頻繁に起こるしゃっくり、もしかして病気?医師526名に聞いてみました

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本調査では、頻繁に起こるしゃっくりの原因が病気である可能性は高いか聞いたところ、肯定的な回答が半数を占め、否定的な回答が32%、わからないとの回答が18%との結果となりました。最も回答の多かった肯定的な回答からは、横隔膜付近の疾患・胃の疾患・心因性の病気・脳幹の病変・悪性腫瘍が疑われるのではないかといったコメントが寄せられました。具体的な病名として、心筋梗塞、胃がん、脳腫瘍、脳卒中が挙げられています。一方で、否定的な回答をした医師からは、横隔膜の痙攣なので特に思わない、多くは原因不明で自然に軽快する、病気であった経験はない等の理由が挙げられました。「わからない」と回答した医師では、症例などの経験がない、生活習慣による、原因不明なことがほとんどなのでわからないといった意見を頂きました。
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しゃっくりが頻繁に起きて困っている人はいませんか。
何をしても止まらない、止まってもまたすぐに出てしまうといった症状に苦しめられ、もしかしてなにかの病気なのではないかと疑ったこともあるかもしれません。怖い病気だったら心配ですよね。

そこで今回は、頻繁に起こるしゃっくりの原因が病気である可能性は高いのか、一般内科医、総合診療科医、消化器内科医、健診・予防医学医、耳鼻咽喉科医の計526名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2019年4月24日〜4月26日にかけて行われ、一般内科医、総合診療科医、消化器内科医、健診・予防医学医、耳鼻咽喉科医の526名から回答を頂きました。
 

頻繁に起こるしゃっくり、もしかして病気?

「頻繁に起こるしゃっくりの原因が病気である可能性は高いと思いますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらいコメントを頂きました。

  • そう思う
  • ややそう思う
  • わからない
  • あまりそう思わない
  • まったくそう思わない
     

以下が結果となります。

集計の結果、肯定的な回答が半数(「そう思う」10%、「ややそう思う」40%の合計)を占め、否定的な回答が32%(「あまりそう思わない」25%、「まったくそう思わない」7%)、「わからない」との回答が18%との結果となりました。

それでは医師のコメントを見ていきましょう。
 

病気の可能性を指摘した医師の回答

  • 50代男性 一般内科 「ややそう思う」
    横隔膜を刺激する原因を調べる必要があります。
  • 50代男性 消化器内科 「ややそう思う」
    頻繁にあるのなら、横隔膜付近の疾患を疑います。
  • 50代男性 総合診療科 「ややそう思う」
    胃の疾患が疑われます。
  • 50代男性 一般内科 「ややそう思う」
    心因性の病気の場合がありそうです。
  • 60代男性 健診・予防医学科 「ややそう思う」
    心筋梗塞が考えられます。
  • 60代男性 消化器内科 「ややそう思う」
    胃がんなどの可能性もあるでしょう。
  • 30代女性 一般内科 「ややそう思う」
    腫瘍が刺激していたなど、経験があります。
  • 40代男性 一般内科 「ややそう思う」
    寝ている時も続いていたり、食事が摂れなくなったりするときは疑います。
  • 30代女性 一般内科 「ややそう思う」
    脳腫瘍などはありました。
  • 50代男性 総合診療科 「ややそう思う」
    脳卒中などが隠れていることがあると思います。
  • 80代男性 一般内科 「そう思う」
    しゃっくりが頻発するときには脳幹に病変があることが多いです。
  • 60代男性 消化器内科 「そう思う」
    悪性腫瘍をまず疑い、違えば精神的なものかと思います。
  • 60代男性 消化器内科 「そう思う」
    神経刺激するような物理的な腫瘍などの影響や、脳卒中後の後遺症などがあります。
  • 50代男性 健診・予防医学科 「そう思う」
    何らかの原因で横隔神経に刺激が加わっているのではと思います。
     

肯定的な回答をした医師からは、何らかの原因(病気)によって横隔膜を刺激していることが関係しているのではないかといった考えが見られました。そのため、病気である可能性が高いとの見解を示したようです。

