動悸で病院を受診する場合、何科で診てもらえばいいの?医師549人アンケート調査

ハートの絵を持つ医師
今回の調査では、動悸で受診する診療科として「循環器内科」との回答が7割で最多となり、「一般内科」との回答が3割で続きました。心臓の疾患がないかどうかを確認するため、循環器内科の受診が推奨されるものの、近くに専門科のある医療機関がない場合もあります。その場合は、近隣の一般内科などでも構わないとのことでした。また心臓の病気も含めて総合的に診るという観点から、一般内科を推奨するコメントもありました。調査結果を踏まえて、どの診療科を受診した方がよいのか参考にしてもらえればと思います。
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動悸で病院を受診するとしたら、どの診療科にかかりますか?
胸がドキドキする感じはするけれど、どの病院なら詳しく診てもらえるのかわからない…と迷っている方もいるかもしれません。
心臓疾患の可能性があるなら循環器内科かもしれませんし、ほかに原因がある場合は違う診療科が適しているかもしれません。

そこで今回は、一般内科医、循環器内科医、心療内科医549人に動悸で病院にかかる場合、どの診療科が最も適しているかを聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年4月15日〜4月16日にかけて行われ、一般内科医、循環器内科医、心療内科医549人から回答を頂きました。

動悸で受診する場合、最も推奨されるのは循環器内科

「動悸で病院を受診する場合、どの科が最も適していると思いますか」という質問に対して、以下の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 一般内科   
  • 循環器内科
  • 内分泌科   
  • 精神科       
  • 婦人科
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計の結果、循環器内科を推奨する医師が7割弱、一般内科を推奨する医師が3割という結果となりました。
動悸は心臓の動きに伴う症状であることが多いことから、やはり循環器内科が最も適しているのでしょうか。
それぞれの科を推奨した医師のコメントを見ていきましょう。

心臓の病気の有無を確認するために循環器内科へ

  • 60代男性 一般内科 「循環器内科」
    一般内科でもいいですが、より専門的な循環器を標榜している先生をお勧めします。
  • 60代男性 一般内科 「循環器内科」
    ベストは心臓の専門医でしょう。
  • 50代男性 一般内科 「循環器内科」
    心臓専門医がまずは診察すべきです。
  • 50代女性 一般内科    「循環器内科」
    循環器内科があれば一番適当だと思います。
  • 50代男性 一般内科 「循環器内科」
    器質的な心疾患がないか除外する必要があります。
  • 40代女性 一般内科 循環器内科 「循環器内科」
    まずは循環器内科で循環器疾患の有無をみてもらう必要があります。
  • 70代男性 一般内科 心療内科 「循環器内科」
    心血管系の病気による動悸が最も生命の予後に強く関連するので循環器内科が一番です。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科 「循環器内科」
    緊急度が一番高いのは循環器科が担当している疾患でしょう。それから順次否定していけば良いです。
  • 50代男性 一般内科 「循環器内科」
    致死的、緊急性を要する疾患を早く除外すべきです。
  • 30代男性 一般内科 「循環器内科」
    臨床的良性が多いとはいえ、心疾患が紛れていること、場合によっては精査となることを考えると、循環器内科が適していると思います。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科 「循環器内科」
    精査目的にて循環器がいいでしょう。
  • 50代男性 心療内科 「循環器内科」
    まず、いちばん重篤なものを除外すべきです。循環器内科の医師が精神的なもの由来の動悸を見つけたときに精神科に回してくれるといいと思います。
  • 60代男性 一般内科 循環器内科 「循環器内科」
    バセドウ病の可能性もありますが、心疾患は怖いです。
  • 50代女性 一般内科 「循環器内科」
    何でもなければ精神科や婦人科へ。
  • 60代男性 一般内科 「循環器内科」
    最寄りの内科でもよいが転送される可能性が高いので。
  • 40代男性 一般内科 「循環器内科」
    まず循環器内科で鑑別してから他科へ。
  • 40代男性 一般内科 「精神科」
    だいたい精神科の適応だとは思うのですが、初回は循環器でもよいかもしれません。

「動悸で受診する場合は循環器内科が適している」と回答した医師のコメントを見ると、

  • 心臓の専門医に診察してもらうのが1番良い
  • 心臓の疾患は重症度が高いため、まずはその有無を確認すべき
  • 他の疾患である可能性もあるが、まずは循環器内科で検査をした方が良い

