牛乳を飲むことで得られる効果とは?医師525名に聞いてみました

牛乳を持つ女性
本調査では、牛乳を飲むことで得られる効果について質問したところ、63%の医師が「骨粗鬆症予防」、28%の医師が「便秘対策」と回答しました。骨粗鬆症予防と答えた方々のコメントには、牛乳にはカルシウムが含まれているため骨粗鬆症の予防に効果的であるとの声が多く寄せられました。また、便秘対策を選択した方々のコメントには、牛乳に下剤効果があることを挙げ、牛乳を飲んで下痢をさせて便秘を改善できるといった意見もありました。
全身の不調の悩み
イシコメ運営事務局

インターネット上のサイトをいくつか見てみると、牛乳を飲むことで体脂肪を減らせる、美肌になる、便秘が改善されるといった情報を目にすることがあります。
しかし、牛乳には本当にこのような効果はあるのでしょうか?もしあるのであれば、この他にどのような効果があるのかも知りたいところだと思います。

そこで今回は、牛乳を飲むことで得られる効果について、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医の計525名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2018年12月23日〜12月26日にかけて行われ、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医の計525名から回答を頂きました。

牛乳を飲むことで得られる効果とは?

「牛乳を飲むことで得られる効果にはどのようなものがありますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 骨粗鬆症予防
  • 精神安定
  • 基礎代謝上昇
  • 認知症の予防
  • 月経痛の改善
  • 便秘対策
  • 食後の血糖上昇を抑えられる
  • 睡眠を促す
  • 成長ホルモンの分泌促進
  • 炭水化物の吸収を遅くする
  • 心疾患・脳卒中などのリスク軽減
  • 美肌
  • ダイエット
  • その他

以下が結果となります。

集計したところ、牛乳を飲むことで得られる効果は「骨粗鬆症予防」との回答が全体の65%と最も多く、続いて「便秘対策」という結果となりました。
「骨粗鬆症予防」への医師からの回答のみ過半数を占めており、牛乳を飲むことで得られる代表的な効果であると考えられそうです。
医師の方々のコメントを見る前に、まずは、回答の1番多かった骨粗鬆症の概要をおさえておきましょう。

骨粗鬆症とは?

骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。
骨折、特に背骨や股関節、手首の骨折が、ほとんどまたはまったく力を受けなくても起こることがあります。
まったく症状が現れない人もいれば、急に強い痛みが生じる人や、徐々にうずくような骨の痛みや変形が現れる人もいます。
(中略)
骨粗しょう症は、危険因子を管理し、十分なカルシウムやビタミンDを確実に摂取するようにし、体重の負荷がかかる運動を行い、ビスホスホネート系薬剤などの薬を服用することで、予防や治療ができます。”

引用:骨粗しょう症 - 08. 骨、関節、筋肉の病気 - MSDマニュアル家庭版

それでは、医師の方々のコメントを回答別に見ていきましょう。

骨粗鬆症予防

  • 50代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    骨粗鬆症予防がいちばん良い作用だと思います。
  • 50代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    骨粗鬆症には効果が高いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    骨粗鬆症の予防には有効です。
  • 30代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    骨粗鬆症予防には大切と思っています。
  • 50代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    骨粗鬆症には多少良いのではないかと思います。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「骨粗鬆症予防」
    カルシウムが含まれているので骨粗鬆症には有効です。
  • 50代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    カルシウムが取れるため有効だと思います。
  • 30代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    カルシウムが骨粗鬆症には効く気はします。
  • 40代男性 代謝・内分泌科 「骨粗鬆症予防」
    カルシウム摂取により一番は骨粗鬆症の改善につながると考えます。
  • 50代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    カルシウムを含んでいるので、適度に飲めば骨粗鬆症には良いと思われます。
  • 40代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    牛乳だけで解決できるわけではないとは思いますが。
  • 50代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    骨粗鬆症はカルシウム摂取だけの問題ではありませんが、摂取不足の人にはよいかもしれません。
  • 60代男性 一般内科 「骨粗鬆症予防」
    ある程度はカルシウムがとれると思うので飲まないより飲んだほうが骨粗鬆症にはなりにくいと思います。

