子供にはカフェインを日常的に摂取させない方が良い?考えられる悪影響とは?小児科医212名に聞いてみました

子供へのカフェインの影響
本調査の結果、「子供にはカフェインを日常的に摂取させない方が良いですか」という質問に対し、「摂取させない方が良い」との回答が81%を占める結果となりました。摂取させない方が良い理由として、「脳の発育に悪影響」、「夜眠れなくなったり、ミネラルが排出されたり、体調不良来たしやすくなる」、「代謝に影響する」、「生活リズムを狂わせる」、「依存と不安感の増強がある」などの意見が挙げられました。続いて、「子供がカフェインを摂取するとどのような悪影響がありますか」という質問では、「睡眠の質が下がる」との回答が最も多く、次に「イライラ・不安感」、「頭痛」が続きました。医師のコメントを見ると、睡眠の質の低下、生活リズムの乱れの助長、夜尿、夜間の興奮、イライラ、不安感、焦燥感、頭痛や中枢神経、循環器系への影響など様々な悪影響が挙げられていました。
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「子供にコーヒーを飲ませちゃダメ」という話を聞いたことがある方は多いと思います。
それはコーヒーに含まれているカフェインのことを考えてのことかもしれません。しかし、なぜ子供がカフェインを摂取したらダメなのでしょうか。

そこで今回は、「子供にはカフェインを日常的に摂取させない方が良いか」、「子供がカフェインを摂取するとどのような悪影響があるか」について、212名の小児科医に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2019年1月9日〜1月10日にかけて行われ、小児科医の212名から回答を頂きました。

子供にはカフェインを摂取させない方が良い?

まずは、「子供にはカフェインを日常的に摂取させない方が良いですか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • 摂取させて良い
  • 多少は摂取させても良い
  • あまり摂取させない方が良い
  • 摂取させない方が良い

以下が結果となります。

  • 40代男性 小児科 「摂取させない方が良い」
    夜眠れなくなったり、ミネラルが排出されたり、体調不良を子供は来たしやすいだめです。
  • 40代女性 小児科 「摂取させない方が良い」
    カフェインは代謝に影響するので、子供には辞めた方が良いです。
  • 30代女性 小児科 「摂取させない方が良い」
    依存と不安感の増強があると思います。
  • 60代男性 小児科 「摂取させない方が良い」
    良眠を妨げ、生活のリズムを狂わせます。
  • 50代男性 小児科 「摂取させない方が良い」
    幼若脳への影響が心配です。
  • 50代男性 小児科 「摂取させない方が良い」
    カフェインは嗜好品であり、刺激物です。
  • 50代男性 小児科 「あまり摂取させない方が良い」
    脳の発育に悪影響があるのではないかと思います。
  • 40代男性 小児科 「あまり摂取させない方が良い」
    未就学児や低学年は確実に興奮して眠りにくくなります。
  • 40代男性 小児科 「あまり摂取させない方が良い」
    夜眠れなくなるので、寝る子は育つためにもやめた方が良いと思います。
  • 30代女性 小児科 「あまり摂取させない方が良い」
    興奮作用は発達段階では良くないと思います。
  • 80代男性 小児科 「あまり摂取させない方が良い」
    幼少時は他に飲み物があるので無理してカフェイン含有飲料を必要としないと思います。
  • 30代男性 小児科 「多少は摂取させても良い」
    気づかずに入っているものもありますし、未熟児の無呼吸には治療で使っています。
  • 30代男性 小児科 「多少は摂取させても良い」
    おそらくリスクを証明した研究はないと思われるので、大人と同様少量であれば問題ないと思います。
  • 60代男性 小児科 「摂取させて良い」
    静岡では子供に茶を飲ませていますが、問題ありません。

調査の結果、子供にカフェインを日常的に摂取させることに否定的な回答が81%(「摂取させない方が良い」42%、「あまり摂取させない方が良い」39%の合計)、肯定的な回答(「多少は摂取させてもいい」、「摂取させて良い」の合計)が19%という結果になりました。
多くの医師は、子供がカフェインを日常摂取することに対しはよくないと考えているようですね。

