えびを食べさせて良いのは何歳から?初めてえびを食べさせる時のポイントって?えびアレルギーにはどんな症状が出るの?小児科医212名に聞いてみました

エビフライを食べる子供
本調査では、えびを食べさせて良い年齢は「一概には言えない」との回答が全体の30%と最も多く、次に「3歳以降」、「1歳以降」が支持を集めました。他に食物アレルギーがある場合、家族にえびアレルギーを持っている人がいる場合などを考えると、明確に何歳からという決めつけが出来ないとの声が多く聞かれています。また、初めてえびを食べさせる時のポイントについては、「少量だけ与えて、アレルギー症状が出ないか観察する」、「すぐ病院に行ける日中に食べさせる」、「しっかり加熱したものを与える」の3つが上位を占めました。回答を問わず、医師の方々の意見をまとめると、しっかりと加熱したえびを日中のうちに少量与えることが重要なようです。さらに、えびアレルギーで特に起こる可能性の高い症状は、「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」との回答が最も多く、2番目に多かったのは「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」でした。なかでもえびアレルギーにかかると、口の痒みや口周りの違和感を覚えることが多いとの声が目立ち、アレルギー症状が出ないか観察する際のポイントにするとよさそうです。
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インターネット上のサイトをいくつか見てみると、食物アレルギーを抱える人についての投稿が見られます。
小麦や卵類などのアレルギーは有名ですが、えびアレルギーを抱える人もなかにはおられるようです。
では、そんなえびを子供に食べさせ始めるのは一体何歳からが良いのでしょうか。
また、えびアレルギーにはどのような症状が起こるのかも気になりますよね。

そこで今回は、えびを食べさせはじめて良い年齢、初めてえびを食べさせる時のポイント、えびアレルギーで特に起こる可能性の高い症状について、小児科医212名に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2019年1月7日〜1月10日にかけて行われ、小児科医の212名から回答を頂きました。

えびは何歳から食べさせて良い?

まずは、「通常えびはいつから食べさせて良いと思いますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 6ヶ月~
  • 1歳〜
  • 1歳半〜
  • 2歳〜
  • 3歳〜
  • 5歳〜
  • 10歳〜
  • 一概には言えない
  • その他

以下が結果となります。

  • 40代女性 小児科 「一概には言えない」
    他のアレルギーがある場合は年少児は避けた方が良いです。
  • 60代男性 小児科 「一概には言えない」
    家族歴ある場合は注意が必要です。
  • 60代男性 小児科 「一概には言えない」
    何歳から食べても良いと思いますが、家族歴のある児は遅い方が良いです。
  • 60代男性 小児科 「一概には言えない」
    家族にえびアレルギーがいれば、慎重に開始時期は検討した方が良いと思います。
  • 30代男性 小児科 「一概には言えない」
    アレルギー家系でなければ時期は問いません。
  • 50代男性 小児科 「3歳~」
    あまり早期から与えるとアレルギーが出やすいと考えます。
  • 40代男性 小児科 「3歳~」
    アレルゲンになりやすい食べ物は、3歳以降で初めて口にするのが無難です。現実的には無理なので、最低限、加熱処理したものを与えるべきだと思います。
  • 60代男性 小児科 「3歳~」
    摂取を急ぐ必要はないと思います。
  • 60代男性 小児科 「1歳~」
    アレルギーの家系でなければ、1歳からですが、生は3歳くらいが良いのではないでしょうか?
  • 60代 小児科 「1歳~」
    食材として加熱して使うのであれば1歳からで十分です。

集計したところ、えびを食べさせて良い年齢は「一概には言えない」との回答が30%と最も多く、その後を「3歳~」が19%、「1歳~」16%で続いています。

「一概には言えない」と回答した医師からは、他のアレルギーがあるかによる、家族にえびアレルギーを持っている人がいるかによるとの声が見られました。
他のアレルギーがなければ早期から食べさせる方もいるようですが、何かしらのアレルギーが別にある場合は食べさせる時期を慎重に検討する方が良いそうです。
「3歳~」と回答した医師のコメントでは、摂取を急ぐ必要はないという見解を示した医師もいらっしゃいました。
「1歳~」を選んだ医師からは、アレルギーの家系でないことが前提としてコメントされていました。やはり家族のアレルギーがポイントとなっているようです。

初めてえびを食べさせる時のポイントとは?