また、考えられる病気として、横隔膜付近の疾患・胃の疾患・心因性の病気・脳幹の病変・悪性腫瘍などが挙げられています。さらに具体的には、心筋梗塞、胃がん、脳腫瘍、脳卒中の可能性があるそうです。
「悪性腫瘍をまず疑い、違えば精神的なものかと思います」という医師のコメントもみられたことから、しゃっくりが頻回になる場合は重篤な病気ではないことを確認することも大事そうです。
 

病気である可能性は高くないとした医師の回答

  • 30代女性 一般内科 「あまりそう思わない」
    多くは原因不明で自然に軽快します。
  • 50代男性 総合診療科 「あまりそう思わない」
    逆に、病気がある人でしゃっくりが必ず出るかというと、そんなことはありません。
  • 30代男性 消化器内科 「あまりそう思わない」
    可能性としてはありえますが、あまりなさそうです。
  • 50代男性 健診・予防医学科 「あまりそう思わない」
    横隔膜の痙攣なので、特に思いません。
  • 50代男性 消化器内科 「あまりそう思わない」
    治さないといけない病気が直接の原因になっていることは少ないように思います。
  • 60代男性 健診・予防医学科 「あまりそう思わない」
    病気であった経験がありません。
  • 50代男性 一般内科 「あまりそう思わない」
    あったとしても非常に軽度だと思います。
  • 60代男性 消化器内科 「あまりそう思わない」
    しゃっくりについて原因検索をして器質的な疾患はまずないように思います。
  • 60代男性 一般内科 「まったくそう思わない」
    大きな病気はないと思います。
  • 50代男性 消化器内科 「まったくそう思わない」
    実際には一時的なものがほとんどです。
  • 50代男性 総合診療科 「まったくそう思わない」
    横隔膜への何らかの刺激だと思うので。
  • 30代女性 健診・予防医学科 「まったくそう思わない」
    特に考えはありません。
     

一方で、否定的な回答を示した医師からは、横隔膜の痙攣なので特に思わない、多くは原因不明で自然に軽快する、病気であった経験はない等の理由が挙げられました。なかには、「病気がある人でしゃっくりが必ず出るかというと、そんなことはない」との声も。

ほかにも、「治さないといけない病気が直接の原因になっていることは少ない」といったコメントも寄せられており、やはり病気である可能性は低いとする意見が多いようでした。
 

わからないと回答した医師

  • 40代男性 総合診療科 「わからない」
    そこまで経験がないのでわかりません。
  • 50代男性 消化器内科 「わからない」
    経験が少なく、わかりません。
  • 50代男性 一般内科 「わからない」
    生活習慣にもよることがあると思いますのでわかりません。
  • 40代女性 健診・予防医学科 「わからない」
    原因がわからないことがほとんどです。
  • 60代男性 健診・予防医学科 「わからない」
    症例として経験がありません。
  • 50代男性 一般内科 「わからない」
    原因不明が多いので、病気かどうかも不明です。
  • 40代女性 一般内科 「わからない」
    基礎疾患や栄養状態など、様々な要因があると思います。
  • 20代男性 総合診療科 「わからない」
    まったく見当も付きません。
     

最後に、「わからない」と回答した医師では、症例としての経験がない、生活習慣による、原因がわからないことがほとんどなためわからない、といった意見をいただきました。
しゃっくりと病気が関連する症例は多くないのかもしれませんね。
 

「頻繁に起こるしゃっくりは病気の可能性がある」半数の医師が回答

本調査では、頻繁に起こるしゃっくりの原因が病気である可能性は高いのかという質問をしたところ、肯定的な回答が半数(「そう思う」10%、「ややそう思う」40%の合計)を占め、否定的な回答(「あまりそう思わない」25%、「まったくそう思わない」7%)が32%、わからないとの回答が18%との結果となりました。

肯定的な回答した医師からは、何らかの原因(病気)によって横隔膜を刺激していることが原因との考えが見られました。具体的には、心筋梗塞、胃がん、脳腫瘍、脳卒中が挙げられました。

一方で、否定的な回答を示した医師からは、理由として横隔膜の痙攣なので特に思わない、多くは原因不明で自然に軽快する、病気であった経験はない、といったコメントが挙げられていました。

医師のなかでも意見が分かれる結果となりましたが、しゃっくりが病気と関連している可能性は少なからずあるようです。「多くは原因不明で自然に軽快する」という意見もありますが、頻繁に続く場合は一度診察を受けた方が良いのかもしれません。

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