カフェインの過剰摂取に陥りやすい飲み物は何?医師527人に聞いてみました

ティータイム
本調査では、カフェインの過剰摂取に陥りやすい飲み物は何か、という質問をしたところ、「コーヒー」との回答が一番多く、次に「エナジードリンク」、「眠気覚まし用飲料」が続きました。医師のコメントによれば、コーヒーは、カフェインが多く含まれていることに加えて、日常で摂取する機会が多いため、過剰摂取に繋がりやすいようです。コンビニで手軽に購入できるエナジードリンクや眠気覚まし用飲料にも、多量のカフェインが含まれているとのことでした。なかでもエナジードリンクは、飲用している本人のカフェイン摂取の認識が薄いため、過剰摂取に繫がってしまうと考えられています。本記事を参考までに、心当たりのある方はカフェイン飲料との付き合い方を見直してもらえると幸いです。
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皆さんは、コーヒーやエナジードリンクなどのカフェインを含む飲み物を飲む機会はありますか?
食後に飲んだり、眠気を覚ましたい時に飲んだりと、飲むタイミングは人それぞれでしょう。しかし、飲むものによってはカフェインの過剰摂取にならないか心配になることはありませんか?可能であれば、どのカフェイン飲料に注意したらよいのか知りたいですよね。

そこで今回は、一般内科,総合診療科,代謝・内分泌科,健診・予防医学科医527人に、カフェインの過剰摂取に陥りやすい飲み物は何か聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2019年4月17日~2019年4月18日にかけて行われ、一般内科,総合診療科,代謝・内分泌科,健診・予防医学科医527人から回答を頂きました。

カフェインの過剰摂取に陥りやすい飲み物は何?

「カフェインの過剰摂取に陥りやすい飲み物は何ですか?」という質問に対して、次の選択肢から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。

  • コーヒー
  • エナジードリンク
  • 眠気覚まし用飲料
  • 玉露
  • 煎茶
  • 紅茶
  • ウーロン茶
  • その他

以下のグラフが結果となります。

集計結果では、「コーヒー」との回答の割合が60%と一番高く、次に「エナジードリンク」54%、「眠気覚まし用飲料」33%が続きました。
「コーヒー」と「エナジードリンク」が全体の半数以上の回答を集めました。やはり、カフェインを含む飲料で、過剰摂取に気をつけなければならない飲み物はあるようです。

それでは、医師のコメントを見ていきましょう。

特に濃いコーヒーが好きな人は要注意

  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」
    コーヒーが一番あり得ると思います。
  • 30代男性 一般内科 「コーヒー」
    コーヒーを飲み過ぎる人が多いです。
  • 20代男性 一般内科 「コーヒー」
    コーヒーは、眠気覚ましの他にも飲む機会が多いから過剰摂取になりやすいです。
  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」・「エナジードリンク」
    意図せずに飲み過ぎている可能性があります。
  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」
    コーヒーや緑茶は、カフェインが過剰に含まれていると思います。
  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」・「エナジードリンク」
    濃いコーヒーやエナジードリンクが過剰摂取にならないか心配です。
  • 30代男性 一般内科 「コーヒー」
    コーヒーは、カフェインの過剰摂取になりやすいです。
  • 40代男性 一般内科 「コーヒー」・「眠気覚まし用飲料」
    コーヒーの過剰摂取は要注意です。
  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」・「エナジードリンク」・「眠気覚まし用飲料」
    ペットボトルで1L/日飲んでいた人が心悸亢進で受診したことがあります。
  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」・「エナジードリンク」・「眠気覚まし用飲料」
    カフェインを摂りすぎていることを自覚することが難しいです。
  • 40代男性 一般内科 「コーヒー」・「エナジードリンク」
    コーヒーは依存しやすいと思います。
  • 60代男性 一般内科 「コーヒー」・「エナジードリンク」
    コーヒーは知らずに慢性化しやすいです。
  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」・「エナジードリンク」
    日本では、カフェインを含まないコーヒーの認知度が低すぎます。
  • 50代男性 一般内科 「コーヒー」・「玉露」・「煎茶」
    私は、1日何杯までと決めて摂取しています。

まずは、コメントに新しく出てきた言葉の概要をおさえてから、医師のコメントに触れていきましょう。

心悸亢進とは

動悸とは心悸亢進ともいわれ、心拍数(1分間の脈拍数)の増加、あるいは拍動(リズム)の増大を自覚することです。
引用:心悸亢進|順天堂大学医学部付属 順天堂医院 看護部

一番多く回答を集めたのは、「コーヒー」との意見でした。
コーヒー自体、眠気覚まし以外にも、一息つくときや、作業を行いながら飲むなど、飲む機会が多いため、意図せず飲みすぎてしまう人が多いと言われています。日常的にカフェインを摂取することで、知らず知らずのうちに、慢性化してしまう可能性もあるといったコメントもみられました。

更に、コーヒーや緑茶には、カフェインが過剰に含まれているといった声もあり、特に濃いコーヒーを好む方は、摂取量を気にする必要がありそうです。過去には、ペットボトル1L分のコーヒーを毎日飲んでいたところ、心悸亢進が生じて病院を受診した患者がいたそうです。

このように、意外と身近な飲み物でカフェインを過剰摂取してしまう恐れがあるため、医師のコメントにもあるように「一日に何杯まで」と決めて飲むことが大切なのかも知れません。

