ストレスにより発疹が現れることはある?発疹が出たときはどの診療科に受診したら良いの?皮膚科医207名に聞いてみました

鏡を見て驚く女性
本調査の結果、「ストレスにより発疹が現れることはありますか」という質問に対し、77%の医師がストレスにより発疹が現れることに肯定的な回答を示す結果となりました。また「大人の方で発疹が出た場合、どの診療科が最適ですか」という質問では、「皮膚科」との回答が93%となり、ほとんどの医師は皮膚科が最適と考えていることがわかりました。発疹が出た際は、まずは皮膚科を受診し、必要があれば他の診療科も受診することをおすすめします。
全身の不調の悩み
イシコメ運営事務局

発疹についてインターネット上で検索すると、「子供だけでなく大人でも発疹が出る場合があり、ストレスがその原因の1つである」という記載をいくつか見かけます。
しかし、ストレスにより発疹が現れることは本当にあるのでしょうか。
また、病院を受診する際は、どの診療科で診てもらうのがいいのか気になりますよね。

そこで今回は、ストレスにより発疹が現れることはあるか、大人の方で発疹が出た場合どの診療科が最適なのか、皮膚科医207名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2018年7月2日〜7月8日にかけて行われ、皮膚科医の207名から回答を頂きました。

ストレスによって発疹は現れる?

まずは、「ストレスにより発疹が現れることはありますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 大いにある
  • ときどきある
  • あまりない
  • ほとんどない

以下が結果となります。

  • 50代女性 皮膚科 「ときどきある」
    ストレスと他の要因が重なった時に現れやすいと思います。
  • 50代女性 皮膚科 「ときどきある」
    蕁麻疹や円形脱毛症はあるかもしれません。アトピー性皮膚炎の皮疹が増悪する場合もあります。
  • 30代男性 皮膚科 「ときどきある」
    帯状疱疹やアトピーなど痒みのある疾患もストレスで出るかもしれません。
  • 40代男性 皮膚科 「ときどきある」
    ストレスは、どんな病気の発症の素地にもなりえます。
  • 30代男性 皮膚科 「ときどきある」
    蕁麻疹やアトピー性皮膚炎はストレスなど自律神経の影響を大いに受け、重症度に関わると考えております。それ故心療内科的アプローチが功を奏することもあります。
  • 50代女性 皮膚科 「ときどきある」
    何も皮疹がなくても、ストレスで突然痒みは出現します。
  • 40代女性 皮膚科 「大いにある」
    精神的なことで皮膚症状は悪化しています。
  • 40代男性 皮膚科 「大いにある」
    ホルモン調節などにも影響しますので。
  • 50代男性 皮膚科 「大いにある」
    ストレスによりそう痒を生じ、掻破による発疹は多いです。
  • 70代男性 皮膚科 「大いにある」
    発汗などに関連して生じることが多いです。
  • 40代男性 皮膚科 「あまりない」
    ストレス以外の原因で発症し、ストレスが増悪因子となることはあります。
  • 60代男性 皮膚科 「あまりない」
    ストレスで皮疹が悪化することはあると思いますが、ストレスそのものが原因と判断するのは難しいです。
  • 60代男性 皮膚科 「ほとんどない」
    ストレスのみで発疹が出ることはまずないと思います。蕁麻疹が出ている人にストレスをかければ悪化して増えますが。
  • 50代女性 皮膚科 「ほとんどない」
    ストレスで発疹が増強することはありますが、蕁麻疹を除いて緊張やストレスだけで皮疹が出ることはありません。

本調査では、「ときどきある」が49%と最多で回答されました。次いだ「大いにある」は28%の医師が回答し、合わせると77%もの医師がストレスと発疹の関連性を認めていることがわかります。
医師のコメントからは、ストレスによりホルモン調節、自律神経が影響を受け、発疹がひどくなるといった意見が見られました。
ほかにも、ストレスにより肌にかゆみが生じて、それを掻いてしまうことにより発疹が出ることも多いと考える医師もいらっしゃいました。
一方で、「ストレスで皮疹が悪化することはあると思いますが、ストレスそのものが原因と判断するのは難しい」、「ストレスのみで発疹が出ることはまずない」という意見もあり、ストレスで既にある発疹が悪化することはあっても、発疹が出現することはないと考える医師もおられるようです。
さらに、別の医師からは、蕁麻疹や円形脱毛症はあるかもしれないというコメントや、帯状疱疹、蕁麻疹、アトピーなどの疾患はいずれもストレスによって悪化するとの声が見られました。
ストレスは、どんな病気の発症の素地にもなりえるとした医師のコメントもあり、まずは発疹を悪化させないためにも、日頃からストレスを溜めずにケアすると良いかもしれませんね。

大人で発疹が出たら、どの診療科目が最適?

