糖質制限で起こるデメリットとは?医師523名に聞いてみました

色んな食品を目の前にする女性
本調査では、「糖質制限をするとどのようなデメリットがありますか」という質問に対し、「無気力・倦怠感を感じやすくなる」が55%と最も多く回答されました。次に「イライラしやすくなる」が39%、「筋力が低下する」が35%と続いています。無気力・倦怠感を感じやすくなると回答した医師からは、ブドウ糖やグリコーゲンの低下、偏向的な栄養摂取による様々な影響、低血糖による症状といった見解が挙げられ、なかには「知的活動の低下にもつながる」とのコメントもみられました。次に、イライラしやすくなると回答した医師からは、「頭に糖が十分いかないとイライラする」とのコメントが見られました。最後に筋肉が低下すると答えた医師からは、「たんぱく質、脂質などがエネルギーとして使われるため」との理由が挙げられました。ほかにも、「やるときはデメリットも許容できる余裕も必要です」と忠告するコメントも見受けられました。糖質制限を行う際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で実行するようにしましょう。
全身の不調の悩み
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糖質制限をすると痩せるといった噂がインターネット上で流れています。
それならやってみよう!と思っている方もいるかもしれません。
しかし、本当にメリットだけでデメリットはないのでしょうか。もしデメリットもあるなら、あらかじめ理解した上で取り組みたいところです。

そこで今回は、糖質制限をするとどのようなデメリットがあるか、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、計523名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2018年11月1日〜11月4日にかけて行われ、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、予防医学医の523名から回答を頂きました。

糖質制限を行なう上で考えられるデメリットとは?

「糖質制限をするとどのようなデメリットがありますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 無気力・倦怠感を感じやすくなる
  • イライラしやすくなる
  • 筋力が低下する
  • 眠気を感じやすくなる
  • わからない
  • 動脈硬化が進行する
  • 食費が高くなる
  • 口臭・体臭がきつくなる
  • デメリットはない
  • その他

以下が結果となります。

 

今回の調査では、「無気力・倦怠感を感じやすくなる」が55%と最も多く回答されました。そのあとに「イライラしやすくなる」が39%、「筋力が低下する」が35%と続いています。

それでは医師のコメントを見てみましょう。

無気力・倦怠感を感じやすくなると回答した医師

  • 60代男性 一般内科 「無気力・倦怠感を感じやすくなる」
    無気力、やる気なし、ダラダラする、などなどで良い事ありません。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「無気力・倦怠感を感じやすくなる」
    脳へのブドウ糖の供給が減るためです。
  • 60代男性 一般内科 「無気力・倦怠感を感じやすくなる」
    偏向的な栄養摂取により様々な影響があると考えられます。
  • 60代男性 一般内科 「無気力・倦怠感を感じやすくなる」
    ブドウ糖の低下、グリコーゲンの低下によります。
  • 40代男性 一般内科 「無気力・倦怠感を感じやすくなる」
    制限することによる精神的ストレスの方が大きそうです。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「無気力・倦怠感を感じやすくなる」
    低血糖による症状が出ます。
  • 50代女性 一般内科 「無気力・倦怠感を感じやすくなる」
    脳が使えるエネルギーはグルコースのみなので、知的活動の低下にもつながると思います。

「無気力・倦怠感を感じやすくなる」と回答した医師からは、ブドウ糖の低下、グリコーゲンの低下、低血糖による症状といった理由が挙げられていました。

糖質制限をすると脳に供給されるブドウ糖が減少するため、無気力・倦怠感を感じやすくなるようです。また、「知的活動の低下にもつながる」との指摘もありました。

さらに、「制限することによる精神的ストレスの方が大きそう」と述べた医師もいらっしゃいました。ストレスによる二次被害も考えられるようです。
これらも含めると、デメリットは思った以上に多いのかもしれません。

イライラしやすくなると回答した医師

  • 50代男性 一般内科 「イライラしやすくなる」
    糖質に限らず、生理的欲求を制限すると当然イライラします。
  • 30代男性 代謝・内分泌科 「イライラしやすくなる」
    空腹感に似たような症状がありそうです。
  • 30代男性 一般内科 「イライラしやすくなる」
    頭に糖が十分いかないとイライラします。
  • 30代女性 総合診療科 「イライラしやすくなる」
    意欲、イライラなどの精神症状は来たしえます。
  • 50代女性 総合診療科 「イライラしやすくなる」
    短気になる、攻撃的になるなど性格変化が見られそうです。

次に、イライラしやすくなると回答した医師からは、「頭に糖が十分いかないとイライラする」とのコメントが見られました。

ほかにも、「短気になる、攻撃的になるなど性格変化が見られそう」との意見も。
糖質制限をするとイライラや短気など、精神的にも好ましくない影響を及ぼす可能性がありそうです。

筋力が低下すると回答した医師

  • 50代男性 一般内科 「筋肉が低下する」
    筋肉量が減少し基礎代謝量が下がり、太りやすくなることがあります。
  • 50代男性 一般内科 「筋肉が低下する」
    やるときはデメリットも許容できる余裕も必要です。
  • 40代男性 代謝・内分泌科 「筋肉が低下する」
    運動を同時並行して行なうことが必要です。過度の糖質制限は体臭に現れます。
  • 50代女性 一般内科 「筋肉が低下する」
    たんぱく質、脂質などがエネルギーとして使われるためです。

最後に筋肉が低下すると答えた医師からは、理由として「たんぱく質、脂質などがエネルギーとして使われるため」との意見が挙がりました。

糖分が不足すると、筋肉を構成するタンパク質をエネルギーとして使うようになるため、筋肉が低下するといった考えがうかがえます。
さらに、「筋肉量が減少し基礎代謝量が下がり、太りやすくなることがある」との声も。筋肉が減るだけでなく太りやすくなるという悪循環にも陥る可能性もありそうでした。
それに対し、「運動を同時並行して行なうことが必要」と対応策を述べた医師もいらっしゃいました。

ほかには、「やるときはデメリットも許容できる余裕も必要」と忠告するコメントも見受けられました。
糖質制限は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で実行に移すようにした方がよさそうです。

糖質制限をすると、無気力・倦怠感・イライラしやすくなる他、筋力も低下する可能性がある

本調査によれば、糖質制限は、「無気力・倦怠感を感じやすくなる」、「イライラしやすくなる」、「筋力が低下する」などのデメリットがあると医師の中で考えられていました。
無気力・倦怠感を感じやすくなるのは、ブドウ糖・グリコーゲンの低下、偏向的な栄養摂取、低血糖によるものだそうです。また、「知的活動の低下にもつながる」との声も聞かれました。
次に、イライラしやすくなると回答した医師からは、糖質制限をするとイライラや短気など、精神的にも好ましくない影響を及ぼすといった見解がうかがえました。
最後に筋肉が低下すると答えた医師からは、糖質の代わりにたんぱく質、脂質などがエネルギーとして使われるため筋力低下するとのこと。ほかには、「やるときはデメリットも許容できる余裕も必要です」と忠告するコメントもみられました。
糖質制限を行なう際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で実行に移すようにしましょう。

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