エナジードリンクは薬用量に近い分量が含まれていることがある

  • 50代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「コーヒー」
    最近エナジードリンクが問題になっていますね。
  • 40代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「コーヒー」・「眠気覚まし用飲料」
    最近、エナジードリンクを過剰に摂取する若者が多いです。
  • 30代男性 一般内科 「エナジードリンク」」・「コーヒー」
    エナジードリンクは、かなり危険性が高いと思います。
  • 50代男性 一般内科 「エナジードリンク」
    エナジードリンクが手軽で危険だと思います。
  • 40代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「眠気覚まし用飲料」
    コーヒーよりむしろエナジードリンクの方がカフェインの含有量が多いように思います。
  • 90代男性 一般内科 「エナジードリンク」
    エナジードリンクが多いと思います。
  • 40代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「眠気覚まし用飲料」
    エナジードリンクなどは、意図的にカフェインを入れているので過剰摂取になりやすいです。
  • 60代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「眠気覚まし用飲料」
    医薬品を含めて薬用量に近い分量が含まれていることがあり、過剰になる危険性があります。
  • 50代男性 一般内科 「エナジードリンク」
    エナジードリンク以外は、過剰摂取を起こしにくいと思います。
  • 60代男性 一般内科 「エナジードリンク」
    エナジードリンクは、カフェインが多く含まれていることを認識されていないです。
  • 60代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「コーヒー」・「眠気覚まし用飲料」
    本人がカフェインを摂取していると意識していないから過剰摂取になります。
  • 50代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「コーヒー」
    エナジードリンクの頻用を懸念しています。
  • 50代女性 一般内科 「エナジードリンク」・「眠気覚まし用飲料」
    効果に期待するあまり、過剰摂取になりがちになるのではないかと考えます。
  • 20代女性 代謝・内分泌科 「エナジードリンク」・「コーヒー」・「眠気覚まし用飲料」
    テスト前などにエナジードリンクを飲みすぎて中毒になりがちです。
  • 30代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「コーヒー」
    カフェインの過剰摂取は身体的・精神的なダメージがあります。
  • 50代男性 一般内科 「エナジードリンク」・「眠気覚まし用飲料」
    パーティー系の飲料方法は危険な場合があるでしょう。
  • 50代男性 一般内科 「エナジードリンク」
    あんなものは売ったらダメでしょう。

次に回答で多かったのは、「エナジードリンク」との意見でした。
近年、エナジードリンクを過剰に摂取する若者が増えていることについて問題と考える医師が複数おられました。エナジードリンクには、意図的に多くのカフェインが入れられており、薬用量に近い分量が含まれている場合もあるそうです。

一方で、消費者の間ではエナジードリンクにカフェインが多く含まれていることが認識されておらず、結果的に過剰摂取に陥ってしまうことがあるようでした。一部の医師からは、エナジードリンク自体に、否定的な意見が挙がっています。
カフェインを過剰摂取してしまうと、身体的・精神的なダメージが生じてしまうといったコメントもあるため、一度に大量に摂取するような飲み方は、控えた方が良いのかも知れません。

眠気覚まし用飲料は高濃度であるため要注意

  • 60代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」
    眠気覚まし飲料には、不必要にカフェインが含まれているものがあります。
  • 50代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」・「コーヒー」・「エナジードリンク」
    1本(1杯)あたりの含有量の多い飲み物は要注意です。
  • 40代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」
    高濃度なため容易に過剰になります。
  • 30代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」
    眠気覚まし用飲料は、高濃度のため過剰摂取になりやすいです。
  • 60代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」・「コーヒー」
    特に眠気覚まし用飲料は要注意です。
  • 50代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」・「エナジードリンク」
    眠気覚まし用飲料の飲み過ぎでカフェイン中毒になった人を知っています。
  • 30代女性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」・「コーヒー」・「エナジードリンク」
    手軽で飲みやすいドリンク剤は、飲みすぎることが多いと思います。
  • 60代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」
    ドリンク剤を異常摂取する人はいると思います。
  • 50代男性 代謝・内分泌科 「眠気覚まし用飲料」・「エナジードリンク」
    効果を得ようと使いすぎる傾向にあります。
  • 40代男性 一般内科 「眠気覚まし用飲料」・「コーヒー」
    コンビニやドラッグストアで販売されている眠気覚ましのための飲料だけは、過剰摂取につながる恐れがあると考えます。

次に回答で多かったのは、「眠気覚まし用飲料」との意見でした。
眠気覚まし用飲料には、不必要にカフェインが含まれているものがあり、高濃度であるため、過剰摂取に陥りやすいそうです。そのため、1本(1杯)あたりの含有量が多いものは要注意と言われています。
コンビニなどで手軽に購入できる眠気覚まし用飲料は、効果を得るために飲み過ぎたり、異常摂取したりする人がいるようなので、眠気がとれないからと言って頻用することは控えた方が良いのかも知れません。

1本(杯)に含まれるカフェイン量を認識して1日の摂取量を決めて飲みましょう

本調査では、カフェインの過剰摂取に陥りやすい飲み物は何か聞いたところ、「コーヒー」との回答の割合が一番高く、次に「エナジードリンク」、「眠気覚まし用飲料」が続きました。
結果的に、私達が日常的に飲んでいるコーヒーが最も票を集めていました。日常の中で、コーヒーを飲む場面が多いことから、意図せず飲みすぎてしまう人が多いという医師のコメントがみられました。また、自身がカフェインを摂りすぎているということを自覚していない人も多いようです。
次に、エナジードリンクには、薬用量に近い分量が含まれている場合がありますが、その認識が甘いために、過剰摂取に陥ってしまう可能性があると言われていました。さらに、エナジードリンクの効果を期待するがあまり、飲みすぎてしまう危険性もあるようです。眠気覚まし用飲料に限っては、1本あたりの含有量が多く、濃度も高いため要注意と言われています。

どのカフェイン飲料も、手軽に購入できるからこそ、自身で1日に飲む量を管理した方がよさそうです。

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