続いて、「大人の方で発疹が出た場合、どの診療科目が最適ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 皮膚科
  • 一般内科
  • アレルギー科
  • 総合診療科
  • 耳鼻咽喉科
  • その他

以下が結果となります。

  • 30代女性 皮膚科 「皮膚科」
    発疹が気になるならまず皮膚科で良いと思います。
  • 60代男性 皮膚科 「皮膚科」
    皮膚に症状が出たら自己判断せずに、まず皮膚科を受診して欲しいです。
  • 50代男性 皮膚科 「皮膚科」
    まずは皮膚科から受診し、必要に応じて内科を併診が良いです。
  • 60代男性 皮膚科 「皮膚科」
    皮膚科が最適と考えますが、近くになければ内科で相談するのも次善の策だと思います。
  • 40代女性 皮膚科 「皮膚科」
    鑑別診断はやはり皮膚科医でないと難しいです。
  • 50代女性 皮膚科 「皮膚科」
    よく内科を受診する人がいますが結局皮膚科に回されるので、はじめから皮膚科が良いです。痒みはアレルギーで出るとは限りませんし、アレルギー科は他の皮膚疾患との鑑別ができません。
  • 30代男性 皮膚科 「皮膚科」
    ウイルス性発疹など内科受診が適する場面もあり、一概には言えませんが発熱など全身症状がなければまずは皮膚科受診で良いと思います。
  • 70代男性 皮膚科 「皮膚科」
    発疹のみを自覚している場合は皮膚科受診が最適です。
  • 40代女性 皮膚科 「皮膚科」
    多様な皮膚疾患の経験が最も豊富なのは皮膚科医です。
  • 40代女性 皮膚科 「皮膚科」
    皮膚科は少なく、38度以上の発熱を伴う場合などはウイルス性発疹症、心内膜炎等が疑われるので内科でも良いかと思います。一番良いのは皮膚科医と内科医がいる病院を受診することだと思います。
  • 60代男性 皮膚科 「皮膚科」
    肉眼で見える部位に発疹が出れば、まず皮膚科でしょう。喉に発疹があれば耳鼻咽喉科に行けばいいでしょうが、皮膚に発疹が出て、たとえ熱があったとしてもまずは皮膚科が診るべきです。一般内科・総合診療科・アレルギー科が最初に診るというのはおかしいと考えます。
  • 50代男性 皮膚科 「皮膚科」
    皮膚の変化を見つけ、理解しているのは皮膚科以外にありません。
  • 40代男性 皮膚科 「一般内科」
    内科と皮膚科の両方の知識が必要ですね。
  • 50代男性 皮膚科 「アレルギー科」
    いろいろな皮疹の方が来られます、皮膚科医以外でも知っておくべきです。
  • 20代女性 皮膚科 「総合診療科」
    長く続き困っているようであれば、全身を診てもらうのが安心かと思います。

集計の結果、大人の方で発疹が出た場合に最適な診療科目は「皮膚科」との回答が93%となり、ほとんどの医師は皮膚科が最適と考えていることがわかりました。
皮膚科を勧める理由として、皮膚疾患の経験が最も豊富であり、他の科だと多様な皮膚疾患との鑑別ができないとの見解が見受けられます。
また、まずは皮膚科から受診し必要に応じて内科を併診をといった意見のほか、38度以上の発熱を伴う場合などはウイルス性発疹症、心内膜炎等が疑われるので内科でも良く、一番良いのは皮膚科医と内科医がいる病院との声も寄せられました。
自身の症状に合わせて診療科を判断すると良いかもしれませんね。
基本的に発疹であれば皮膚科、発熱を伴っている発疹の場合は皮膚科医と内科医がいる病院を受診してみてはいかがでしょうか。

ストレスにより発疹が出る可能性あり。まずは皮膚科へ受診を

本調査によれば、ストレスにより発疹が現れることに対し、77%の医師が関係性を認める回答をしました。
医師のコメントでは、ストレスによりホルモン調節、自律神経が影響を受け、発疹がひどくなるといった意見や、ストレスにより肌にかゆみが生じて、それを掻いてしまって発疹が出る、といった見解が見られました。
また、ストレスにより発疹が現れることは「あまりない」「ほとんどない」と回答した医師の中にも、ストレスにより蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患が悪化することはあると考える方もいました。
ストレスが発疹の直接の原因でなくでも、憎悪因子になる可能性もあるので注意が必要そうです。
続いて、大人の方で発疹が出た場合、最適な診療科目は93%で「皮膚科」と回答されました。
その理由として、鑑別診断が皮膚科医でないと難しいといったことが挙げられていました。「皮膚科を受診したのち、必要に応じて他の診療科を」とのコメントもあり、まずは皮膚科を受診し、必要があれば他の診療科も受診することをおすすめします。

ツイート
この記事の著者

関連する健康相談

関連する記事

閲覧数ランキング

  1. 全部無駄だったの!? イチゴ鼻の治し方を皮膚科医200人にきいてみた

  2. 閉経後も妊娠の可能性はあるの??産婦人科医130名に聞いてみました

  3. 妊娠したら、いつ頃赤ちゃんの性別がわかるの?産婦人科医160人に聞きました

  4. 腹痛のない下痢、続くなら病院へ行くべき?523名の医師に聞いてみました

  5. 4割が経験する『金縛り』の原因と解くコツとは

  6. 妊娠中のむくみの原因は?対処法はどうしたらいいの?産婦人科医130人に聞いてみました

  7. 妊娠中は飛行機に乗っても大丈夫?産婦人科医150名に聞きました

  8. 風邪をひいている時って飲酒しても大丈夫?飲酒が与える悪影響って一体何?医師501人に聞いてみました

  9. 風邪で声が出ない場合の対処法って何?医師504人に聞いてみました

  10. なかなか上手く吐けない吐き気の症状がある場合、無理にでも吐くべき?適した対処法ってなに?医師524人に聞いてみました