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風邪をひいた時に味覚が変わる原因って何?対処法ってある?医師504人に聞いてみました

飴をなめる女性
風邪をひいた際に味覚が変わる原因は、「鼻水や鼻づまり」との回答が83%と一番高く、次に「薬の影響」が続きました。医師のコメントでも、鼻づまりと味覚異常の関係性を指摘するものが多くみられました。また、風邪で味覚に異変を感じた際の対処法については、「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」と回答した医師が50%と一番多く、次に「特にない」、「口の中を乾燥させない」が続きました。風邪で味覚に異変を感じたら、鼻づまりになっていないかを確認し、口の中を乾燥に気をつけることが大事そうです。
風邪
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風邪をひいた際に味覚が普段と変わったという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。なぜ、風邪をひくと味覚に影響がでるのか、気になりますよね。
また、味覚が変わる症状に陥った際、もし味覚を正常に戻すための対処法があれば知りたいところです。

そこで今回は、一般内科、総合診療科医504人に、風邪をひいた際に味覚が変わる原因は何か、適切な対処法には何があるのかについて聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月16日~2018年5月17日にかけて行われ、一般内科、総合診療科医504人から回答を頂きました。

風邪をひいた時に味覚が変わるのはなぜ?

「風邪をひいた際に、味覚が変わる原因はなんですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 鼻水や鼻づまり
  • 薬の影響
  • ストレス
  • 亜鉛不足
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「鼻水や鼻づまり」との回答が83%と一番多く、次に「薬の影響」が続きました。「鼻水や鼻づまり」が際立って多くの医師の支持を得ている事が分かります。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

風邪による味覚の変化は、鼻水や鼻づまりが影響している

  • 60代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    鼻詰まりによると思います。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    鼻炎にともなう味覚障害だと思います。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    鼻が改善すると味覚が戻ることが多いです。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    鼻閉があると味覚に影響すると思います。
  • 60代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    色々あると思いますが、この中では鼻水や鼻づまりが一番だと思います。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    耳鼻科の立場からすると、まず急性のものは、鼻閉由来と考えたいです。
  • 60代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    鼻づまりは、味覚異常を起こす可能性が高いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    香りなどが感じにくくなり、のどや口腔粘膜の炎症で味覚の粘膜にも異常が出て、感じにくくなっていると思います。
  • 60代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    鼻水・鼻づまりにより嗅覚低下すると味覚にも影響します。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    風邪をひいた際に、味覚が変わる原因は鼻水や鼻づまりです。
  • 40代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    鼻づまりで味覚低下を感じる患者は多いです。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水や鼻づまり」
    粘膜の炎症による神経の鈍磨と臭覚の低下によるものと思います。

医師の回答を見ると、「鼻水や鼻づまりが影響している」との声が多数挙がっていました。
上記のコメントによれば、鼻が詰まると食べ物の匂いを嗅ぐ機能が阻害され、味の感じ方に影響がでるようです。
確かに、普段何でもない時でも鼻をつまんだ状態で物を食べると、味が違って感じますよね。
さらに風邪の影響で、のどや口腔粘膜の炎症がおき、味覚の粘膜に異常が出ることも、味が感じにくくなる原因のようでした。

薬にも味覚への影響がある

  • 50代男性 一般内科 「薬の影響」
  • 薬剤の影響は否定できません。
  • 40代男性 一般内科 「薬の影響」
    風邪をひいた際に、味覚が変わる原因は薬の影響です。
  • 50代男性 一般内科 「薬の影響」
    薬の副作用ではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 「薬の影響」
    風邪薬でなるようです。
  • 40代男性 一般内科 「薬の影響」
    睡眠導入剤の影響が強いのではないでしょうか。
  • 40代男性 一般内科 「薬の影響」
    薬剤性味覚障害と風味障害が多いです。
  • 40代男性 一般内科 「薬の影響」
    鼻閉と薬の副作用と思います。
  • 40代男性 一般内科 「薬の影響」
    投薬中は味覚異常が副作用として多いと思います。

次にコメントで気になったのは、「薬の影響がある」との意見です。
薬を飲むと、眠くなるなどの副作用が発生しますよね。その副作用の一つに味覚障害も含まれるようです。

適切な対処法って一体何?

