薬の副作用でむくんでしまうことはある?副作用でむくみやすい薬って何?医師527人に聞いてみました

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薬の副作用でむくみを起こすことはあるのか聞いたところ、「多少ある」との回答が一番多く、次に「大いにある」、「あまりない」が続きました。この結果から約75%の医師は薬の副作用が原因でむくみが起こる可能性はあると考えていることが分かります。また、副作用としてむくみが起こりやすい薬はどれかという質問については、「降圧薬」と回答している医師が一番多く、次に「非ステロイド性消炎鎮痛剤」、「甘草含有の漢方薬」が続きました。上位2つの薬は半数弱の医師からの支持があり、副作用でむくみになりやすい代表的な薬だと考えられそうです。持病がある方、高血圧な方などは、これらの薬にお世話になっている方も多いと思います。思わぬむくみの症状がでることもあるようなので、気になる方は一度、主治医に相談されることをお勧めします。
むくみ
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体のむくみで悩んでいる方は多くいると思います。
体がむくんでしまう原因は日々の生活習慣などが挙げられる場合が多いですが、他にも要因は潜んでいるようです。
新たな薬の服用が始まった際に、むくみが現れた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
では実際に、薬の影響でむくみが現れることはあるのでしょうか。
また、むくみの副作用が出やすい薬などもあれば気になりますよね。

そこで今回は、一般内科、総合診療、腎臓内科・透析、循環器内科医527人に、薬の副作用でむくみになるのか、副作用でむくみになりやすい薬は何かについて聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年8月23日~2018年8月24日にかけて行われ、一般内科、総合診療、腎臓内科・透析、循環器内科医527人から回答を頂きました。

薬の副作用でむくみになったりするの?

まずは、「薬の副作用でむくみを起こすことはありますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 大いにある
  • 多少ある
  • あまりない
  • ほとんどない

以下のグラフが結果となります。

集計では、「多少ある」との回答が53%と一番高く、次に「大いにある」、「あまりない」が続きました。
「多少ある」と「大いにある」を合わせると、実に約75%の医師は薬の副作用が原因でむくみが起こる可能性はあると考えていることが分かります。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

薬の副作用でむくみが出ることはある

  • 40代男性 一般内科 「多少ある」
    カルシウム拮抗薬などです。
  • 60代男性 一般内科 「多少ある」
    降圧剤での経験はあります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    カルシウム拮抗剤でむくみがあります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    薬の副作用でむくみを起こすことはあります。
  • 60代男性 一般内科 「多少ある」
    アムロジピンで経験あります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    ステロイド、鎮痛剤はむくみの原因になる事があります。
  • 60代男性 一般内科 「大いにある」
    薬の副作用でむくみを起こすことはあります。
  • 60代男性 一般内科 「大いにある」
    カルシウム拮抗薬は多いように思います。
  • 50代男性 一般内科 「大いにある」
    アムロジピンが一番遭遇頻度が高いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「大いにある」
    降圧薬の一部は多い印象です。

医師の回答を見ると、「多少ある」・「大いにある」との声が多く挙がっていました。

具体的な薬の名前では、カルシウム拮抗薬を挙げている医師が目立ちました。
これは降圧薬の一種で、医師のコメントにも挙がっていたアムロジピンはカルシウム拮抗薬の一種です。

他には、ステロイドや鎮痛剤の副作用でむくみがでる場合もあるようです。
降圧薬や鎮痛剤などを服用していてむくみの症状がある方は、薬の副作用が影響しているかもしれません。気になる場合は、主治医に相談してみてください。

一方で、あまりないとの意見も

  • 60代男性 一般内科 「あまりない」
    あまり経験したことがありません。
  • 30代女性 一般内科 「あまりない」
  • 私自身は内服薬によってむくみを来した方を見たことはないです。
  • 60代男性 一般内科 「あまりない」
    全体的に少ないと思います。
  • 60代男性 一般内科 「あまりない」
    ほとんど経験がなく、あまり覚えていません。
  • 50代男性 一般内科 「あまりない」
    きちんと管理されていることが多いので、あまりないです。
  • 60代男性 一般内科 「ほとんどない」
    今までで、薬剤性のむくみは経験がありません。
  • 40代男性 一般内科 「ほとんどない」
    幸運なことに、今までそのような副作用は経験していないです。
  • 50代男性 一般内科 「ほとんどない」
    多尿ならあり得ると思います。
  • 50代男性 一般内科 「ほとんどない」
    あることはあると思いますが、頻度は少ないです。

「あまりない」・「ほとんどない」とした医師の意見のなかには、実体験で経験したことがないため、必ずしも薬の副作用でむくみが起こるとは言えないとしているものが多かったです。
さらに、「きちんと管理されていることが多い」というコメントにもあるように、医師の方もむくみの副作用に気をつけながら管理している様子でした。

副作用でむくみやすい薬って何?

