目の痛みを伴う発熱の症状で多くみられる病気って何?病院は受診した方が良いの?医師512人に聞いてみました

目を押さえる男性
目の痛みを伴う発熱がある場合に多く見られる病気は、「ウイルス性結膜炎」との回答が最も多く、次に「アデノウイルス感染症」、「急性副鼻腔炎」が続きました。また、病院を受診した方が良いかどうかについては、「症状が続くようであれば受診するべき」と回答した医師が一番多く、次に「すぐ受診するべき」が続きました。目の痛みを伴う発熱がある場合は、ウイルス感染の可能性が高いようで、症状がおさまらない時は病院の受診を考えた方がよさそうです。
発熱
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目の痛みを伴う発熱の症状で悩まされた経験はありませんか?
熱があると仕事も遊びも手につかなくなりますし、生活への弊害が大きいと思います。関節痛や倦怠感など付随する症状も苦しいですよね。
さらに発熱の症状に目の痛みも伴ってしまい、困ったという方もおられるのではないでしょうか。どんな病気にかかっているのか、病院へ入った方がいいのかなど、気になることも多いと思います。

そこで今回は、一般内科、総合診療科の医師512人に、目の痛みを伴う発熱の症状で多くみられる病気と病院は受診した方が良いかどうかについて聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月13日~2018年5月14日にかけて行われ、一般内科、総合診療科の医師512人から回答を頂きました。

目の痛みを伴う発熱は、何の病気が多いの?

「目の痛みを伴う発熱がある場合、多く見られる病気は何ですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • ウイルス性結膜炎
  • アデノウイルス感染症
  • 急性副鼻腔炎
  • インフルエンザ
  • 感冒
  • 薬剤アレルギー
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「ウイルス性結膜炎」との回答が50%と一番高く、次に「アデノウイルス感染症」、「急性副鼻腔炎」が続きました。
ここまでの結果から、特にウイルス感染の可能性が高いと言えそうです。
まずは上位の病気の概要をおさえ、その後医師のコメントを見ていきましょう。

ウイルス性結膜炎とは

「めやに」がでて白目が赤くなる結膜炎、原因には様ざまなものがあります。中でもウイルスによっておこる結膜炎は、感染力が強いことから「はやり目」と呼ばれ、目をこすった手やハンカチなどから他の人にうつることがあります。
かかった場合は、人にうつらないようによく注意しないと、家庭、学校、職場で、家族やお友達に広がってしまい、日常生活にも支障をきたします。

引用:ウイルス性結膜炎|日本眼科医会

アデノウイルス感染症とは

咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる感染症で、発熱で発症し、頭痛、食欲不振、全身倦怠感とともに、咽頭炎に起因する咽頭痛、結膜炎にともなう結膜充血、眼痛、羞明、流涙、眼脂を訴え、3~5日間程度持続します。眼症状は一般的に片方から始まりますが、その後他方にも出現します。また結膜の炎症は下眼瞼結膜に強く、上眼瞼結膜には弱いとされています。

引用:アデノウイルス感染症|渋谷区医師会

急性副鼻腔炎とは

副鼻腔とは、鼻腔(鼻穴の中)のまわりの骨の中にある粘膜でおおわれた空洞の事です。頬、両目の間・奥、額の4か所に存在します。副鼻腔はそれぞれが細い道で鼻腔とつながっています。その副鼻腔で炎症がおこると副鼻腔炎です。俗に「蓄膿症」といわれたりもします。副鼻腔の粘膜に細菌やウイルスが感染することなどによって炎症が起こり、鼻水、鼻づまり、後鼻漏(のどに鼻水が落ちる)、悪臭、頭重感、歯痛様疼痛などさまざまな症状が現れます。(ハウスダストや花粉症などアレルギーに併発することもあります。)

引用:急性副鼻腔炎|安芸郡医師会

目の痛みを伴う熱は、ウイルス性結膜炎が多い

  • 40代男性 一般内科 「アデノウイルス感染症」・「ウイルス性結膜炎」
    結膜炎かもしれないので眼科受診して精査しましょう。
  • 50代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    目の痛みを伴う発熱がある場合ウイルス性結膜炎が考えられます。
  • 40代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    ウイルス性の結膜炎が多そうです。
  • 50代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    発熱により、眼に炎症をおこすことがあります。
  • 60代女性 一般内科 「アデノウイルス感染症」・「ウイルス性結膜炎」
    ウイルス感染症が多いので、眼科を受診しましょう。
  • 40代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    ウイルス性結膜炎が多いのではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    ウイルス性の結膜炎の可能性が高い。
  • 60代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    やはり眼科的な疾患をまず考えます。
  • 40代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」・「アデノウイルス感染症」・「ウイルス性結膜炎」
    ウイルス感染症は眼の粘膜を障害することが多いです。
  • 50代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    目の病気が多いのではないでしょうか。
  • 40代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    やはり結膜炎が多いのではないでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 「ウイルス性結膜炎」
    ウイルス性結膜炎だと思います。

医師の回答を見ると、「ウイルス性結膜炎」を疑う声が多数挙がっていました。病気の概要は上記の通りですが、「ウイルス性結膜炎」は結膜に炎症が起こって充血やかゆみ、涙や目やになどの症状を引き起こす病気です。
もし感染してしまった場合は人にうつす恐れがあるので、タオルの共用を避けること、よく手を洗うように心がけることが大事です。
「眼科的な疾患をまず考えます」とした医師のコメントも見られました。

