原因は眼の強打!? 眼窩底骨折の原因と症状まとめ

硬いボールが当たることによる眼窩底骨折が多い
眼窩底骨折は眼球の下にある骨の骨折です。目の周りの痛みや、上唇のしびれなどの症状が出ます。ひどい場合は手術が必要になることもあるので、心あたりがある場合はすみやかに医療機関を受診しましょう。
医療の現場
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眼窩底骨折」という字面から、
「目の周りの骨折?」
くらいはなんとなくわかるかもしれませんが、それ以上のことをご存じの方は少ないかもしれません。

スポーツが好きな方なら、たまに選手が眼窩底骨折をしたというニュースがありますので、耳にしたこともあるかもしれないですね。

今回は、マイナーだけど注意したい、眼窩底骨折について解説したいと思います。

眼窩底骨折とは

まず、眼窩底骨折は「がんかていこっせつ」と読みます。

眼窩は、頭蓋骨の中に眼球が収まっている窪みのことを指し、眼窩底はその中でも窪みの下、上体を起こした際に眼球が乗っかる部分にある薄い骨のことをいいます。

眼窩底骨折は、この眼球を支える役目を持っている眼窩底の骨が折れてしまうことです。

眼窩底骨折の原因

眼窩底骨折の原因は眼球に対する過度な圧力です。

目の周りの骨に衝撃が加わったなら、比較的丈夫な頭蓋骨に衝撃がいくので眼窩底骨折は起こりません。

しかし、眼球に直接強い衝撃が加わると、眼窩の中の圧力が高まり、とても薄い骨である眼窩底が骨折してしまいます。

スポーツ中にボールなどの硬いものが眼球にぶつかったり、ボクシングなどの格闘技や喧嘩による打撃が眼にあたった際に起こることが多いです。

眼窩底骨折の症状

  • 眼球が落ち込む、または変形している
  • ものが二重に見える
  • 目の周りが痛い、腫れている、青あざが出る
  • 上の方が見づらい
  • (痛い方の眼の)視野が狭く感じる
  • 頬や上唇がしびれる
  • 鼻血が出る

眼窩底骨折をしたら鼻をかんじゃダメ!

上記のような症状があった場合、なるべく早めに病院で検査をしてもらってください。

それまで、鼻をかまないように注意しましょう。

というのも、眼窩底骨折を起こした方が鼻をかむと、急速に押し出された空気が目の周りの皮下組織にたまってしまうことがあるためです。

その場合、腫れるだけで済むこともありますが、ひどい場合は視力に悪影響をおよぼすこともあります。

「もしかして?」と思ったら病院へ

眼窩底骨折は眼への衝撃が原因なので、それを避けることが予防になります。

とはいえ、多くの場合何らかのアクシデントで起きるので、気をつけたからといって眼窩底骨折を絶対に防げるというものでもありません。

大切なのは眼窩底骨折をしてしまった場合に、すみやかに医療機関を受診することです。

眼はもちろんのこと、顔や頭部に強い衝撃を受けた場合というのはすでに救急や整形外科、脳外科等を受信していることが多いと思います。
衝撃を受けたのが眼の近くであるなら、それを医師に伝え、眼窩底骨折についても検査をしてもらうと良いでしょう。

病院に行っていなかった場合も、上記のような症状が出ているようであれば、早めに医療機関を受信することをおすすめします。

場合によっては手術が必要になることもあるため、決して放置しないようにしてください。

医師のコメント

  • 金沢 雄一郎
    眼窩底骨折の治療は難易度が高いです。完全な復元は期待しないほうが良いでしょう。 症状の程度と手術のリスク、期待される治療効果のバランスを見て治療方針を決めましょう。
    投稿日時:
  • 平松 類
    実は一番大切なのは 「目の周りを強打したら、鼻血がでても鼻をかまない」 という事です。 眼窩底骨折は病院によって結構治療方針が違うので もうちょっとほかの方法があるかなと思ったら セカンドオピニオンで話を聞くのもおすすめです。
    投稿日時:
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