スクワットは有酸素運動として有効?医師506名に聞いてみました

スクワットする女性
本調査の結果、「スクワットは有酸素運動として有効ですか」という質問に対し、「有効」と肯定的な回答をした医師が58%となり、「有効ではない」と否定的な回答をした医師が24%、残り18%の医師が「わからない」と回答しました。スクワットは有酸素運動として「有効」と回答した医師からは、速くやれば有酸素運動になる、時間を継続して行えば有効、強度が弱ければ有効といった、スクワットの速さ・強度が適切であれば有酸素運動として有効とのことでした。一方で、スクワットは有酸素運動として「有効ではない」と回答した医師は、スクワットはどちらかといえば無酸素運動になると考えており、また、「肉体への負荷が強くて心肺機能が高められにくい」、「持続時間を考えると膝や腰への負荷が強すぎて向かない」との理由も挙げられていました。
全身の不調の悩み
イシコメ運営事務局

ダイエットには有酸素運動!と思って日々励んでいる方が多く見受けられます。ウォーキング、ランニング、スイミングなどが有酸素運動の代表として挙げられることが多いですよね。
そんな中、有酸素運動についてインターネットで調べてみると、有酸素運動としてスクワットは有効!といった情報を目にすることがあります。これは本当なのでしょうか。

そこで今回は、スクワットは有酸素運動として有効か、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医、計506名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2019年1月9日〜1月10日にかけて行われ、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医の506名から回答を頂きました。

スクワットは有酸素運動として有効?

「スクワットは有酸素運動として有効ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 有効
  • 多少は有効
  • あまり有効ではない
  • 有効ではない
  • わからない

以下が結果となります。

 

集計の結果、スクワットは有酸素運動として有効かについて、「有効」と肯定的な回答をした医師が58%(「多少は有効」40%、「有効」18%を合わせて)となり、「有効ではない」と否定的な回答をした医師が24%(「あまり有効ではない」19%、「有効ではない」5%を合わせて)、残り18%の医師が「わからない」と回答しました。
よって、スクワットは有酸素運動として有効だと考える医師が多いことがわかりました。
それぞれの回答をした医師のコメントを見ていきましょう。

有効と回答した医師

  • 50代男性 代謝・内分泌科 「多少は有効」
    やらないよりは良いです。
  • 50代男性 一般内科 「多少は有効」
    多少は有効と思いますが、負荷の程度が問題です。
  • 50代男性 一般内科 「多少は有効」
    多少は有効ですが、誰にでも続けられるものではないと思います。
  • 50代男性 総合診療科 「多少は有効」
    時間を継続して行えば効果的と思います。
  • 60代男性 健診・予防医学科 「多少は有効」
    速さと負荷のバランスによります。
  • 60代男性 総合診療科 「多少は有効」
    速くやれば、有酸素運動になります。
  • 50代男性 一般内科 「多少は有効」
    ある程度の継続時間が必要だと思います。
  • 60代男性 一般内科 「多少は有効」
    ランニングやウォーキングに比べて有酸素運動としての効果はやや限定的です。
  • 50代男性 一般内科 「多少は有効」
    筋トレにもなるので良いと思います。
  • 60代男性 代謝・内分泌科 「多少は有効」
    スクワットは有酸素運動として有効です。
  • 50代男性 一般内科 「有効」
    有効性を多く経験しています。
  • 60代女性 健診・予防医学科 「有効」
    スクワットの強度が弱ければ、有酸素運動と考えられます。
  • 50代男性 一般内科 「有効」
    長時間行えばかなり有効です。
  • 40代男性 代謝・内分泌科 「有効」
    非常に有効であることを実感しています。
  • 40代男性 一般内科 「有効」
    十分有意義かと思います。

スクワットは有酸素運動として「有効」との回答では、診療体験や実体験から有効とコメントした医師がいらっしゃいました。
また、速くやれば有酸素運動になる、強度が弱ければ有効といった、スクワットの速さや強度が適切であれば有酸素運動として有効との意見が目立ちました。
なかには、筋トレにもなるので良いとの声も寄せられたことから、筋力トレーニングしつつ有酸素運動を行いたいという方に、スクワットはお勧めできるかもしれません。
ただし、ランニングやウォーキングに比べると有酸素運動としての効果は限定的との意見もあり、有酸素運動のみをしたいのであればウォーキングなどの方が効果的かもしれません。
さらに「ある程度の継続時間が必要だと思います。」、「長時間行えばかなり有効です。」というコメントのように、短時間のスクワットは有酸素運動としてあまり有効とは言えないようです。