急性副鼻腔炎の場合もある

  • 60代男性 一般内科 「感冒」・「急性副鼻腔炎」
    副鼻腔炎の可能性があります。
  • 40代男性 一般内科 「感冒」・「急性副鼻腔炎」
    ウイルスによる上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れます。 喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性があります。
  • 50代女性 一般内科 「急性副鼻腔炎」
    急性副鼻腔炎では、よく目の周りに痛みがあります。
  • 60代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」
    副鼻腔炎などでは顔面全体または眼周囲等の疼痛を生じることがあります。
  • 50代男性 一般内科 「感冒」・「急性副鼻腔炎」・「ウイルス性結膜炎」
    副鼻腔炎は意外と見逃しやすいです。
  • 50代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」・「ウイルス性結膜炎」
    急性副鼻腔炎などでもそういう症状があります。
  • 40代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」・「アデノウイルス感染症」・「ウイルス性結膜炎」
    副鼻腔炎や結膜炎等を考えます。
  • 40代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」・「アデノウイルス感染症」・「ウイルス性結膜炎」
    結膜炎は多いと思いますが急性副鼻腔炎も注意が必要と思います。
  • 30代女性 一般内科 「急性副鼻腔炎」
    副鼻腔炎は多いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」
    副鼻腔炎の可能性が高いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」
    頭痛、目の奥の痛みなら慢性副鼻腔炎が考えられます。
  • 40代男性 一般内科 「急性副鼻腔炎」
    目を動かすと痛むという病歴は副鼻腔炎や髄膜炎を疑います。

急性副鼻腔炎も目が痛いという症状が当てはまる病気です。
医師のコメントによれば、顔面全体または眼周囲の痛み、頭痛、目の奥の痛みなどがあれば、「急性副鼻腔炎」が疑わしくなるようでした。
病気の概要は既に記載していますが、ウイルスや細菌が副鼻腔にも感染することで炎症が起こり発症するケースが多いようです。
目が痛く感じた経過を詳しく医師に伝え、正しい治療につなげましょう。

病院は受診した方が良いの?

続いて「目の痛みを伴う発熱がある場合、病院を受診すべきだと思いますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • すぐ受診するべき
  • 症状が続くようであれば受診するべき
  • どちらでもよい
  • 受診しなくてよい

以下のグラフが結果となります。

「症状が続くようであれば受診するべき」と回答した医師が70%と一番多く、次に「すぐ受診するべき」が続きました。
ここまでから多くの医師が、病院を受診した方が良いと考えている事が分かります。
それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

まずは焦らず経過観察を

  • 30代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    1日程度で改善する場合は心配ないと思います。
  • 50代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    続くなら受診した方がいいでしょう。
  • 60代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    症状が続くようであれば受診するべきです。
  • 60代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    痛みの程度と持続時間によります。
  • 50代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    経過観察が必要です。
  • 50代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    自然治癒もあるので、様子を見たほうがよいです。
  • 60代女性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    感染症のことが多いので、感染予防も大切です。
  • 40代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    症状が改善せず悪化するようなら受診すべきです。

一番多く見られたコメントは、「症状が続くなら受診を考えよう」といったものでした。
目の痛みを感じたからといって全て治療が必要な病気というわけではなく、自然治癒してしまうこともあるようです。医師からも、1日程度は安静にして症状の様子を見るようなアドバイスが見られました。
目の痛みに発熱の症状もあると気持ちも不安になると思いますが、あまり焦らず、冷静な行動を心がけましょう。

一方ですぐに受診を勧める意見も

  • 40代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    眼科に受診して精査を受けるべきです。
  • 60代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    目の痛みを伴う発熱がある場合、すぐに病院を受診すべきです。
  • 50代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    場合によっては画像検査が必要です。
  • 40代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    目の痛みは重い疾患の可能性があります。
  • 50代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    多様な原因が考えられるため早めに受診された方がよいと思います。
  • 60代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    早い方がいいと思います。
  • 50代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    原因を調べる必要があると思います。
  • 60代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    早く眼科に診てもらいましょう。
  • 30代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    急激に進行することもあるので早めに受診をしましょう。
  • 30代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    眼痛がひどい場合には受診した方がいいでしょう。

「すぐ受診するべき」とした医師のコメントを見ると、目の痛みがある場合、重篤な病気や急激に進行する病気の可能性もあるという声が複数見られました。
あくまでも病状の程度の問題だと思いますが、痛みがひどい場合、耐えられない場合は早めの病院の受診を心がけましょう。受診先としては、眼科を推す声が複数見られました。

目の痛みを伴う発熱は、ウイルス感染の可能性あり。病状の改善がなければ受診を考えよう。

本調査によると、目の痛みを伴う発熱がある場合に多く見られる病気については、「ウイルス性結膜炎」との回答が一番高く、次に「アデノウイルス感染症」、「急性副鼻腔炎」が続きました。
また、病院を受診した方が良いかどうかについては、「症状が続くようであれば受診するべき」と回答した医師が一番多く、次に「すぐ受診するべき」が続きました。
目の痛みを伴う発熱がある場合は、ウイルス感染のことが多いようですが、まずは焦らず様子をみて、続くようなら受診することが大事そうです。

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