早く軽快します。
  • 60代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    風邪症状のみで、発熱が無いのならば経過観察です。
  • 50代女性 一般内科 「どちらとも言えない」
    1週間はよくいます。2週間を超えたら病院を受診でいいと思います。
  • 30代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    発熱や呼吸苦、咳嗽があれば受診した方が良いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    日常生活に支障なければ、もう少し様子をみてよいと思います。
  • 30代男性 一般内科 「どちらとも言えない」
    軽ければ受診しなくてもよいし、重ければ受診すべきです。

一方で「どちらとも言えない」を回答した医師の意見では、あくまでも症状の程度次第だとするコメントが多くみられました。
1週間続いていても日常生活に支障がなかったり、症状が軽快傾向だったりすれば、もう少し様子を見ても良さそうでした。
つまり、病院を受診するかどうかは、その時の症状の程度をしっかり見極めることが大事なようですね。

肺炎などを合併している可能性もあり、早急に受診を

  • 60代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    他疾患の鑑別が重要です。
  • 40代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    早急に受診すべきと思います。
  • 50代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    肺炎合併している可能性があります。
  • 60代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    結核も含め精査を進めた方がよろしいかと思います。
  • 50代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    風邪以外の重篤な病気が混ざっている可能性があります。
  • 40代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    風邪以外の細菌性炎症、ほか別の基礎疾患が隠れている可能性があります。
  • 50代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    長引く風邪症状の場合は、結核などの感染症が隠れている場合があるため、病院を受診し胸部写真などで確認が必要と思います。
  • 60代男性 一般内科 「早急に受診すべき」
    肺炎の可能性があるので病院を受診すべきです。

「早急に受診するべき」を回答した医師のなかでは、風邪ではなく、他の病気の可能性を危惧する意見が目立ち、具体的には、肺炎や結核の名前が挙がっていました。
やはりここでも症状が大事なようで、明らかに改善が見られなかったりする場合は、早めに受診した方が確実と言えそうです。

症状がひどい場合は受診の検討を

本調査によると、1週間経っても風邪の症状が改善しない際の病院受診については、「受診するべき」との回答が最も多く、次に「どちらとも言えない」、「早急に受診すべき」が続きました。
風邪が1週間ほど続いてしまうのはさほど珍しい事ではないようで、症状が軽い場合は自然治癒を待つのがよさそうです。
しかし、症状がつらい場合は、副鼻腔炎や咳喘息、百日咳、肺炎など他の病気にかかっている場合もあることから、なるべく受診を検討した方がよさそうでした。

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