有効ではないと回答した医師

  • 50代男性 代謝・内分泌科 「あまり有効ではない」
    スクワットは無酸素運動になるのではないかと思います。
  • 30代男性 代謝・内分泌科 「あまり有効ではない」
    どちらかというと無酸素運動です。
  • 50代男性 総合診療科 「あまり有効ではない」
    下半身の筋トレにはなると思います。
  • 40代男性 健診・予防医学科 「あまり有効ではない」
    肉体への負荷が強くて心肺機能が高められにくいです。
  • 60代男性 一般内科 「あまり有効ではない」
    有酸素運動としてはあまり効果がないように思います。
  • 50代男性 一般内科 「有効ではない」
    比較的重い種目なので、もっと軽めのメニューの方が良いです。
  • 50代男性 一般内科 「有効ではない」
    体重のみのスクワットでも、有酸素運動とはなりにくいですし、持続時間を考えると膝や腰への負荷が強すぎて、まったく向かない運動だと思います。
  • 60代男性 代謝・内分泌科 「有効ではない」
    ランニングの方が良いと思います。

スクワットは有酸素運動として「有効ではない」と回答した医師からは、どちらかといえば無酸素運動になるとのコメントが散見されました。
また、「肉体への負荷が強くて心肺機能が高められにくい」、「持続時間を考えると膝や腰への負荷が強すぎて向かない」との理由も挙げられています。負荷が強すぎると有酸素運動としては考えにくくなるようですね。
さらに、もっと軽いメニューが良い、スクワットよりもランニングが良いといったコメントもありました。

わからないと回答した医師

  • 50代女性 代謝・内分泌科 「わからない」
    スクワットは筋力を保つには良い運動です。有酸素運動になるかはわかりません。
  • 60代女性 一般内科 「わからない」
    スクワットは長く続けられるかによります。
  • 50代男性 一般内科 「わからない」
    持続しなければあまり有酸素運動にならないのでは、と思います。
  • 50代男性 一般内科 「わからない」
    有酸素運動にも思いますし、無酸素運動(筋トレ)のようにも思いますし、よくわかりません。
  • 30代女性 代謝・内分泌科 「わからない」
    身体への負荷が強いので推奨しません。

スクワットは有酸素運動として有効かについて「わからない」と答えた医師は、「スクワットは筋力を保つには良い運動ですが、有酸素運動になるかはわからない」、「有酸素運動にも思いますし、無酸素運動のようにも思いますし、よくわかりません」とのことでした。
持続しなければ有酸素運動にならないのではないかと考える医師もいることから、持続できるか否かが判断のポイントとなるようです。

スクワットは有酸素運動として有効かも。ただし、強度を弱め動作を速くし、時間をかけて行うことが大事

本調査によれば、スクワットは有酸素運動として有効かについて、「有効」と肯定的な回答をした医師が58%となり、「有効ではない」と否定的な回答をした医師が24%、残り18%の医師が「わからない」と回答しました。
有効だと考える医師からは、スクワットが有酸素運動として有効になる条件として、「速く行う」、「時間を継続して行う」、「強度が弱くする」ことが挙げられました。
一方、有効ではないと答えた医師からは、どちらかといえば無酸素運動で、肉体への負荷が強くて心肺機能が高められにくく、持続時間を考えると膝や腰への負荷が強すぎて向かないと考えられていました。
これらのことを考えると、スクワットが有酸素運動として有効かどうかについては、負荷が少ないこと、持続時間を長くすること、速く行うことが鍵になるようです。
スクワットを有酸素運動として行いたい方は、これらを意識して行うようにしましょう。

ツイート
この記事の著者

関連する記事

閲覧数ランキング

  1. 花粉症で発熱する?その対処法とは?医師546名に聞いてみました

  2. 閉経後も妊娠の可能性はあるの??産婦人科医130名に聞いてみました

  3. 腹痛のない下痢、続くなら病院へ行くべき?523名の医師に聞いてみました

  4. 風邪でかかるのは内科?耳鼻咽喉科?医師4200人アンケート調査

  5. 全部無駄だったの!? イチゴ鼻の治し方を皮膚科医200人にきいてみた

  6. 花粉症で病院にかかるのは内科?耳鼻咽喉科?アレルギー科?医師528人アンケート調査

  7. なかなか上手く吐けない吐き気の症状がある場合、無理にでも吐くべき?適した対処法ってなに?医師524人に聞いてみました

  8. 4割が経験する『金縛り』の原因と解くコツとは

  9. 寒気を伴う吐き気がある場合、考えられる病気は?どう対処すればいいの?医師518人に聞いてみました

  10. 妊娠したら、いつ頃赤ちゃんの性別がわかるの?産婦人科医160人に聞きました