こめかみが痛む頭痛の原因は?病院を受診すべき?医師500名に聞いてみました

頭を押さえる女性
本調査では、こめかみが痛む頭痛の日常的な原因として、「ストレス」が最も多く支持を集め、次いで「眼精疲労」「肩こり」が続く結果となりました。また、こめかみが痛む頭痛を患った場合、病院を受診すべきかどうかという質問に対し、およそ80%の医師が「症状が続くようであれば受診すべき」と回答。「受診しなくてよい」と答えた方は4%であったことから、こめかみが痛む頭痛が続く際には、病院を受診する方が良さそうです。
頭痛
イシコメ運営事務局 イシコメ運営事務局

頭痛には色々なタイプの症状が見られ、たとえば片側がズキズキと痛んだり、重い感じの後頭部の頭痛など様々です。
それでは、「こめかみの痛みを伴う頭痛」は、どうなのでしょうか?
もし、こめかみの痛みを伴う頭痛に何らかの原因があれば、知りたいものです。さらに、このような症状があるときは病院を受診した方がよいのでしょうか。

そこで今回は、こめかみが痛む頭痛の日常的な原因と、そのような頭痛がある場合病院を受診すべきかについて、脳神経外科、一般内科、神経内科の医師500名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年7月2日〜7月3日にかけて行われ、脳神経外科、一般内科、神経内科、計500名から回答を頂きました。

こめかみが痛む頭痛の”日常的な”原因とは?

まずは、「こめかみが痛む頭痛の日常的な原因として多いのは何か」という質問に対し、次の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 肩こり
  • ストレス
  • 眼精疲労
  • 食事
  • 気候
  • 齲歯(虫歯)
  • その他

以下が結果となります。

  • 70代男性 一般内科 「ストレス」
    ストレスに関連した頭痛かもしれません。
  • 50代男性 一般内科 「ストレス」
    疲労やストレスが原因で起こると思います。
  • 50代男性 一般内科 「ストレス」
    寝不足が原因となるストレスが考えられます。
  • 60代男性 一般内科 「ストレス」
    三叉神経が何らかの原因で刺激されています。
  • 50代男性 一般内科 「眼精疲労」
    老眼やスマホのし過ぎと思います。
  • 50代男性 一般内科 「眼精疲労」
    パソコンの使用により、頭痛が増えたように思います。
  • 50代男性 一般内科 「眼精疲労」
    こめかみが痛む頭痛の日常的な原因として多いのは眼精疲労です。
  • 50代男性 一般内科 「肩こり」
    パソコンを長時間使用した後によく見られます。
  • 40代男性 神経内科 「肩こり」
    肩こりからくる緊張性頭痛が多いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「肩こり」
    こめかみの痛みは肩こりが一番の原因ではないかと思います。
  • 40代男性 一般内科 「気候」
    気候、とくに気圧の変化で訴える方が多いです。
  • 40代男性 一般内科 「気候」
    自分自身が気候変動でよく頭痛を起こします。
  • 50代男性 一般内科 「齲歯」
    頻度は少ないかもしれませんが、齲歯(うし)が原因かと思われます。
  • 60代男性 一般内科 「齲歯」
    齲歯が考えられるため、歯科の受診をおすすめします。
  • 30代男性 一般内科 「食事」
    飲酒や濃い食事などが影響しているかと思われます。
  • 50代男性 一般内科 「食事」
    主にストレスが原因かと思いますが、普段の食事なども遠因としてあります。
  • 60代女性 一般内科 「その他」
    ほとんど片頭痛が原因していると思います。
  • 40代男性 一般内科 「その他」
    女性であれば月経に関連した片頭痛も可能性があります。

「ストレス」が最も多く回答され、次いで「眼精疲労」「肩こり」が続く結果となりました。
「ストレス」と回答した医師のコメントでは、疲労や寝不足といったことが原因に挙げられました。ひと口にストレスといっても、様々なタイプがあり、どのストレスにより症状が現れるかは一概には言えないようです。

また、「眼精疲労」「肩こり」と回答したコメントでは、パソコンやスマホの使用が原因であるといった指摘がありました。これらが原因となり、眼精疲労や肩こりを起こし、症状が出るケースもあると考える医師もいるようです。

そんないくつかの原因が考えられるこめかみの痛みを伴う頭痛ですが、医師に相談するか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで次に、こめかみが痛む頭痛がある場合、病院を受診すべきか医師に聞いてみました。

こめかみが痛む頭痛がある場合、病院は受診すべき?

