医師の睡眠時間、約8割は「6時間以上」

医者の睡眠時間
医師の睡眠時間はどのくらいなのか?聞いてみました。
医療の現場
イシコメ運営事務局

3人に1人は「7時間以上」

 総務省の「2011年社会生活基本調査」によると、日本人の睡眠時間は平均7時間42分となっています。緊急手術や当直、急な呼び出しなどにより医師の睡眠時間は乱れがちですが、こうした夜間対応などがない場合では、医師の約3人に1人(34.2%)が「7時間以上の睡眠を確保していることが分かりました。睡眠時間を6時間以上取っている医師は約8割(78.9%)でした。ただ、睡眠時間「8時間以上」となるとその割合は大きく減少し、7.7%でした。

 調査は4月17日~23日の1週間、MedPeerの会員医師からの投稿をもとに実施し、4313人から回答を得ました。

睡眠「3時間以下」の5割強は40代

 選択肢を「3時間以下」から「10時間以上」まで1時間刻みに設定し、普段の平均的な睡眠時間を尋ねたところ、回答の割合はそれぞれ「3時間以下」が0.4%、「4時間」が3.7%、「5時間」が17.0%、「6時間」が44.7%、「7時間」が26.4%、「8時間」が6.6%、「9時間」が0.6%、「10時間以上」が0.5%となりました(図1)。半数には満たないものの「6時間」と答えた医師の割合が最も高いことが分かりました。今回の調査からは平均値は分かりませんが、医師の睡眠時間の目安はおおよそ6時間といったところでしょうか。

図1 医師の睡眠時間(n=4,313)

医者の睡眠時間

 

 「3時間以下」と答えた医師は17人で、勤務医が16人を占めました。年代別では40代が9人で5割を超え、30代の5人が続きました。診療科や地域に特徴的な傾向は見られませんでしたが、「3時間以下」の医師のコメントには「寝なくても大丈夫」「なるべく睡眠時間は減らしている」という書き込みがある一方で、「不眠症のため眠れない」「不安で眠れない」などといった慢性的な睡眠不足や睡眠障害を訴える書き込みも目立ちました。

女性医師は睡眠削って家事・育児

 17人中、女性医師は3人でした。「携帯をいじったり色々していると結局このくらいの睡眠時間に」というコメントがあった一方で、「常勤医と家事育児の両立に奮闘しています」「子持ち、勤務の女医として、病院の激務のみだけでなく、家に帰ってからもやることが多すぎて」という女性医師の家事負担の大きさがにじむコメントもありました。

働き盛りは睡眠不足?

 年代別にみると「3時間以下」「4時間」を選んだ割合は40代がピークとなっており、睡眠時間が6時間に満たない医師は働き盛りに多い傾向が分かります(図2)。

図2 年代別睡眠時間(n=4,313)

医者の年代別睡眠時間

MedPeer会員の不眠対策

 今回の調査では「眠れないときの対処法」についても聞きました。主なコメントを以下に紹介します。

  • 眠れないときは部屋を暗くしてラジオを小さくしてぼんやり聞いています。
  • 不眠というより中途覚醒が時々あります。効果がある対策としては排便、頭皮マッサージ、後頸部に湿布などなど。
  • あきらめてネット閲覧等で時間をつぶします。
  • 眠れないときは布団のなかで本を読んでいるといつの間にか目が疲れてきて眠れます。
  • 決まった習慣を作ると眠れると聞いたので、寝る直前に寝心地のよいカシミアのセーターを着るようにしている。
  • 疲れているのに眠れない時は眠剤を使います。
  • 眠れない時は眠らなくてよいと考えるようにしています。

参考サイト

ツイート
この記事の著者

関連する健康相談

関連する記事