発熱している時は積極的に汗をかいた方が良いの?入浴はしても平気?医師512人に聞いてみました

頭を押さえる女性
熱が出た際に汗をかいた方が良いのか医師に聞いたところ、「程よく発汗すべき」との回答が最も多く、次に「積極的に発汗すべき」が続きました。発熱してしまった際は水分を多めに摂って発汗を促し、解熱を促進させることが効果的なようです。また、発汗した後の入浴については、「微熱の場合は良い」と回答した医師が一番多く、次に「良い」と続きました。負担にならない程度であれば入浴は可能なようですが、体力に自信がない時はあまり無理をせず、シャワーにとどめたり入浴時間は短めにしたりなど工夫するようにしましょう。
発熱
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発熱の症状で悩まされることはありませんか?だるくて何もする気になれず困っている方も多いはずです。
また、少しでも早く治そうと水分をたくさん摂って汗をかこうと努力する場合もあるでしょう。
でも、汗をかくことが本当に発熱の対処法として適しているのでしょうか。また、汗をかいた後に入浴をしてもよいものなのでしょうか。

そこで今回は、一般内科、総合診療科の医師512人に、発熱している時に積極的に発汗しても良いのか、その後入浴をしても大丈夫なのか聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年5月13日~2018年5月14日にかけて行われ、一般内科、総合診療科の医師512人から回答を頂きました。

熱が出たとき、汗をかいた方が良い?

「熱が出た際には、患者さんは積極的に発汗をすべきだと思いますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 積極的に発汗すべき
  • 程よく発汗すべき
  • あまり発汗すべきではない
  • 発汗してはいけない

以下のグラフが結果となります。

集計では、「程よく発汗すべき」との回答の割合が71%と一番高く、次に「積極的に発汗すべき」が続きました。
ここから医師は、発熱した際は汗をかいた方が良いと考えている事が分かります。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

適度な発汗は好ましい

  • 50代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    発汗があるのが自然かと思います。
  • 50代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    発汗があったほうがいいです。
  • 60代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    脱水にならないように注意しながら発汗させます。
  • 50代女性 一般内科 程よく発汗すべき
    自然に任せて、その後、着替えをすることが大事です。
  • 60代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    程よく発汗し、生体内の代謝を高め、水分を十分補充すべきです。
  • 30代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    熱が出た際の発汗により解熱が期待されます。
  • 50代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    水分補給を十分に行った上で、適度な発汗は良いと思います。
  • 60代女性 一般内科 程よく発汗すべき
    発汗を促す行為は、身体に負担が大きいので、予備力によって対処を変えるべきです。
  • 50代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    ある程度発汗しないと解熱しにくいと思います。
  • 60代女性 一般内科 程よく発汗すべき
    体温調節のため、ほどよく発汗できれば良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    適度に発汗すべきと思います。脱水を招かないようにしましょう。
  • 50代男性 一般内科 程よく発汗すべき
    脱水を補う必要があります。

一番多く見られたコメントは、「適度な発汗は行うべき」といったものでした。
発熱時に、部屋を暖かくして布団にくるまって寝ると、嫌でも汗はかいてしまうものです。「ある程度発汗しないと解熱しにくい」といった医師のコメントもありましたが、自然な発汗は解熱作用も期待できるため、行った方が良さそうでした。
ただし、脱水には注意との意見もあり、水分補給は欠かさないようにしましょう。

積極的に発汗すると解熱が期待できる

  • 50代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    積極的に発汗すべきだと思います。
  • 40代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    汗をかくことで熱をうばいます。
  • 60代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    熱が出た際には、患者さんは積極的に発汗させ熱を下げます。
  • 40代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    汗をかけば体温が低下して、薬に頼らなくてよいです。
  • 50代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    体力があればそれがよいでしょう。
  • 50代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    できるなら 積極的に発汗すべきです。
  • 50代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    発汗により、解熱すると思います。
  • 60代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    体を冷しすぎないことです。
  • 50代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    水分よくとって発汗すれば早く良く治ります。
  • 60代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    水分摂取に心がけ積極的に発汗すべきです。
  • 60代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    発汗は解熱効果があると思います。
  • 50代男性 一般内科 積極的に発汗すべき
    発汗により解熱が促進されます。

「積極的に発汗すべき」の得票率は22%で、「程よく発汗すべき」と比較すると低いものの、一定数の支持がありました。
こちらも、発汗による解熱効果を期待する声が多く、積極的に発汗をすることは、解熱のために一定の効果がありそうです。ただし水分はよく摂り、汚れた服も定期的に取り替えるようにして、体が冷えないように注意しましょう。

汗をかいた後は、入浴しても平気なの?

