有酸素運動は20分以上続けないと効果はない?医師506名に聞いてみました

疑問に思う女性
本調査では、「有酸素運動は20分以上続けないと効果はないですか」という質問に対し、効果は「ある」との肯定的な回答が56%となり、効果は「ない」と否定的な回答をした医師が28%、「わからない」との回答が16%を占める結果となりました。肯定的な回答した医師からは、短時間でもやった分の効果はある、20分と限らず毎日継続することが大切、細切れにするなど分割して行っても効果はあると考えられていました。一方、否定的な回答をした医師からは、ある程度心拍をあげる必要があるため、15分から20分以上で代謝が促進されるため、身体が熱くなり汗が出てくるようにならないとダメなどの理由が寄せられました。しかしながら継続して行うことが大事といったコメントも多くあり、時間もですが続けることも効果に大きく関係しているようです。
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有酸素運動の効果が出る所要時間についてインターネット上で調べてみると、「20分以上続けないと効果はない」、「少しでもやれば効果はある」など、賛否両論の意見が飛び交っています。
そのため、どちらを信じて良いのかわからない方もいるのではないでしょうか。
もし20分以上続けないと効果がないのであれば、20分以下の運動はやっても無意味ということになってしまいますが、実際のところどうなのでしょうか。

そこで今回は、有酸素運動は20分以上続けないと効果はないのか、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医、計506名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2019年1月9日〜1月10日にかけて行われ、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医の506名から回答を頂きました。

有酸素運動は20分以上続けないと効果はない?

「有酸素運動は20分以上続けないと効果はないですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 大いにある
  • 多少はある
  • あまりない
  • ほとんどない
  • わからない

以下が結果となります。

 

集計の結果、有酸素運動は20分以上続けないと効果はないかについて、効果は「ある」との肯定的な回答が56%(「多少はある」44%、「大いにある」12%の合計)となり、効果は「ない」と否定的な回答をした医師が28%(「あまりない」18%、「ほとんどない」10%の合計)、「わからない」との回答が16%を占める結果となりました。
半数以上の医師が、有酸素運動は20分以上続けなくても効果はあると考えていることがわかります。
それでは医師のコメントを見ていきましょう。

効果はあると回答した医師

  • 50代男性 代謝・内分泌科 「多少はある」
    1回の時間より継続が大切だと思います。
  • 40代男性 一般内科 「多少はある」
    細切れでもできた方が良いかと思います。
  • 50代男性 一般内科 「多少はある」
    やった分の効果はあると思います。
  • 50代男性 一般内科 「多少はある」
    20分以内でも毎日継続すれば効果があると思います。
  • 60代男性 代謝・内分泌科 「多少はある」
    持続時間は以前は15分など言われていましたが、最近はあまり制限はないと思います。
  • 60代男性 代謝・内分泌科 「多少はある」
    20分とは限らず毎日続けることが重要だと思います。
  • 60代男性 一般内科 「多少はある」
    多少はあるでしょうが、要はやるかやらないかなので、習慣化すれば中身は適当で良いと思っています。
  • 40代男性 一般内科 「多少はある」
    20分超の方が効果は大きいですが、未満でもゼロということはありません。
  • 30代男性 一般内科 「多少はある」
    運動していない人は、短時間でもしないよりは効果があります。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「多少はある」
    減量には20分以上必要と思いますが、代謝改善にはもっと少なくても良いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「大いにある」
    有酸素運動は10分以上で効果あります。
  • 30代男性 総合診療科 「大いにある」
    運動は健康寿命の延長をもたらします。分割して行っても効果はあります。
  • 30代男性 代謝・内分泌科 「大いにある」
    少ない時間でも効果あります。

20分以上続けなくても効果は「ある」と肯定的な回答した医師からは、短時間でもやった分の効果はある、20分と限らず毎日継続することが大切といったコメントが目立ちました。
また、細切れにするなど分割して行っても効果はあるとコメントした医師もいらっしゃいます。
特に「運動していない人は、短時間でもしないよりは効果があります」というコメントも頂いており、運動をすること・続けることがポイントとなるようです。
なかには、減量には20分以上必要、代謝改善にはもっと少なくても良いとの声も頂きました。そのため、何を目的にするかによって必要な時間は変わってくるかもしれません。

効果はないと回答した医師

  • 50代男性 総合診療科 「あまりない」
    一定の時間継続して運動しないと効果は乏しいと思います。
  • 40代女性 一般内科 「あまりない」
    長ければ長いほど良いです。
  • 60代男性 一般内科 「あまりない」
    一般には15分から20分以上で代謝が促進され有効と考えられています。
  • 50代男性 総合診療科 「あまりない」
    ある程度の時間続けないとダメだと思います。
  • 50代男性 一般内科 「あまりない」
    ある程度心拍をあげる必要があります。
  • 40代男性 一般内科 「ほとんどない」
    脂肪燃焼効果を高めるには持続が必要です。
  • 50代男性 一般内科 「ほとんどない」
    身体が熱くなり、じわっと汗が出てくるようにならないとダメだと思います。
  • 40代男性 代謝・内分泌科 「ほとんどない」
    細切れでも良いので30分は確保したいです。

20分以上続けないと効果は「ない」と否定的な回答した医師からは、ある程度の時間を継続することが必要との声が目立ちました。
その理由として、ある程度心拍をあげる必要がある、15分から20分以上で代謝が促進されるため、身体が熱くなり汗が出てくるようにならないとダメといったことが挙げられています。
また、脂肪燃焼効果を高めるには持続が必要とのコメントも頂いており、この辺りは肯定的な回答をした医師と同様の意見のようです。
一方、こちらでも細切れでもいいとの意見があり、所定の時間行えば一気にやらなくても効果があると考えられるようです。

わからないと回答した医師

  • 60代男性 一般内科 「わからない」
    時間の長さだけではなく、内容も影響するのではないかと思います。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「わからない」
    時間より、毎日続けることが重要です。
  • 40代女性 一般内科 「わからない」
    合わせて20分以上で良いという話もありますし、30分以上やらないと効果はないという話もあるので、一概には言えません。
  • 50代男性 一般内科 「わからない」
    時間に依存もありますが、運動量にも関係してくるはずです。
  • 70代男性 一般内科 「わからない」
    効果の種類によると思います。

「わからない」と回答した医師からは、時間の長さだけでなく運動量や内容にもよる、毎日続けることが重要との見解が見られました。
このことを鑑みると、有酸素運動を行う時間だけでは効果は計れないと考えられているようです。また、時間の長さだけでなく内容も影響するというコメントもありました。

有酸素運動は20分以上続けなくても効果があるかも

本調査では、有酸素運動は20分以上続けないと効果はないのか聞いたところ、効果は「ある」との肯定的な回答が56%と最も多く、効果は「ない」と否定的な回答をした医師が28%、「わからない」との回答が残り16%を占める結果になりました。
効果はあると答えた医師からは、短時間でもやった分の効果はある、20分と限らず毎日継続することが大切と考えられていました。また、細切れにするなど分割して行っても効果はあるとのこと。
一方で、効果は「ない」との回答では、ある程度心拍をあげる必要がある、15分から20分以上で代謝が促進される、身体が熱くなり汗が出てくるようにならないとダメということが理由として挙げられていました。
「わからない」と回答した医師は、時間の長さだけでなく運動量や内容にもよる、毎日続けることが重要とのことでした。
以上、全体を通して、継続して行うことがポイントとのコメントが多く見られました。時間を分割して行っても効果はあるとのことなので、何時間行ったかよりも、日々継続して行っているかどうかに焦点を当て取り組んでみてはいかがでしょうか。

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