  • 50代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    一日程度は様子見で良いと思います。それでも続くようであれば受診するべきです。
  • 50代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    まずは経過観察程度でいいと思います。
  • 60代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    半日も続くなら受診すべきかと思います。
  • 50代男性 神経内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    症状が改善しないようであれば受診するべきです。
  • 50代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    様子を見て改善がないようであれば受診してください。
  • 20代女性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    いろいろな症状や病気、原因が考えられますので、近医を受診してください。
  • 30代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    まれではありますが、巨細胞性動脈炎の可能性もあります。
  • 60代男性 一般内科 「症状が続くようであれば受診するべき」
    緑内障かもしれないので、目も診てもらってください。
  • 30代男性 神経内科 「どちらでもよい」
    まずは睡眠と休養を摂ることが大事だと思います。
  • 30代男性 一般内科 「どちらでもよい」
    症状が強いと感じるようであれば受診した方いいと思います。
  • 40代男性 脳神経外科 「どちらでもよい」
    本人が我慢できないほど痛みを感じるのであれば受診するべきです。
  • 50代男性 一般内科 「どちらでもよい」
    程度がきつい、または他の症状を伴う場合は受診を考慮しても良いかと思います。
  • 50代男性 一般内科 「どちらでもよい」
    嘔吐など別の症状も伴うようであれば受診してください。
  • 60代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    こめかみが痛む頭痛の場合は、すぐに受診するべきです。
  • 60代男性 一般内科 「すぐ受診するべき」
    自己判断ができない症状の可能性があるので受診するべきだと思います。
  • 60代男性 一般内科 「受診しなくてよい」
    ほとんどの場合、重篤なものではありません。
  • 70代男性 一般内科 「受診しなくてよい」
    血圧のチェックだけで十分かと思われます。

「こめかみが痛む頭痛がある場合、病院を受診すべきですか」と質問したところ、回答した医師のうち86%が受診を勧めるという肯定的な見解(「すぐ受診するべき」、「症状が続くようであれば受診するべき」を選んだ回答の合計)、4%が否定的な見解(「受診しなくてよい」を選んだ回答)、そして残りの8%が中立的な見解(「どちらでもよい」を選んだ回答)という結果となり、圧倒的に肯定的な意見が目立ちました。

受診に対して肯定的な回答をした医師の方々の中には、まずは様子を見てみて、それでも辛いと感じた場合には受診するべきという意見が多かった一方で、緑内障や巨細胞性動脈炎などの病気の可能性が考えられるため受診するべきという声も目ありました。
また、こめかみの痛みに加えて、嘔吐など別の症状が重なった場合には、受診をした方が良いと考える意見も見られました。

こめかみが痛む頭痛、続くようなら受診を

医師500名に「こめかみが痛む頭痛の日常的な原因として多いのは何か」と質問したところ、「ストレス」「眼精疲労」「肩こり」の3つが主に挙げられました。
ここでは、疲労の蓄積や寝不足などのストレスや、スマホやパソコンの見すぎによる眼精疲労、肩凝りが頭痛の発症につながっているのではないかとする意見が見られました。
また、「こめかみが痛む頭痛がある場合、病院を受診すべきか」という質問に対しては、「症状が続いた場合」「別の病気の可能性があるため」「他の症状が重なった時」など、それぞれ違った角度から「症状が続くようであれば受診するべき」と回答した医師が全体の8割以上にのぼりました。
もしも、こめかみが痛む頭痛を感じた場合に、経過が長引くようであれば自己判断に任せるのではなく、病院を受診することをオススメします。

ツイート
この記事の著者

関連する記事