続いて「発熱して汗をかいた場合、入浴しても良いと思いますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 良い
  • 微熱の場合は良い
  • あまり良くない
  • 良くない

以下のグラフが結果となります。

集計では、「微熱の場合は良い」と回答した医師が49%と一番多く、次に「良い」が続きました。
発熱して汗をかいた後に入浴をすることは、医師も前向きに考えている様子が伺えますね。
それでは、コメントを見ていきましょう。

微熱であれば入浴は問題ない

  • 50代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    微熱の場合は良いでしょう。
  • 50代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    シャワーがいいと思います。
  • 50代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    シャワー浴程度が安全です。
  • 60代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    長風呂は良くないですが汗を流す程度はいいです。
  • 60代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    気持ちよくなる方が良いです。
  • 60代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    発熱して汗をかいた場合、微熱の場合入浴しても良いです。
  • 60代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    十分温まってすぐ寝ることが大事です。
  • 50代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    負担にならない程度には可能です。
  • 60代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    体力の消耗をおさえるため、高熱の場合は控えるべきです。
  • 50代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    脱水にならなければ良いです。
  • 50代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    体力を落とさない程度がいいです。
  • 60代男性 一般内科 微熱の場合は良い
    体を清潔に保つことはいいです。

一番多く見られたコメントは、「微熱での入浴は問題ない」といったものでした。医師のコメントでは、負担にならない程度で、脱水にならなければ入浴してもよいといった意見が見られました。
一方で、「シャワーの方が好ましい」という意見もいくつか見られ、体力に自信がない場合や体力の消耗をおさえたい時などは、入浴を控え、シャワーのみに止めるといいでしょう。

高熱でなければ入浴は問題ない

  • 30代男性 一般内科 良い
    転倒の心配がない場合は中止しません。
  • 60代男性 一般内科 良い
    高熱でなければよろしいです。
  • 50代男性 一般内科 良い
    消耗しない程度であれば入浴に問題はないと思います。
  • 40代男性 一般内科 良い
    短時間でなら可と思います。
  • 50代男性 一般内科 良い
    水分補給を十分に行った上で、衰弱傾向になければ入浴も良いでしょう。
  • 50代男性 一般内科 良い
    脱衣場や浴室が暖かいことが条件です。疲れないように温まるだけならよいと思います。
  • 50代男性 一般内科 良い
    体をきれいにすることは良いことです。
  • 50代男性 一般内科 良い
    大人はOKで、子供は不可としています。
  • 40代男性 一般内科 良い
    高熱でなければ良いと思います。
  • 70代男性 一般内科 良い
    ただし、水分補給を十分します。
  • 60代男性 一般内科 良い
    入浴して、清潔になるのがいいです。
  • 50代男性 一般内科 良い
    清潔維持目的で、シャワーを座位・短期間で済ますように勧めます。浴室を適度に温め、シャワー後の湯冷めをしないように部屋を暖めておくことを勧めます。シャワー後、白湯を飲むように勧めています。

「入浴しても良い」とした医師のコメントでは、脱水に注意することや湯冷めしないよう配慮することなどいくつか注意点はあるものの、多くの医師が発熱して発汗した後の入浴を認めていました。
ただし、こちらも高熱の場合は入浴を控えた方が良いという声が聞かれました。

以前の記事でも、入浴を控えた方がいい症状を医師にリサーチしていますので、参考にしてみてください。

関連記事:
熱があるときにお風呂に入っても大丈夫? どんな症状のときは危険?医師523人に聞いてみました

水分をたくさん摂って汗をかこう!その後の入浴も可能

本調査によると、熱が出た際に積極的に発汗して良いかどうかについては、「程よく発汗すべき」との回答が最も多く、次に「積極的に発汗すべき」が続きました。また、発汗した後の入浴の可否については、「微熱の場合は良い」と回答している医師が一番多く、次に「良い」と続きました。
入浴については、負担にならない程度で、脱水にならなければ良いといった意見が見られましたが、体力に自信がない場合はシャワーにするなど控えめの方がよさそうです。

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