ストレスによって頭痛になることはある?このような頭痛に頭痛薬は効果があるの?医師525名に聞いてみました

頭を抱える女性
本調査の結果、「ストレスにより頭痛が起こることはありますか」との質問に対し、「たまにある」との回答が45%、「大いにある」との回答が44%となり、合計すると9割近くの医師がストレスにより頭痛が起こることはあると考えていることがわかりました。「ストレスが原因で起こる頭痛に対して、頭痛薬の使用は効果がありますか」という質問では、頭痛薬の使用は「多少は効果がある」との回答が62%を占め、次に「効果がある」との回答が22%と続きました。以上の結果と、ストレスが無くならないと頭痛が再発するとのコメントも見られることから、ストレスを溜めない工夫や、日頃からストレス発散・解消を心がけた方が良さそうです。
頭痛
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日々の仕事や人間関係など、あらゆるところから受けるストレス。
ストレスが多くて大変なのに、頭痛までしてきた…といった経験をしたことはありませんか?
ストレスが原因で頭痛が起こっているのではと疑う方も多いかと思います。
しかし、実際にストレスによって頭痛が起こることはあるのでしょうか。
また、ストレスによる頭痛に対して頭痛薬の使用は効果があるのか、気になりますよね。

そこで今回は、ストレスにより頭痛が起こることはあるか、ストレスが原因で起こる頭痛に対して、頭痛薬の使用は効果があるかについて、脳神経外科、一般内科、神経内科の医師525名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年6月19日〜6月22日にかけて行われ、脳神経外科医、一般内科医、神経内科医の計525名から回答を頂きました。

ストレスにより頭痛が起こることはあるの?

「ストレスにより頭痛が起こることはありますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 大いにある
  • たまにある
  • あまりない
  • ほとんどない

以下が結果となります。

  • 60代男性 神経内科 「たまにある」
    ストレスにより血管が収縮するためです。
  • 50代女性 一般内科 「たまにある」
    ストレスに伴って肩こりや睡眠不足が生じるでしょうから。
  • 60代女性 一般内科 「たまにある」
    ストレスにより血圧が上昇して頭痛が起こることがあります。
  • 60代男性 脳神経外科 「たまにある」
    心因性の要素は大いにあると思います。
  • 40代女性 一般内科 「たまにある」
    ストレスで熟睡できず、睡眠不足だと頭痛になりますね。
  • 40代男性 一般内科 「たまにある」
    精神的ストレスは関係あります。
  • 60代男性 神経内科 「たまにある」
    ストレスは原因であるとともに増悪因子でもあると思います。
  • 60代男性 脳神経外科 「大いにある」
    ストレスによる過緊張、睡眠不足などが頭痛の原因と思われる患者を経験しています。
  • 40代男性 一般内科 「大いにある」
    ストレスが首〜肩周りの筋肉を緊張させることで頭痛が起こります。
  • 60代男性 一般内科 「大いにある」
    人間関係の不調などによるストレスでは、頭痛として発現することが多いです。
  • 60代男性 神経内科 「大いにある」
    ストレスは諸病の原因となると思います。特に自律神経系の障害で。
  • 30代男性 脳神経外科 「大いにある」
    臨床では頻繁に認めると思います。
  • 50代男性 一般内科 「大いにある」
    ストレス→肩こり→筋緊張性頭痛の順で起きます。
  • 50代男性 一般内科 「大いにある」
    自分自身がそうですし、若年層から中年層ではよく訴えがあります。
  • 40代男性 神経内科 「大いにある」
    ストレスは避けられませんが、十分な休養、適度な運動などで軽減することができると思います。

集計の結果、「たまにある」との回答が45%、「大いにある」との回答が44%となり、合わせて89%の医師がストレスにより頭痛が起こることはありえるとの見解を示しています。

医師のコメントを見ると、ストレスにより血管が収縮する、肩こりや睡眠不足が生じる、血圧が上昇する、熟睡できず睡眠不足になる、過緊張状態となる、首〜肩周りの筋肉を緊張させるなどの様々な理由から頭痛が引き起こされるとのことでした。

さらに、人間関係の不調などによるストレスでは頭痛として発現することが多い、精神的ストレスも関係があると述べた医師もおられました。
また、ストレスは原因であるとともに増悪因子でもあるとの見解や、十分な休養、適度な運動などでストレスを軽減することができるとのアドバイスも頂きました。
日頃からできるだけストレスを減らし、症状の悪化防止、予防をしていくことが大事かもしれませんね。

頭痛薬の使用は効果がある?

