食後はウォーキングした方が良い?医師523名に聞いてみました

運動する女性の後ろ姿
本調査では、「食後のウォーキングを勧めますか」という質問に対し、「勧める」と肯定的な回答が64%、「勧めない」との否定的な回答が36%となりました。肯定的な回答をした医師のコメントを見ると、無理しない程度なら良い、食後の血糖上昇を抑える効果がある、食事のカロリーを消費できるからとの意見が目立ちました。一方、「勧めない」と否定的な回答をした医師からは、食後は消化管機能維持のため避けた方が良い、腹痛が起こるから、といった理由が挙げられていました。なかには、食後最低30分は運動を控えた方が良いとの声もあります。食後にウォーキングをする際は、最低でも30分から1時間ほど時間を空けてから行うのがよさそうです。
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食後のウォーキングについて、みなさんはどのように考えていますか?
食べた後に運動をするとお腹が痛くなってしまうのではないかと思う方もいるのではないでしょうか。
インターネット上では、ウォーキングを食前に勧めていたり食後に勧めていたりと、結局どちらがいいのかわからなくなってしまうことも多いと思います。果たしてどちらがいいのでしょうか?

そこで今回は、食後のウォーキングを勧めるか、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医、計523名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2018年12月18日〜12月19日にかけて行われ、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医の523名から回答を頂きました。

食後はウォーキングをした方が良いのか?

「食後のウォーキングを勧めますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 大いに勧める
  • 多少は勧める
  • あまり勧めない
  • 勧めない

以下が結果となります。

 

集計の結果、食後のウォーキングを「勧める」と肯定的な回答をした医師が64%(「多少は勧める」と「大いに勧める」の合計)となり、残り36%の医師が「勧めない」と否定的な回答(「あまり勧めない」と「勧めない」の合計)をしました。
半分以上の医師が、食後のウォーキングに肯定的な見解を持っていることが分かります。
それでは、各回答をした医師のコメントを見ていきましょう。

食後のウォーキングは食後の血糖上昇を抑え、食事のカロリーを消費できる

  • 60代男性 一般内科 「多少は勧める」
    そのときでないとできないのであれば、食後でもやらないより良いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「多少は勧める」
    ウォーキング程度なら問題ありません。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「多少は勧める」
    食後高血糖の抑制が必要な人には勧めます。
  • 40代女性 一般内科 「多少は勧める」
    食前よりは食後の方が効果的です。
  • 50代女性 健診・予防医学科 「多少は勧める」
    血糖値の上昇を抑えたいときには良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「多少は勧める」
    食後は心臓に負担がかかるので、食後1時間くらいが適当です。
  • 60代男性 総合診療科 「多少は勧める」
    少し時間を置いて、食後の運動はある程度余分な栄養を燃やせる可能性があります。
  • 50代男性 総合診療科 「多少は勧める」
    消化管への血流を阻害しない範囲であれば、消化管の運動を高める効果もあるので良いと思います。
  • 40代男性 一般内科 「多少は勧める」
    食後が糖代謝にも良いかと思います。
  • 30代女性 一般内科 「多少は勧める」
    無理しない程度であれば良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「多少は勧める」
    ペースがゆっくりであれば勧められると思います。
  • 30代男性 総合診療科 「多少は勧める」
    臨床では多少は勧めると思います。
  • 30代女性 一般内科 「多少は勧める」
    摂取熱量は低減し、脂肪化を防げるためです。
  • 40代男性 一般内科 「多少は勧める」
    個人個人の都合でやる時間は自由で良いと思います。
  • 70代男性 一般内科 「多少は勧める」
    食後のウォーキングはランニングより遥かに良いです。
  • 50代男性 一般内科 「大いに勧める」
    糖尿病の予防になります。
  • 50代女性 代謝・内分泌科 「大いに勧める」
    食後の血糖上昇を抑える効果があります。
  • 50代男性 一般内科 「大いに勧める」
    代謝、免疫的には良いです。
  • 50代男性 健診・予防医学 「大いに勧める」
    カロリーを効率よく消費できます。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「大いに勧める」
    食事のカロリーを消費できるからです。
  • 60代男性 一般内科 「大いに勧める」
    時間があれば長生きのためには良いと思っています。

