生活習慣が原因でむくみは起きるの?むくみの具体的な原因って何?医師523人に聞いてみました

ストレッチする女性
生活習慣が原因でむくみが起こる可能性はあるかどうかについては、「多少ある」との回答が一番多く、次に「大いにある」、「あまりない」が続きました。この結果から約78%の医師は生活習慣が原因でむくみが起こる可能性はあると考えていることが分かります。また、日常生活におけるむくみの原因として多いものは何かという質問については、「長時間同じ姿勢でいること」と回答している医師が一番多く、次に「塩分の摂り過ぎ」、「運動不足」が続きました。上位2つの原因は過半数を占める医師からの支持があり、主なむくみの原因と考えられそうです。むくみが気になる方は、日々の習慣を見直すことで改善を図れるかもしれません。継続は力なりとも言うので、こつこつ努力を重ねてみましょう。
むくみ
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最近、体のむくみが気になる方はいませんか。
外出前に足や顔がむくんでいると、外出の気分も盛り下がってしまいますよね。では、むくみはなぜ起こるのでしょうか。むくみを予防するためにも、むくみの原因を特定し、生活習慣を見直したい方が多くいると思います。

そこで今回は、一般内科、総合診療、腎臓内科・透析、循環器内科医523人に、生活習慣でむくみは起きるのか、むくみの具体的な原因は何か聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年8月16日~2018年8月17日にかけて行われ、一般内科、総合診療、腎臓内科・透析、循環器内科医523人から回答を頂きました。

生活習慣が原因でむくみは起こるの?

まずは、「睡眠や食事などの生活習慣が原因でむくみが起こる可能性はありますか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 大いにある
  • 多少ある
  • あまりない
  • ほとんどない

以下のグラフが結果となります。

集計では、「多少ある」との回答が53%と一番高く、次に「大いにある」、「あまりない」が続きました。
「多少ある」と「大いにある」を合わせると実に約78%の医師は、生活習慣が原因でむくみが起こる可能性はあると考えていることが分かります。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

睡眠不足など生活習慣が原因でむくみは起こる

  • 40代男性 一般内科 「多少ある」
    睡眠や食事などの生活習慣が原因でむくみは起こります。
  • 60代男性 一般内科 「多少ある」
    水分の過多、長時間の臥床・座位などによることもあり得ます。
  • 40代男性 一般内科 「多少ある」
    運動習慣は大事だと思っています。
  • 50代男性 循環器内科 「多少ある」
    塩分の過剰摂取が原因のことがあります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    水分や塩分を取り過ぎた翌日などに、むくみが出ることがあります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    不規則な生活習慣の方に多いです。
  • 50代男性 総合診療 「多少ある」
    立ちっぱなしや座りっぱなしの生活習慣は関係すると思います。
  • 20代男性 一般内科 「大いにある」
    睡眠時間が短すぎることにより、老廃物が排泄されずにむくみが生じることがあります。また食生活が塩分の多い食事中心になると顔や眼の周りがむくむことが多いです。
  • 60代女性 一般内科 「大いにある」
    塩分摂取量が大きく関与します。後はアルコールなども関係します。
  • 30代男性 一般内科 「大いにある」
    塩分や水分の過剰摂取、立ち仕事は浮腫の原因となります。

医師の回答を見ると、「多少ある」・「大いにある」との声が多数挙がっていました。詳しくは次の設問でみていきますが、具体的な生活習慣などによる原因を指摘する意見が目立ちました。
ここで挙げられた主な原因は、以下の通りです。

  • 睡眠不足
  • 水分過多
  • 運動不足
  • 塩分の摂り過ぎ
  • 長時間の臥床や座位
  • 立ちっぱなし
  • アルコールの摂取

中でも、「食生活における塩分の摂りすぎ」を指摘する医師が多くいました。
このように、様々な生活習慣の結果がむくみとして出てしまっていると言えそうです。

一方で、あまり影響がないという意見も

  • 50代男性 一般内科 「あまりない」
    睡眠や食事などの生活習慣は関係ないと思います。
  • 50代男性 循環器内科 「あまりない」
    年齢などの影響が大きいように思います。
  • 30代男性 一般内科 「あまりない」
    極度の運動不足や塩分過多などがない限りむくまないと思います。
  • 40代男性 一般内科 「あまりない」
    立ち仕事が多い等では下肢にむくみは出ると思います。
  • 40代男性 一般内科 「あまりない」
    経験からはあまりないように感じます。別に器質的な原因があることが多いと思います。
  • 50代男性 循環器内科 「ほとんどない」
    ほとんど経験がありません。
  • 40代男性 一般内科 「ほとんどない」
    睡眠・食事との関連性はないように思います。
  • 50代男性 一般内科 「ほとんどない」
    もともと腎機能が低い方では、可能性があります。

一方で、合計した得票率は22%と少数派ですが、「あまりない」、「ほとんどない」との意見もありました。
生活習慣に関しては、「極度に偏った食生活、運動不足でないとむくみへの影響は少ない」とする意見も見られました。
また、生活習慣以外の要因としては、年齢や内臓の問題を挙げる意見も目立ちました。
生活習慣に思い当たるふしがない方は、その他の要因を疑ってみてもいいかもしれませんね。

日常生活における、むくみの原因って何?