続いて「風邪で味覚に異変を感じた際の適切な対処法はなんですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 鼻水・鼻づまりの症状を治療する
  • 口の中を乾燥させない
  • ストレスを解消する
  • 亜鉛を補給する
  • 特にない
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」と回答した医師が50%と一番多く、次に「特にない」、「口の中を乾燥させない」が続きました。
「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」が唯一、半数以上の支持を獲得しています。
それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

味覚に異変があれば、鼻水・鼻づまりの改善を!

  • 50代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    鼻炎が改善されれば良くなると思います。
  • 50代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    鼻水・鼻づまりの症状を治療するといいです。
  • 40代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    まずは鼻閉の除去を試みます。
  • 40代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    症状緩和のために鼻をかみます。
  • 50代女性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    鼻閉治療が一番良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    適切な対処法は鼻水・鼻づまりの症状を治療する事です。
  • 60代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    まず風邪を治さないとよくなりません。
  • 60代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    鼻水や鼻づまりを改善させましょう。
  • 40代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    風邪を早く治す以外に他ないかと思います。
  • 40代男性 一般内科 「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」
    点鼻薬などで対処します。

一番多く見られたコメントは、「鼻水・鼻づまりの症状を改善しよう」といったものでした。
先の質問でも、鼻づまりの症状が味覚異常の原因に挙げられていました。異常の原因を取り除いてあげることが、解決への一番の近道と言えそうです。
具体的な方法としては、「鼻をかむ」「点鼻薬の使用」「風邪自体を早く治す」などが挙げられていました。

口の中を乾燥させない

  • 50代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    乾燥が問題だと思います。
  • 40代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    こまめにうがいをする事です。
  • 50代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    口腔内の清潔が重要だと思います。
  • 40代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    鼻腔のうがいも良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    口腔内を乾燥させないことは重要と思います。
  • 40代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    水でゆすぐようにしています。
  • 50代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    口腔内乾燥はさせないようにしています。
  • 50代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    とにかく水分摂取は大切です。
  • 50代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    乾燥予防が大切です。
  • 50代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    口の乾燥を防ぐことが大切だと思います。
  • 60代男性 一般内科 「口の中を乾燥させない」
    風邪で味覚に異変を感じた際の対処法は加湿です。

次にコメントで気になったのは、「口の中を乾燥させない」との意見です。
加湿をすることで、口の渇きによる味覚の変化を避ける効果があるようです。
医師からは、「こまめなうがい」や「水分摂取」などの具体的な対策が挙がっていました。
風邪で味覚に異変を感じる時には、口の中を乾燥させないように気をつけましょう。

鼻が詰まり、薬の影響、口の乾燥が味覚異常の原因になる

本調査によると、風邪をひいた際に味覚が変わる原因は、「鼻水や鼻づまり」との回答が83%と一番高く、次に「薬の影響」が続きました。
嗅覚の異変が味覚にも影響を与えることが多いようで、風邪をひいていて味に違和感がでた時には、まずは鼻が詰まっていないか確認してみると良いと言えるでしょう。
また、風邪で味覚に異変を感じた際の適切な対処法については、「鼻水・鼻づまりの症状を治療する」と回答した医師が50%と一番多く、次に「特にない」、「口の中を乾燥させない」が続きました。
味覚異常の原因となりやすい鼻水・鼻づまりの症状を改善させることが適していた対処法と言えそうですが、加えて水分摂取やうがいなどの口内乾燥の対策もしっかりしておくのが大事ですね。
味覚というと舌や口の中に着目してしまいがちですが、嗅覚も大きな役割をしていることが分かる調査となりました。
今回の結果を参考に、早期の症状改善に努めましょう!

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