次に、「初めてえびを食べさせるときのポイントは何だと思いますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • すぐ病院に行ける日中に食べさせる
  • アレルギーの可能性があることを理解して与える
  • 新鮮なものを与える
  • しっかり加熱したものを与える
  • 少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか観察する
  • 喉につまらないよう、細かく刻む
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 小児科 「少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか観察する」
    少量摂取から始めるべきです。
  • 50代男性 小児科 「少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか観察する」
    アレルギー反応は量にもよります。
  • 30代男性 小児科 「少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか観察する」
    初めての食材は少量ずつが基本です。
  • 50代男性 小児科 「少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか観察する」
    どの食材であれ、初めて与える場合は少量から様子を見た方が良いと思います。
  • 50代男性 小児科 「少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか観察する」
    少量加熱して、と言うのが原則です。
  • 60代男性 小児科 「少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか観察する」
    加熱してごく少量から開始です。日中に摂取することをおすすめします。
  • 40代女性 小児科 「すぐ病院に行ける日中に食べさせる」
    はじめての食材は、少量ずつを午前中に食べさせ、食後はゆっくり観察します。
  • 40代男性 小児科 「すぐ病院に行ける日中に食べさせる」
    病院に行って対応できる時に食べさせることが良いと思います。
  • 40代男性 小児科 「しっかり加熱したものを与える」
    アレルギー関係では加熱食からはどんなものでも基本だと思います。
  • 50代男性 小児科 「しっかり加熱したものを与える」
    加熱は重要であると思います。

調査の結果、初めてえびを食べさせる時のポイントは「少量だけ与えて、アレルギー症状が出ないか観察する」との回答が最も多く、続いて「すぐ病院に行ける日中に食べさせる」、「しっかり加熱したものを与える」という結果となりました。

医師のコメントによれば、初めての食材で、かつアレルギーの心配があるものであれば、しっかりと加熱して少量から食べさせることが重要であるようです。
また、万が一アレルギー反応を起こした場合を考えると、すぐに病院に連れて行けるよう、日中に食べさせることが良いとのことでした。
その際、子どもに異変があればすぐにわかるように、食後しっかり様子を見ておくのも大切なようです。
「しっかり加熱したものを与える」と回答した医師からは、アレルギー関係は加熱食が基本とコメントされており、与える際はしっかりと加熱するようにしましょう。

えびアレルギーで起こる症状で多いものとは?

最後に、「えびアレルギーで特に起こる可能性の高い症状は何だと思いますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

  • 皮膚症状(かゆみ・湿疹など)
  • 呼吸器症状(咳・くしゃみなど)
  • 粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)
  • 消化器症状(下痢・嘔吐など)
  • 循環器症状(不整脈・血圧低下など)
  • 神経症状(意識障害など)
  • その他

以下が結果となります。

  • 50代男性 小児科 「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」
    口の周りが痒いと訴える人は多いです。
  • 40代女性 小児科 「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」
    口腔内の違和感が一番多いように思います。
  • 30代女性 小児科 「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」
    口腔周囲や皮膚症状をよく見たことがあります。
  • 30代男性 小児科 「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」
    特に口腔内症状は多い印象です。
  • 50代男性 小児科 「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」
    口の違和感が最多の印象です。
  • 60代男性 小児科 「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」
    口の違和感が主でしょう。
  • 40代男性 小児科 「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」
    口腔の周りの発赤が一番最初かなと思います。
  • 50代女性 小児科 「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」
    口唇腫脹やのどのイガイガが多いような気がします。
  • 60代男性 小児科 「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」
    口腔アレルギー症状が中心です。
  • 40代男性 小児科 「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」
    口腔内の違和感が多い印象です。

今回の調査では、えびアレルギーで特に起こる可能性の高い症状は「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」との回答が最も多く、続いて「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」「呼吸器症状(咳・くしゃみなど)」という結果となりました。

医師の方々のコメントを見てみると、特に口周りの症状を挙げる方が多かったです。
えびを食べると口の痒みが出たり、口周りの違和感や発赤を認めたりすることがあるようで、実際に医師の方々がこれまで診察した患者さんにも、そのような症状を訴える人が多かったとのことでした。アレルギー症状が出ないか観察する際のポイントにするとよさそうです。

えびアレルギーが心配な場合は、日中に加熱したものを少量から食べさせること

今回の調査では、まず、えびを食べさせて良い年齢について尋ねたところ、「一概には言えない」との回答が30%と最も多く、その後を「3歳~」が19%、「1歳~」16%で続きました。

次に、えびを初めて食べさせる時のポイントについて質問したところ、「少量だけ与えて、アレルギー症状が出ないか観察する」、「すぐ病院に行ける日中に食べさせる」、「しっかり加熱したものを与える」の3つが上位を占める結果となりました。えびに限らず、初めての食材は少量から与え、アレルギーの心配があるものは日中にしっかり加熱したものを与える方が良いそうです。

最後に、えびアレルギーで特に起こる可能性の高い症状は何かと尋ねたところ、「皮膚症状(かゆみ・湿疹など)」との回答が最も多く、2番目に多かったのは「粘膜症状(眼のかゆみ・口の違和感など)」でした。
特に口周りの症状に触れたコメントが多く寄せられ、口の痒みや口周りの違和感を覚えることがあるといいます。

本調査をまとめると、えびアレルギーが心配な場合は、しっかりと加熱したものを日中のうちに少量与えてしっかりと食後に観察することが重要なようです。みなさんも自分のお子さんにえびを食べさせる際には、本記事を参考にしてもらい、判断に迷う場合は小児科の医師に相談することをおすすめします。

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