次に、「ストレスが原因で起こる頭痛に対して、頭痛薬の使用は効果がありますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 効果がある
  • 多少は効果がある
  • あまり効果はない
  • ほとんど効果はない

以下が結果となります。

  • 40代男性 一般内科 「多少は効果がある」
    プラセボ効果はありますし、実際に緊張型頭痛も多いので効きます。
  • 60代男性 脳神経外科 「多少は効果がある」
    ストレスを除去することが最も大事ではありますが、その過程で多少の頭痛薬の使用が症状を早めに改善します。
  • 50代男性 神経内科 「多少は効果がある」
    強い痛みを感じた時にはある程度有効と思われますが、鈍痛で弱い痛みの時にはあまり効果がないように思います。
  • 50代男性 一般内科 「多少は効果がある」
    痛みに対しては効果がありますが、根本的な治療にはなりません。
  • 50代男性 一般内科 「多少は効果がある」
    痛みは痛みを呼ぶので、頭痛薬はその悪循環を断ち切る補助となります。
  • 50代男性 一般内科 「多少は効果がある」
    効果はあるものの、ストレスがなくならないと再発します。
  • 40代男性 一般内科 「多少は効果がある」
    基本的には筋肉痛なので、頭痛薬は一時的に有効かと思います。
  • 30代女性 一般内科 「多少は効果がある」
    効果はありますが、痛みをゼロにするのは結構難しい印象です。痛みが10→4ぐらいになれば御の字です。
  • 50代男性 一般内科 「効果がある」
    効果はありますが、ストレスを減らすことが最大の効果を引き起こします。
  • 40代男性 一般内科 「効果がある」
    ストレスの原因の対処が一番ですが、対症療法的に効果はあります。
  • 50代男性 一般内科 「効果がある」
    何のタイプの頭痛かより効果は変わってきますが、短期的には効果があると思われます。
  • 50代男性 神経内科 「効果がある」
    大抵効いてしまうので、乱用を引き起こします。
  • 30代男性 一般内科 「あまり効果はない」
    プラセボ的な効果は期待できるとは思いますが、直接的には効果は無いと思います。

集計の結果、頭痛薬の使用は「多少は効果がある」との回答が62%と最も多く、次に「効果がある」との回答が22%と続きました。

医師のコメントを見ると、頭痛薬は悪循環を断ち切る補助になると支持する意見が見られました。
また、ストレスによる頭痛に頭痛薬の効果があるとする理由として、プラセボ効果によるという意見や、基本的にストレスによる頭痛は緊張型頭痛や筋肉痛のため一時的に有効といった意見が挙げられました。

ちなみに、プラセボ効果とは以下のような効果のことです。

プラシーボ効果(プラセボ効果)

プラシーボ効果(プラセボ効果)とは、本来は薬としての効果を持たない物質によって、得られる効果のことです。

(引用:全日本民医連

一方で、頭痛薬を使用することで症状を早めに改善できる、実際に緊張型頭痛も多いので効くという声も。

しかし、なかにはストレスが無くならないと再発する、ストレスを除去することが最も大事、痛みをゼロにするのは結構難しい印象といった意見も見られました。

頭痛薬を使用することは効果があるとの回答が多いものの、別途その根本的原因であるストレス自体に対処する必要がありそうです。
さらに、「大抵効いてしまうので乱用を引き起こす」との指摘もありました。いくら効果があるとは言え、頭痛薬の使いすぎには気をつけるようにしましょう。

ストレスが原因で頭痛が起こることは「ある」。8割の医師が「ストレスによる頭痛に頭痛薬は効果あり」と回答

本調査では、ストレスにより頭痛が起こることはあると考える医師が9割近くを占めました。
その原因として、ストレスにより血管が収縮する、肩こりや睡眠不足が生じる、熟睡できず睡眠不足になるためといったことが挙げられました。
また、ストレスが原因で起こる頭痛に対して、約8割の医師が、頭痛薬の使用は効果があると回答しています。しかし根本的な治療ではない、ストレスで再発するとのコメントも寄せられました。
ストレスによる頭痛では、頭痛薬の服用だけでなく、根本原因の改善を第一に心がけましょう。

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