回答のなかで最も多かった「骨粗鬆症予防」と答えた方々のコメントには、牛乳にはカルシウムが含まれているため骨粗鬆症予防に効果的との意見が多かったです。

カルシウムは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、豆腐や納豆などの大豆製品、野菜類や海藻などに多く含まれます。なかでも、牛乳や乳製品は、他の食品に比べてカルシウムの吸収率が高いうえに、1回の摂取量も多いので、効率よくカルシウムがとれます。

引用:大切な栄養素カルシウム:農林水産省

ただし、医師の方々のコメントによると、牛乳(カルシウム)の摂取だけで骨粗鬆症を解決できるわけではないそうです。
あくまでも予防に有効であったり、摂取不足の人にはいいかもしれないということを念頭に置いておく必要があります。

便秘対策

  • 40代男性 一般内科 「便秘対策」
    主には便秘対策と思います。
  • 50代男性 一般内科 「便秘対策」
    便秘対策には良いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「便秘対策」
    便秘にはとても効果があると思います。
  • 60代男性 代謝・内分泌科 「便秘対策」
    便秘対策にはなるでしょう。
  • 50代男性 一般内科 「便秘対策」
    下剤としての効力があります。
  • 60代男性 一般内科 「便秘対策」
    下痢させて、 便秘を改善することが可能です。
  • 50代男性 一般内科 「便秘対策」
    便秘対策が腸管運動鎖間になるからいいと考えています。

2番目に多かったものは「便秘対策」でした。
医師の方々のコメントを見てみると、牛乳には下剤の効力がある、あえて牛乳を飲んで下痢をさせて便秘を改善といった意見も寄せられており、牛乳を飲むことで腸内を活性化させ、排泄に繋げられることへの期待が表れています。

牛乳は、骨粗鬆症予防や便秘対策によい

今回の調査では、牛乳を飲むことで得られる効果について尋ねたところ、「骨粗鬆症予防」(65%)との回答が最も多く、2番目に多かったのが「便秘対策」(28%)でした。
骨粗鬆症予防と答えた医師の方々のコメントには、牛乳にはカルシウムが含まれているため、骨粗鬆症予防に効果的であるとの意見が多かったです。
また、便秘対策と答えた方々からは、牛乳には下剤効果がある、牛乳を飲んで下痢をさせるなどのコメントが寄せられました。
今回の調査対象である医師の方々の意見をまとめると、牛乳を飲むことは骨が脆くなるのを防ぐことができ、便秘に効果が期待できるようです。
みなさんも今日から牛乳を飲む習慣をつけて、健康的な体を目指してみてはいかがでしょうか。

ツイート
この記事の著者

関連する健康相談

関連する記事

閲覧数ランキング

  1. 花粉症で発熱する?その対処法とは?医師546名に聞いてみました

  2. 閉経後も妊娠の可能性はあるの??産婦人科医130名に聞いてみました

  3. 腹痛のない下痢、続くなら病院へ行くべき?523名の医師に聞いてみました

  4. 風邪でかかるのは内科?耳鼻咽喉科?医師4200人アンケート調査

  5. 全部無駄だったの!? イチゴ鼻の治し方を皮膚科医200人にきいてみた

  6. 花粉症で病院にかかるのは内科?耳鼻咽喉科?アレルギー科?医師528人アンケート調査

  7. なかなか上手く吐けない吐き気の症状がある場合、無理にでも吐くべき?適した対処法ってなに?医師524人に聞いてみました

  8. 4割が経験する『金縛り』の原因と解くコツとは

  9. 寒気を伴う吐き気がある場合、考えられる病気は?どう対処すればいいの?医師518人に聞いてみました

  10. 妊娠したら、いつ頃赤ちゃんの性別がわかるの?産婦人科医160人に聞きました