否定的な回答をした医師の理由として、「脳の発育に悪影響」、「夜眠れなくなったり、ミネラルが排出されたり、体調不良を来たしやすくなる」、「代謝に影響する」、「生活リズムを狂わせる」、「依存と不安感の増強がある」などが挙げられました。
たくさん成長する子どもの時期にカフェインを摂取することで、生活リズムが崩れたりミネラルが排出されてしまったりと、その成長を妨げてしまうことが懸念されているようです。

一方で、摂取させても良いと考えている医師では、「気づかずに入っていることもある」「リスクを証明した研究はないと思われるので、大人と同様少量であれば問題ない」との見解が寄せられました。

では、 子供が日常的にカフェインを摂取すると具体的にどんな悪影響があるのでしょうか。続いてはこの疑問について見ていきます。

子供のカフェイン摂取、悪影響は?

「子供がカフェインを摂取するとどのような悪影響がありますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

睡眠の質が下がる

  • イライラ・不安感
  • 頭痛
  • カフェイン中毒
  • 心身の不調
  • 特になし
  • 脱水症状
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 小児科 「睡眠の質が下がる」
    生活リズムの乱れを助長します。
  • 50代女性 小児科 「睡眠の質が下がる」
    睡眠は妨げると思います。それが情緒不安定に繋がることもあります。
  • 70代男性 小児科 「睡眠の質が下がる」
    夜尿、不眠や夜間の興奮を起こすことがあります。
  • 30代男性 小児科 「睡眠の質が下がる」
    睡眠障害の原因になります。
  • 30代男性 小児科 「睡眠の質が下がる」
    睡眠への影響が一番懸念されます。
  • 60代男性 小児科 「睡眠の質が下がる」
    睡眠の異常は注意が必要です。
  • 30代 小児科 「睡眠の質が下がる」
    寝れなくなってしまいそうです。
  • 60代男性 小児科 「イライラ・不安感」
    中枢神経系への興奮作用が出ます。
  • 60代男性 小児科 「イライラ・不安感」
    特にイライラ、焦燥感などの症状が出ます。
  • 40代男性 小児科 「イライラ・不安感」
    情緒不安定な児や偏頭痛の症例はいくつか経験があります。
  • 50代男性 小児科 「イライラ・不安感」
    精神の易刺激性があるのではないでしょうか。
  • 40代 小児科 「頭痛」
    頭痛や動悸、頻尿による脱水症状を考えます。
  • 50代男性 小児科 「頭痛」
    中枢神経に関連する症候が中心でしょう。
  • 50代男性 小児科 「頭痛」
    (頭痛の他にも)循環器系への影響と利尿作用があります。

集計の結果、子供がカフェインを摂取すると悪影響として、「睡眠の質が下がる」との回答が最も多く、次に「イライラ・不安感」、「頭痛」が続きました。

医師のコメントを見ると、「睡眠への影響が一番懸念される」、「生活リズムの乱れを助長する」、「夜尿、夜間の興奮を起こす」などの睡眠障害への懸念が見られました。
また、イライラ、情緒不安定、焦燥感、頭痛や動悸、中枢神経、循環器系への影響があるとのコメントも頂いています。
これを見ていると、やはり子どものカフェイン摂取量には気をつけたいところですね。

子供のカフェイン摂取は悪影響が懸念されるかも

本調査では、「子供にはカフェインを日常的に摂取させない方が良いですか」という質問に対し、「摂取させない方が良い」との回答が81%を占める結果となりました。
摂取させない方が良い理由としては、脳の発育や代謝に悪影響がある、夜眠れなくなる、ミネラルが排出されるといったことが挙げられました。その他にも体調不良を来たしやすくなる、生活リズムを狂わせる、依存と不安感の増強があるなどがみられました。

続いて、「子供がカフェインを摂取するとどのような悪影響がありますか」という質問では、「睡眠の質が下がる」との回答が最も多く、次に「イライラ・不安感」、「頭痛」が続きました。また、夜尿、夜間の興奮、中枢神経、循環器系への影響など様々な悪影響も指摘されています。
子供のカフェイン摂取をどうするかは、こうした影響があると念頭において判断するのが良いのかもしれませんね。

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