子供には何歳からカフェインを摂取させて良い?注意点は?小児科医212名に聞いてみました

子供へのカフェイン
本調査では、「子供には何歳からカフェインを摂取させても良いですか」という質問に対し、「13〜15歳」、「10〜12歳」、「年齢は関係ない」の順で回答されました。最も回答の多かった「13〜15歳」と答えた医師からは、「脳が成長して安定してから」、「夜に起きている時間帯が増えるから」、「痙攣を起こしにくくなる年齢だから」といった理由が挙げられました。続いて、「子供にカフェインを飲ませるときの注意点は何ですか」という質問をしたところ、「基本的に飲ませない方が良い」との回答が最も多く、「1日のカフェイン摂取上限を決める」、「飲ませる時間を工夫する」が続きました。医師からは、「精神状態、覚醒状態に影響する」、「利尿、興奮作用があるので、薬物と同等」、「脳の発達に悪影響があるから」といった厳しいコメントが寄せられています。しかし、「多量でなければ厳密に考えなくても良い」、「眠れなくなるので夕方以降は控えた方が良い」とのコメントも見られました。
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子供の頃、「コーヒーは大人の飲み物だから飲んじゃダメ」と言われたことはありませんか。
なんとなくそう言われてきたから、子供にもそうさせている方もいるかもしれませんが、では何歳になったらカフェインを摂取させても良いのでしょうか。
また、飲ませるときに注意すべきことがあれば知っておきたいですよね。

そこで今回は、「子供には何歳からカフェインを摂取させても良いのか」、「飲ませるときの注意点は何か」について、小児科医212名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2019年1月9日〜1月10日にかけて行われ、小児科医212名から回答を頂きました。

何歳から子供にカフェイン摂取させて良い?

まずは、「子供には何歳からカフェインを摂取させても良いですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 4〜6歳
  • 7〜9歳
  • 10〜12歳
  • 13〜15歳
  • 年齢は関係ない
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 小児科 「13〜15歳」
    夜に起きている時間帯が増えるので。 
  • 60代男性 小児科 「13〜15歳」
    脳が成長して安定してからにします。
  • 40代男性 小児科 「13〜15歳」
    適量なら成人と体格が同じになれば良いと思います。
  • 50代男性 小児科 「13〜15歳」
    痙攣を起こしにくくなる年齢だからです。
  • 40代女性 小児科 「10〜12歳」
    体重が40kg前後になるからです。
  • 50代男性 小児科 「10〜12歳」
    体重が軽量な時期は体重あたりの摂取量が多くなるので、避けた方が良いと思います。
  • 50代女性 小児科 「10〜12歳」
    小学校高学年くらいなら、夜は避けて少量なら良いのではないでしょうか。緑茶なんかにも含まれているので、これは幼児でも大丈夫だと思います。
  • 50代男性 小児科 「年齢は関係ない」
    多量摂取でなければ問題ありません。
  • 60代男性 小児科 「年齢は関係ない」
    日常的でなければ構わないと思います。

集計の結果、子供には「13〜15歳」からカフェインを摂取させても良いとの回答が36%と最も多く、次に「10〜12歳」、「年齢は関係ない」が続く結果となりました。

医師のコメントを見ると、最も回答の多かった「13〜15歳」と答えた医師はその理由として、脳が成長して安定してくるから、夜に起きている時間帯が増えるから、痙攣を起こしにくくなる年齢だからなどを挙げていました。
また、成人と同じ体格になれば摂取しても大丈夫と考える医師もいました。
どうやら「13~15歳」を選んだ医師は、生活リズムや体格などが大人に近づいてくるこの時期からであれば摂取を認める意見のようです。

次に多かった「10〜12歳」と考える医師からは、体重が40kg前後になるから、体重が軽量な時期は体重あたりの摂取量が多くなるので避けた方が良いなどの声が寄せられました。
一方で、「年齢は関係ない」との回答した医師からは、多量摂取や日常的な摂取でなければ問題ないとの意見を頂きました。

子供にカフェインを飲ませるときの注意点とは?