「勧める」と肯定的な回答をした医師のコメントを見ると、無理しない程度なら良い、食後の血糖上昇を抑える効果がある、食事のカロリーを消費できるからとの意見が目立ちました。
また、糖尿病の予防に有効との声や、代謝や免疫にも良いというコメントもあったことから、食後のウォーキングは様々なメリットがあるようですね。
しかし、食後は心臓に負担がかかるため、ある程度時間を置いた食後1時間後くらいが良いとした医師もおられました。
「消化管の血流を阻害しない程度に」といったコメントもあるように、食後という状況を考慮して時間をおいたり、程度をおさえたりすることも大切なようです。

消化管機能維持のため避けた方が良い。腹痛を起こすこともある

  • 40代女性 一般内科 「あまり勧めない」
    食後は血流が内臓に行くので勧めません。
  • 40代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    食後は胃腸が動く副交感神経優位なので避けた方が良いと思います。
  • 40代男性 健診・予防医学科 「あまり勧めない」
    食後は消化に専念できるように、あまり運動は良くない気がします。
  • 50代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    食後は消化管機能維持のため避ける方が良いのではと思います。
  • 70代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    食後比較的早い時間のウォーキングは消化器症状を引き起こすことが多いです。
  • 70代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    食直後のウォーキングは自律神経のバランスから考えても控えるのが良いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    吐いたことがあります。
  • 60代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    経験から、食後のウォーキングで腹痛が起こるので。
  • 30代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    少なくとも食直後は避けた方が良いでしょう。
  • 40代男性 一般内科 「あまり勧めない」
    胃に食べ物が入っていると重くて気持ち良く動けないのではと思います。
  • 60代男性 一般内科 「勧めない」
    臓器の血流不足を起こすためです。
  • 50代男性 一般内科 「勧めない」
    脇腹が痛くなってしまうからです。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「勧めない」
    食後最低30分は、運動を控えた方が良いです。
  • 40代男性 一般内科 「勧めない」
    食後である必要が感じられません。

「勧めない」と否定的な回答をした医師からは、食後は消化管機能維持のため避けた方が良い、腹痛が起こるから、といった声が散見されました。
なかには、食後の運動で吐いてしまったことがあるとの自身の経験に基づいたコメントも見られました。
医師のコメントでは、特に食後すぐの運動に否定的な意見が多く、なかには食後最低30分は運動を控えた方が良いとのアドバイスもありました。
食後のウォーキングは勧めないものの、どうしても行うならば食後30分は空けるようにした方が良いという見解のようです。

6割の医師は「食後のウォーキングを勧める」と回答。しかし、時間は空けた方が良さそう

本調査によれば、食後にウォーキングを勧める医師の方が多いことがわかりました。
勧める理由は、食後の血糖上昇を抑える効果がある、食事のカロリーを消費できるからとのことでした。また、無理しない程度なら良いようです。
しかし、食後は心臓に負担がかかるため、ある程度時間を置いた食後1時間後くらいが良いとのことでした。
一方、「勧めない」と答えた医師からは、食後は消化管機能維持のため避けた方が良い、腹痛が起こるから、といった懸念の声が寄せられました。
ときには吐いてしまうことや消化器症状を引き起こすこともあるようです。
このように回答した医師からは、ウォーキングするのならば、最低でも食後30分は運動を控えた方が良いとアドバイスがありました。
食後のウォーキングは、食後30分〜1時間は時間を空けてから行った方が良さそうですね。食べた直後に張り切ってウォーキングしてしまわないよう注意しましょう。

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