続いて、「日常生活におけるむくみの原因として多いものは、以下のうちどれですか。」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 長時間同じ姿勢でいること
  • 塩分の摂り過ぎ
  •  運動不足
  • 水分の摂り過ぎ
  • 加齢
  • アルコールの摂り過ぎ
  • 睡眠不足
  • 過度なダイエット
  • 精神的なストレス
  • 冷え
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計では、「長時間同じ姿勢でいること」と回答している医師が68%と一番多く、次に「塩分の摂り過ぎ」、「運動不足」が続きました。
上位2つの原因は過半数を占める医師からの回答があり、主にむくみにつながる原因と考えられそうです。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

長時間姿勢を変えないと、むくみの原因に

  • 50代男性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」・「水分の摂り過ぎ」
    頻度としては一番多いと思います。
  • 30代男性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    足を低くすると起こると思います。
  • 60代男性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    長時間同じ姿勢でいること、特に立ち仕事が挙げられます。
  • 50代男性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    ずっと座っていたり立っていることが多いと下腿がむくむと思います。
  • 60代女性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    冷房下での長時間の座位が挙げられます。外来中の医師に多い印象です。
  • 30代女性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    女性に多いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    ずっと座っていると高齢者では下肢の浮腫が起こりやすいです。
  • 50代男性 循環器内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    元々ある浮腫を増強させる要因にもなります。
  • 50代男性 一般内科 「長時間同じ姿勢でいること」
    飛行機や新幹線に長く乗っていた時になります。

一番多く見られたコメントは、「長時間同じ姿勢でいること」というものでした。

特に長時間立っていたり、冷えた部屋などでずっと座っていたりすると、むくみを生じやすいようです。
飛行機や新幹線を利用する際は注意するようコメントされていた医師もおられました。さらに、女性や高齢の方にその傾向は顕著なようです。
普段仕事などでずっと同じ姿勢でいることが多い方は、適宜、歩くなど身体を動かしたり、マッサージでむくみそうな脚をほぐしたりするのも大事そうです。

塩分の多い食生活には注意しよう

  • 60代男性 一般内科 「塩分の摂り過ぎ」
    循環血液量の増加に伴う可能性があります。
  • 30代男性 一般内科 「塩分の摂り過ぎ」
    塩分摂取量は影響を与えます。
  • 50代男性 一般内科 「塩分の摂り過ぎ」
    塩分摂取が多い患者によく見られます。
  • 50代男性 循環器内科 「塩分の摂り過ぎ」・「アルコールの摂り過ぎ」・「過度なダイエット」
    血管内圧が上昇したり、血漿膠質浸透圧が低下する状況であれば生じます。
  • 30代男性 一般内科 「塩分の摂り過ぎ」
    減塩でかなり改善します。
  • 60代男性 一般内科 「塩分の摂り過ぎ」
    原因は浸透圧の関係です。
  • 40代男性 腎臓内科 「塩分の摂り過ぎ」
    腎臓機能や食事内容が影響します。

次にコメントで多かったのは、「塩分の摂り過ぎ」とする意見です。なぜ塩分を摂りすぎるとむくんでしまうのでしょうか。先に医師からのコメントにもあった「浸透圧」を解説します。

浸透圧とは

濃い塩水と水を半透膜によって隔てると、水は半透膜を通過して塩水側に移動しようとします。この時の水が移動しようとする力に相当する圧力を浸透圧といいます。

引用:浸透圧|公益財団法人塩事業センター

塩分を摂り過ぎて体の細胞の塩分濃度が高くなると、細胞に水が浸入し、塩分濃度を調整する作用が働き、その水分の移動によって、むくみが発生するのですね。
塩分過多は、むくみ以外にも様々な病気に繋がる可能性があります。医師のコメントにもあるように、塩分の多い食事が続いている場合は、減塩を意識しましょう。

生活習慣はむくみの原因になる。姿勢を変えずにいることや、塩分の摂り過ぎには要注意

本調査によると、生活習慣が原因でむくみが起こる可能性はあるかどうかについては、「多少ある」との回答が一番高く、次に「大いにある」、「あまりない」が続きました。大半の医師が、生活習慣とむくみに因果関係があると考えているようです。
また、日常生活におけるむくみの原因として多いものは何かという質問については、「長時間同じ姿勢でいること」と回答している医師が一番多く、次に「塩分の摂り過ぎ」、「運動不足」が続きました。
中には思い当たる原因があったのではないでしょうか?現代人には注意していないと、どれも該当しそうな項目なので、気をつけたいですね。

今回は、生活習慣でむくみは起きるのか、むくみの具体的な原因は何かについてみてきました。日々の習慣の積み重ねが、むくみにも関係していることが分かりましたね。
原因となる習慣を改めれば、むくみの解消につながるかもしれません。継続は力なりとも言うので、こつこつ努力を重ねてみましょう。

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