飲酒が原因で蕁麻疹が発生することはある?飲酒後に蕁麻疹が出た場合の適切な対処法およびセルフケアは何?医師509人に聞いてみました

おちょこを持つ手
本調査では、まず飲酒が原因で蕁麻疹が発生することはありますか?という質問をしたところ、「多少ある」との回答が一番多く、次に「あまりない」、「ほとんどない」が続きました。飲酒が原因で発生する場合は、アルコールに弱い体質だから、アレルギー体質だからなど、様々な原因が挙げられるようです。一方で、飲酒時に食べた食品が原因で蕁麻疹が発生する場合も考えられるようでした。次に、飲酒後に蕁麻疹が出た場合の適切な対処法およびセルフケアは何ですか?という質問については、「飲酒を控える」と回答している医師が一番多く、次に「市販の抗アレルギー薬を飲む」、「患部を冷やす」が続きました。蕁麻疹が発生してしまった場合は飲酒を控えることが基本とされています。飲酒を控えても良くならない場合は、市販薬を服用する、それでも改善しない場合は病院へ行くなど、ある程度の段階が踏めそうです。本記事を参考に、該当する方はセルフケアを試してみてください。
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「お酒を飲んだ後に、体に蕁麻疹が出た」という経験をした人はいるのではないでしょうか?突然、蕁麻疹が発生したら驚いてしまいますよね。
お酒との関係はあるのか、もうお酒は控えた方がいいのか、など、色々と心配になると思います。
また、蕁麻疹がでた後は、どのように対処すべきか、知っておいた方が、いざという時に冷静になれますよね。

そこで今回は、一般内科,総合診療,消化器内科医509人に、飲酒が原因で蕁麻疹が発生することはあるのか、飲酒後に蕁麻疹が出た場合の適切な対処法およびセルフケアは何か聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2019年1月9日~2019年1月10日にかけて行われ、一般内科,総合診療,消化器内科医509人から回答を頂きました。

飲酒が原因で蕁麻疹が発生することはある?

まず「飲酒が原因で蕁麻疹が発生することはありますか?」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。  

  • 大いにある
  • 多少ある
  • あまりない
  • ほとんどない

以下のグラフが結果となります。

集計結果では、「多少ある」との回答が47%と一番高く、次に「あまりない」25%、「ほとんどない」17%が続きました。
「多少ある」と「大いにある」を合わせると半数以上の医師が、飲酒が原因で蕁麻疹が発生することがあると回答しています。
それでは医師のコメントをみていきましょう。

アルコールに弱い・アレルギー体質・肝臓病の人は蕁麻疹が発生しやすい

  • 60代男性 一般内科 「多少ある」
    自分自身も、過去に飲酒後に蕁麻疹を生じたことがあります。
  • 60代男性 一般内科 「多少ある」
    飲酒が原因で蕁麻疹が発生することはあります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    血管拡張と循環が良くなることで出やすくなると思います。
  • 40代男性 一般内科 「多少ある」
    飲酒により血流が増加するため、蕁麻疹が出やすくなります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    アルコール自体に弱い人や、体調が悪いのに飲んだりしたときに出やすいです。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    アセトアルデヒドに対するアレルギーがある人だと思います。
  • 60代男性 一般内科 「多少ある」
    アレルギー体質の人や、肝臓病の人はなりやすいです。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    アルコール誘発のアレルギー反応は実在します。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    飲酒と飲酒時の食べ物の影響でしょう。
  • 30代女性 一般内科 「多少ある」
    体温が上がって出やすくはなると思います。
  • 50代男性 消化器内科 「多少ある」
    コリン性蕁麻疹の可能性があります。
  • 50代男性 一般内科 「多少ある」
    時々見かけますが、一過性に終わります。
  • 60代男性 一般内科 「多少ある」
    過剰な摂取をすると、蕁麻疹の症状が出やすくなります。
  • 30代男性 一般内科 「多少ある」
    血管性浮腫等の影響が考えられます。
  • 70代男性 一般内科 「多少ある」
    飲酒後の蕁麻疹は肝機能障害また慢性胃炎による合併症の場合もあります。

一番多く回答を集めたのは、「多少ある」との意見でした。
飲酒が原因で蕁麻疹が発生してしまう可能性はあるとしており、原因の一つとして、飲酒によって血管拡張が起こることが挙げられています。
また、体調が悪いのに飲酒してしまったときも蕁麻疹が出やすいとのことです。
他にも、飲酒時に食べるものにも原因があるとする声も寄せられていました。
また、蕁麻疹が発生しやすい人の特徴として、アルコール自体に弱い・アセトアルデヒドに対するアレルギーがある・肝臓病などが挙げられています。
さらに、飲酒によってコリン性蕁麻疹が発生してしまう可能性もあるようでした。
調査を見る限り、飲酒後に蕁麻疹が発生してしまう原因は様々なようですね。

