虫に刺されやすい季節の夏、虫除け対策として「虫除けスプレー」を使う方も多いのではないでしょうか。
しかし、虫除けスプレーの使用上の注意を読むと、小さい子供は使用回数に制限があったり、生後間もない赤ちゃんには使用できないなど注意書きがいくつか書かれています。
なぜ虫除けスプレーには使用制限があるのか調べてみました!
ディートと呼ばれる成分が原因
虫除けスプレーには、虫除け剤であるディートという化学物質が使用されています。
ディートは一般的に安全性の高い成分とされており、安価に手に入るため世界で使用されています。しかし、高濃度のディートを長期間摂取させると皮膚炎や神経障害になる可能性が稀にあると海外で報告され、使用制限が設けられています。
虫除けスプレーが使えない赤ちゃんはどうすればいいの?
ディートは安全性が高い成分ですが使用制限もあり、副作用が出る可能性があるため、長時間の外出や赤ちゃんへの使用には少し抵抗がありますよね。
そんな方にオススメの方法をご紹介いたします。
ハッカ油
ハッカは虫が苦手なニオイのひとつであり、虫除け剤として使うことができます。ハッカ油は安価な値段で手に入るため、手作りの虫除けスプレーとして愛用することができます。
アロマオイル
ハッカ油のほかに、ユーカリやレモングラスなども虫が苦手なニオイとして知られています。
ですのでハッカ油と同様に、エタノールを使って虫除けスプレーを作ることができます。
洋服に虫除けスプレーをかける
虫除けスプレーは肌に直接かけなくても効果があると言われています。
外出前に洋服にスプレーをかけておくことで、肌に影響を与えずに虫除けをすることができます。
ベビーカーに虫除けカバーをつける
物理的に虫を遮断することで、虫から身を守ります。
カバーをかけるだけではなく、長袖、長ズボンを履くことでより、より虫から身を守ることができます。
蚊取り線香
虫除け、殺虫効果の高い蚊取り線香はディートではなく、ピレトリンやピレスロイドと呼ばれる成分が使用されており、これは人体に害がないため安心して使うことができます。
正しく使用上の注意を読んで使うことが大切
今日本で販売されている虫除けスプレーは、低濃度のディートで作られているため正しく使えば安全です。
しかし1日に何度も使用してしまうと体に害を及ぼす可能性があります。
使用上の注意をしっかり読んで正しく使いましょう。赤ちゃんや肌が敏感な方はオーガニックの手作り虫除けスプレーを使用したり、物理的に虫を遮断することで虫除け対策をしましょう。