という内容が多くみられました。
動悸は、重篤でない場合や精神的なものが原因となっている場合も多いそうですが、心臓の疾患が隠れている可能性もあるため、注意が必要なようです。
重大な心臓疾患などではないことを確認するためにも、まずは循環器内科を受診するのが良いとのことです。

他の疾患も合わせて総合的に診察するなら、一般内科へ

  • 50代男性 一般内科 「一般内科」
    原因が多岐にわたるので、まずは一般内科ではないでしょうか。
  • 40代女性 一般内科 「一般内科」
    一般内科にかかりそこから各診療科に振り分けていただくのがよいと思っています(心電図・ホルター心電図・レントゲンなどから循環器内科へなど)。
  • 70代男性 一般内科 「一般内科」
    最初の鑑別をしてもらう診療科だと思います。
  • 50代男性 一般内科 「一般内科」
    随伴症状によると思います。
  • 60代男性 一般内科 「一般内科」
    胸痛等の特有な合併症状がなければ、まずは一般内科で良いと思います。
  • 30代男性 循環器内科 「循環器内科」
    乱れもなく頻脈でもない場合は一般内科のほうが良いと思います。
  • 40代女性 心療内科 「一般内科」
    内科で異常がないと言ってもらうだけでも、症状が改善することもあります。
  • 60代男性 一般内科 「一般内科」
    初めから専門科を決め打ちしないほうがいいと思います。
  • 40代女性 一般内科 「一般内科」
    循環器内科は田舎にはない場合が多いです。
  • 40代男性 一般内科 「一般内科」
    わからなければとりあえず内科でいいのではないでしょうか。
  • 40代男性 心療内科 「一般内科」
    まずはかかりつけ医の内科がよいと思います。
  • 30代男性 一般内科 「一般内科」
    総合内科を受診して、振り分けてもらった方がいいと思います。
  • 50代男性 循環器内科 「一般内科」
    できる総合内科医が一番です。循環器医には診断がついてから治療を頼むほうが得策だし無駄な検査を省けます。

「動悸で受診する場合は一般内科が適している」と回答した医師のコメントを見ると、動悸が起こる原因は心臓の病気以外にも複数あるため、総合的に診た方がよいという観点から、一般内科を推奨しているようです。
また、地域によっては循環器内科がない場合もあるため、一般内科やかかりつけ医の受診になるようです。
胸痛などの症状がなければ、まずは総合的に診てもらうためにも、一般内科の受診でも良いかもしれません。

どの診療科を受診するかは状況によって異なる

  • 40代男性 一般内科 「一般内科」
    精神科でもよいかもしれません。
  • 50代男性 心療内科 「精神科」
    パニックの患者が多いかもしれません。                                                        
  • 50代男性 循環器内科 「循環器内科」
    もちろん甲状腺機能亢進症のチェックも必要です。
  • 60代男性 一般内科 「循環器内科」
    さしあたりはどこでもいいでしょう。たとえ泌尿器科でもそれぐらいは診ます。
  • 60代男性 一般内科 「一般内科」
    どの診療科でもよいと考えます。
  • 30代男性 一般内科 「一般内科」
    ケースバイケースです。

他にもコメントでは、循環器内科や一般内科の受診以外に精神科や甲状腺機能のチェックを推奨している医師もいました。
精神科を推奨する理由としては、動悸を訴える人はパニック障害であることも多いからのようです。
また、特定の診療科ではなく、「どの診療科でも対応可能」とのコメントや、「状況によって異なる」という意見もあげられていました。
明らかにひどい症状というわけでなければ、まずは近くにある病院を受診してもいいのかもしれません。

基本は循環器内科を、なければ近隣の医療機関へ受診を

今回の調査では、動悸で受診する診療科として「循環器内科」との回答が7割弱で最多となり、「一般内科」との回答が3割で続きました。
心臓の疾患がないかどうかを確認するため、循環器内科の受診が推奨されるものの、近くに専門科のある医療機関がない場合もあります。
その場合は近隣の一般内科などでも構わないとのことでした。
また心臓の病気も含めて総合的に診るという観点から、一般内科を推奨するコメントもありました。
調査結果を踏まえて、どの診療科を受診した方がよいのか参考にしていただければと思います。

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