ビール麦などのアレルギーの人は蕁麻疹が発生する可能性あり

  • 50代男性 一般内科 「あまりない」
    聞いたことはありますが頻度はそれほどでもないのではないでしょうか。
  • 40代女性 一般内科 「あまりない」
    お酒が合わない場合は蕁麻疹もあり得ます。
  • 60代女性 一般内科 「あまりない」
    アレルギーのある人は起こり得ます。
  • 50代男性 一般内科 「あまりない」
    飲酒、アルコールの種類と入っている成分に対するアレルギーも考えられます。
  • 30代女性 一般内科 「あまりない」
    ビールの麦では起こり得ると思います。
  • 50代男性 一般内科 「あまりない」
    飲酒だけではないと思いますが、アルコールに弱い人は発疹が出ることもあります。
  • 60代男性 一般内科 「あまりない」
    誘発されやすいことはありますが飲酒が原因ではないです。
  • 50代男性 一般内科 「あまりない」
    食品の影響が大きいと思いますが、飲酒が原因ではないとは言い切れません。
  • 40代男性 一般内科 「あまりない」
    何度も繰り返した症例は経験がありません。
  • 40代男性 一般内科 「あまりない」
    あまり因果関係はないと思います。
  • 50代男性 消化器内科 「あまりない」
    一人だけ経験がありますが、それも因果関係は定かではありません。
  • 30代男性 消化器内科 「あまりない」
    代謝が落ちるため、蕁麻疹が発生する可能性はあります。
  • 30代男性 一般内科 「あまりない」
    蕁麻疹ではなく、皮膚発赤や湿疹であれば、有り得るでしょう。

次に回答で多かったのは、「あまりない」との意見でした。
まず、蕁麻疹が起きてしまう場合としては、お酒とお酒以外の二通りの原因が挙げられていました。
前者の場合、お酒が合わない・アレルギーがあるなどが理由として挙げられています。特にアレルギーに関しては、アルコールの種類や入っている成分に対してアレルギー反応が起こり、蕁麻疹が発生してしまうこともあるようです。具体的には、ビール麦を要因に挙げる意見もありました。後者の場合、飲酒以外の原因としては食品の影響が大きいと考えられています。
その他の要因として、飲酒によって代謝が落ちることで、蕁麻疹が発生すると指摘している医師もいました。
一方で、飲酒による発疹は蕁麻疹ではなく、皮膚発赤や湿疹の可能性があり得るとの意見が挙がりました。
また、飲酒後の蕁麻疹の症状を繰り返すことはあまりみられないといったコメントも見受けられました。

飲酒後に蕁麻疹が出た場合の適切な対処法およびセルフケアは何?

続いて「飲酒後に蕁麻疹が出た場合の適切な対処法およびセルフケアは何ですか?」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • 飲酒を控える
  • 市販の抗アレルギー薬を飲む
  • 患部を冷やす
  • 病院を受診する
  • 安静にする
  • 水分を多めにとる
  • その他

以下のグラフが結果となります。

こちらの調査では、「飲酒を控える」と回答している医師が55%と一番多く、次に「市販の抗アレルギー薬を飲む」32%、「患部を冷やす」29%が続きました。
飲酒を控えるべきという回答が、他の選択肢に比べて数を集める結果となっています。
それでは医師のコメントを見ていきましょう。

体からアルコールを抜くだけでも良くなる

  • 30代男性 消化器内科 「飲酒を控える」「水分を多めにとる」
    自己管理が重要です。
  • 50代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    まずは、飲酒を止めましょう。
  • 60代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    誘引を避けるのが鉄則です。
  • 60代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    アルコール自体控えるように指導はしますが、実際は控えることが難しいみたいです。
  • 40代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    基本は節酒が重要だと思います。
  • 30代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    先ずは飲酒量の調整から始めてみてはいかがでしょうか。
  • 50代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    やはり、まず有効なのは減酒です。
  • 40代男性 一般内科 「飲酒を控える」「安静にする」
    体調悪い時は飲まないことです。
  • 40代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    蕁麻疹が出るアルコール飲料を飲まない事です。
  • 50代男性 一般内科 「飲酒を控える」「市販の抗アレルギー薬を飲む」
    予防は飲酒を控えることです。発症したら抗アレルギー剤を内服しましょう。
  • 40代男性 一般内科 「飲酒を控える」「市販の抗アレルギー薬を飲む」「病院を受診する」
    原因と思われるものを控えるのが原則です。それだけで無理なときは、薬を飲むか受診します。
  • 40代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    アルコールを抜くと良くなります。
  • 50代女性 一般内科 「飲酒を控える」「安静にする」「水分を多めにとる」
    蕁麻疹のみなら、じき引く可能性が高いです。
  • 50代男性 一般内科 「飲酒を控える」
    こういう人の中には採血の時にアルコールで腫れる人がいます。
  • 30代男性 消化器内科 「飲酒を控える」
    お酒が原因か、わかるまでは飲酒を控えましょう。