続いて、「副作用としてむくみが起こりやすい薬はどれですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 降圧薬
  • 非ステロイド性消炎鎮痛剤
  • 甘草含有の漢方薬
  • ホルモン製剤
  • 抗生物質
  • 抗うつ薬(三環系抗うつ薬、SSRI、SNRIなど)
  • ドパミン作動薬
  • 胃薬(H2拮抗薬、PPIなど)
  • モルヒネ
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「降圧薬」と回答している医師が46%と一番多く、次に「非ステロイド性消炎鎮痛剤」、「甘草含有の漢方薬」が続きました。
上位2つの薬は半数弱の医師からの支持があり、副作用でむくみになりやすい代表的な薬だと考えられそうです。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

降圧薬はむくみの原因になる

  • 60代男性 一般内科 「降圧薬」
    カルシウム拮抗剤で経験しました。
  • 60代男性 一般内科 「降圧薬」
    処方している患者の数も多いです。
  • 50代男性 一般内科 「降圧薬」
    アムロジピンが一番使用されていて、それによる浮腫にも遭遇しやすいです。
  • 40代女性 一般内科 「降圧薬」
    降圧薬では必ず注意しながら診察しています。
  • 30代男性 一般内科 「降圧薬」
    降圧薬が原因で起こることも多いと思います。
  • 30代女性 一般内科 「降圧薬」
    降圧薬で浮腫を起こした人は何人か見たことがあります。
  • 50代男性 一般内科 「降圧薬」
    頻度的に多いのはカルシウム拮抗薬だと思います。
  • 70代男性 一般内科 「降圧薬」
    薬の副作用は十分に検討が必要です。
  • 30代男性 一般内科 「降圧薬」
    高用量のカルシウム拮抗薬でありました。
  • 30代女性 一般内科 「降圧薬」
    カルシウム拮抗薬は下肢のむくみを引き起こします。

一番多く見られたコメントは、「降圧薬」というものでした。

「降圧薬」は血圧を下げるために飲む薬ですが、特にカルシウム拮抗薬によるむくみの副作用を言及している医師が多くいました。
患者さんがこうした降圧薬を服用する際は、薬の副作用には十分に注意して診察する医師が多いようです。
カルシウム拮抗薬を服薬していてむくみの症状があるという方は、薬の副作用が影響しているかもしれません。
特に下肢のむくみが出やすい傾向があるようで、高用量の服薬をしているような場合は特に注意が必要です。
気になる方は一度、主治医に話しを聞いてみると良いでしょう。

非ステロイド性消炎鎮痛剤の副作用も考えられる

  • 50代男性 一般内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    腎機能の低下かなと思います。
  • 50代男性 一般内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    高齢者の鎮痛剤は要注意です。
  • 60代男性 一般内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    鎮痛剤による腎障害が考えられます。
  • 60代男性 一般内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    特にロキソニン服用時が多いです。
  • 70代男性 一般内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    個人差がありますが、見受けられます。
  • 50代男性 一般内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    腎機能の低下で尿が出にくくなって、むくみの原因となるかと思います。
  • 40代男性 腎臓内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    腎障害を誘発する頻度が高いです。
  • 50代男性 一般内科 「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
    処方頻度が高いので遭遇する機会も多いです。

次にコメントで多かったのは、「非ステロイド性消炎鎮痛剤」とする意見です。

医師のコメントではロキソニンが挙げられていました。この薬の副作用の一つに腎機能の低下があり、それによって尿が出にくくなり、むくみに繋がるという仕組みのようです。
また、高齢者の方で鎮痛剤を服用されている方は注意が必要というコメントもありました。
副作用には個人差があるともいったコメントもありましたが、服用していてむくみに悩まれている方は、薬について医師に相談しみると良いでしょう。

薬の副作用でむくみが出ることはある。カルシウム拮抗薬や鎮痛剤の服薬時は注意を。

本調査によると、薬の副作用でむくみを起こすことについては、「多少ある」との回答が一番多く、次に「大いにある」、「あまりない」が続きました。
実に7割を超える医師が薬の副作用でむくんでしまうことはあると回答しました。
また、副作用としてむくみが起こりやすい薬については、「降圧薬」と回答している医師が一番多く、次に「非ステロイド性消炎鎮痛剤」、「甘草含有の漢方薬」が続きました。
人によって副作用の現れ方は様々ですが、新しい薬の服薬をきっかけにむくみが現れた方は、薬の影響を疑ってみてもいいかもしれません。副作用のむくみに悩む方は、まず主治医に話をしてみましょう。

今回は薬の副作用でむくみになるのか、副作用でむくみになりやすい薬は何かについてみてきました。
薬の副作用について医師に相談すると、自分に合った新しい薬の処方に変えてくれるケースもあります。
病状にも関わるので細かな体の変化は、医師に報告するようにしましょう。

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