続いて、「子供にカフェインを飲ませるときの注意点は何ですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 1日のカフェイン摂取上限を決める
  • 飲ませる時間を工夫する
  • 水分補給・ミネラル補給を多めにする
  • 乳製品を一緒に摂る
  • ノンカフェイン・デカフェを選ぶ
  • 薄めて飲ませる
  • 基本的に飲ませない方が良い
  • 特に注意点はない
  • その他

以下が結果となります。

  • 40代男性 小児科 「基本的に飲ませない方が良い」
    基本的に飲ませない方が良いと思います。1日のトータル量も気にした方が良いと思います。
  • 60代男性 小児科 「基本的に飲ませない方が良い」
    精神状態、覚醒状態に影響のある物質だと思うので、できるだけ避けた方が無難だと思います。
  • 70代男性 小児科 「基本的に飲ませない方が良い」
    利尿、興奮作用がカフェインにあるので、薬物と同等と考えています。
  • 50代男性 小児科 「基本的に飲ませない方が良い」
    脳の発達に悪影響があるので。
  • 70代男性 小児科 「基本的に飲ませない方が良い」
    大人もですが、子供がカフェインを摂る必要はありません。
  • 50代男性 小児科 「1日のカフェイン摂取上限を決める」
    摂取量が問題だと思います。
  • 50代女性 小児科 「1日のカフェイン摂取上限を決める」
    多量でなければ厳密に考えなくても良いと思います。
  • 70代男性 小児科 「1日のカフェイン摂取上限を決める」
    カフェイン入り飲料、濃いお茶は避けましょう。
  • 40代女性 小児科 「飲ませる時間を工夫する」
    欲しがるようなら薄めのものを日中に飲ませるようにします。
  • 30代男性 小児科 「飲ませる時間を工夫する」
    眠れなくなるので夕方以降は控えた方が良いです。

調査の結果、子供にカフェインを飲ませるときの注意点は、「基本的に飲ませない方が良い」との回答が最も多く、次に「1日のカフェイン摂取上限を決める」、「飲ませる時間を工夫する」が続きました。

「基本的に飲ませない方が良い」と考える医師からは、精神状態・覚醒状態に影響がある、利尿・興奮作用がある、脳の発達に悪影響があるとの意見が複数寄せられました。
そもそも大人子ども問わず、カフェインを摂取する必要はないとの厳しい指摘もありました。

2番目に多かった「1日のカフェイン摂取上限を決める」と答えた医師からは、「多量でなければ厳密に考えなくても良い」とのコメントがみられました。また、「カフェイン入り飲料、濃いお茶は避けましょう」といった意見もありました。

また、「飲ませる時間を工夫する」との回答からは、「眠れなくなるので夕方以降は控えた方が良い」とのコメントを頂きました。

子供のカフェイン摂取は13-15歳が最も支持を集める。しかし、基本的に飲ませない方が良い

本調査によれば、子供には「13〜15歳」からカフェインを摂取させても良いとの回答が36%と最も多く、「10〜12歳」が24%、「年齢は関係ない」が18%と続く結果となりました。
「13〜15歳」を回答した医師からは、「脳が成長して安定するから」、「夜に起きている時間帯が増えるから」といった理由がコメントされました。

続いて行った子供にカフェインを飲ませるときの注意点に関しての質問では、「基本的に飲ませない方が良い」との回答が最も多く、次に「1日のカフェイン摂取上限を決める」、「飲ませる時間を工夫する」が続きました。
「基本的に飲ませない方が良い」と回答した医師は脳の発達に影響があることや、利尿作用、興奮作用があるためといったことが懸念されるようです。
しかしながら多量でなければ厳密に考えなくても良いと考えるコメントもあり、摂取量も関係していることがうかがえます。
「欲しがるようなら薄めのものを日中に飲ませるようにします。」という見解もあり、もしも子供にカフェインを摂らせるとしてもこのようなアドバイスを参考にすることをお勧めします。

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