一番多く回答を集めたのは、「飲酒を控える」との意見でした。
多くの医師が、基本的には飲酒を控えることを推奨しています。
この回答では、蕁麻疹の予防策としての意見も挙がっており、体調の悪いときは飲まないようにしたり、以前蕁麻疹が発生してしまったアルコール飲料を避けたりすることで、予防が出来るそうです。
それでも蕁麻疹が発生してしまった場合は、まずは原因として考えられる飲酒を控え、それでも良くならない場合は抗アレルギー剤を内服するなどのセルフケアを行うことが推奨されています。
蕁麻疹の原因がお酒にあるのかはっきりするまでは、飲酒を控えたほうがよさそうですね。
飲酒が原因とわかっていても、飲酒を止めることが難しい人は、まずは飲酒量の調整から初めてみてはいかがでしょうか?

抗アレルギー薬は効果的

  • 50代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」
    薬は効果があると思います。
  • 40代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」
    当然飲酒は控えますが、急性期は薬の利用でしょうか。
  • 60代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」「飲酒を控える」
    アレルギーのある人には抗アレルギー薬が効きます。
  • 40代女性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」
    蕁麻疹には抗アレルギー薬が効果的です。
  • 50代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」
    蕁麻疹は薬剤を使用すれば治りが早いと思います。
  • 40代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」
    体を冷やすより、薬剤が早いと思います
  • 50代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」
    アレジオンやアレグラを推奨します。
  • 30代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」「安静にする」
    安静にして、市販の抗アレルギー薬を飲んでください。
  • 60代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」「水分を多めにとる」
    多めに水分をとって、抗アレルギー薬を飲むと良いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」「水分を多めにとる」
    それが本当に蕁麻疹なら、抗アレルギー薬の内服が良いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「市販の抗アレルギー薬を飲む」「病院を受診する」
    市販の抗アレルギー剤で改善しなければ病院へ行きましょう。

次に回答で多かったのは、「市販の抗アレルギー薬を飲む」との意見でした。
まず、飲酒によって蕁麻疹が発生してしまった場合、当然飲酒を控えるということが基本のようです。
そのうえで、急性期は体を冷やすよりも、抗アレルギー薬の方が効果的だと指摘されています。
具体的な薬剤名も挙がっており、アレジオンやアレグラが推奨されています。
しかし、抗アレルギー薬が効くのは、蕁麻疹だった場合に限り、その他の症状であった場合は別の対処が必要なようです。蕁麻疹かどうか判断できない場合は、医師に相談してみるといいかもしれません。

蕁麻疹が発生してしまった場合は、飲酒を止め、抗アレルギー薬を服用してみましょう

本調査では、まず飲酒が原因で蕁麻疹が発生することはありますか?と質問したところ、「多少ある」との回答が一番多く、次に「あまりない」、「ほとんどない」が続きました。
飲酒が原因で、蕁麻疹が発生してしまう可能性は否定できず、様々な原因で起こってしまうようです。
その原因として、飲酒による血管拡張、アルコール自体に弱い、アセトアルデヒドやホップ麦などのアレルギー、肝臓病などが挙げられていました。
しかし、お酒以外の食品が原因ではないかという考え方もあり、飲酒と蕁麻疹の因果関係は定かではないといった意見もみられました。
また、飲酒後に蕁麻疹が出た場合の適切な対処法およびセルフケアは何ですか?という質問については、「飲酒を控える」と回答している医師が一番多く、次に「市販の抗アレルギー薬を飲む」、「患部を冷やす」が続きました。
予防・対処共に、飲酒を控えることは、ある程度効果的であり、体からアルコールを抜くだけでも蕁麻疹が改善する可能性があるそうです。
もし、飲酒を控えただけでよくならなかった場合は、市販薬の抗アレルギー薬であるアレジオンやアレグラなどを服用してみることを推奨した意見もみられました。
以上をまとめると、飲酒で蕁麻疹が発生してしまった場合は、まず飲酒を止め、抗アレルギー薬を服用し、多めの水を飲んで安静にしていましょう。それでも改善しない場合は、病院を受診することをおすすめします。

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