アスペルガー症候群とは

発達障害児の手
最初に息子に発達障害の診断がついたのは8歳の頃でした。 この時点では、ADHDの特性が強く出ていましたが、年齢が上がると共に、 ADHDよりもアスペルガー症候群の特性が強く出るようになりました。 息子に強く出たアスペルガー症候群の特性と関わり方についてまとめてみました。
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アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群(アスペルガーしょうこうぐん、Asperger Syndrome, AS)、アスペルガー障害(Asperger disorder、AD)とは、知的障害を伴わないものの、興味・コミュニケーションについて特異性が認められる自閉症スペクトラム(ASD)の一種である[1][2][3]。神経発達症のひとつである。

特定の分野への強いこだわりを示し、運動機能の軽度な障害が見られたりすることもある。しかし、古典的自閉症に見られるような知的障害および言語障害はない[3]。世界保健機関・アメリカ合衆国・日本国などにおける公的な文書では、(古典的)自閉症とは区別して取り扱われる。

引用元:アスペルガー症候群 Wilipedia

息子に現れたアスペルガー症候群の症状

息子が5年生に進級したあたりから、アスペルガー症候群の症状が色濃く出始めました。まず、一番悩まされたことが、お友達とのコミュニケーションの問題です。息子は、好きなこと(特にゲームの話)になると、その場の雰囲気や相手の気持ちを考えず、自分の気が済むまで、しつこく話を続けます。また、言葉の意味をそのまま受け取ってしまうため、皮肉を真に受け、褒められていると勘違いして上機嫌になったり、逆に、お友達のジョーダンを真に受け、本気で怒って喧嘩になることが増えてきました。

あとは、あいまいな表現が理解できず、先生の出す指示や説明がわからないため、みんなと同じように動けず困る事も多々ありました。

また、話を聞きながらメモを取るなど、同時に二つの事ができないため、周りのペースについていけなかったり、急な時間割の変更に対し、柔軟に対応ができないなど、強い不安感を感じパニックになることが増えてきました。

さらに、整理整頓がとても苦手で、ランドセルや机の中はプリントで溢れています。

あとは、高学年になると理解できる暗黙のルールがわからなかったり、細かい指示がないと自分から動けないなど、学校生活で困る事が増えてきました。

また、上着の下から肌着がでていても気にせず、注意をしても出しっぱなしにしたり、寝癖を直さず外に出たりと身だしなみに関し全く興味がありません。

コミュニケーション面以外では、聴覚過敏があるため、全ての音を拾ってしまい、目の前の相手との会話に集中できない・授業中に先生の声だけを拾えず、気が散ってしまい授業に集中できずパニックを起こすことも増えてきました。

また、温度に関して鈍い面もあり、適温がわからず、季節に合った服を着ず、何度注意しても、夏に冬用の上着を着続けてしまうこともあります。

息子の場合、運動面に関しては年齢が上がるとともに、何もないところでつまずいたり、目の前にある物にぶつかることは減ってきましたが、手先は不器用なままです。お菓子の袋など手で開けられるタイプの物でも、ハサミを使わないと開けることができません。

あと、幼少期は味覚が過敏だった影響で、偏食も酷かったのですが、こちらは成長とともに落ち着いてきて、今では、出汁の微妙な違いにも気づくことができるなど、お料理好きの息子にとっては良い方向に味覚過敏が役立っています。

改善するために取り組んでいること

コミュニケーション面に関しては、問題が起こるたびに、家や学校でその都度、息子・お友達双方の誤解をとき、解決するように心がけています。会話をするときは起承転結・時系列をしっかり守り話すように教え、お友達の話しもしっかり聞く練習を重ねています。

あいまいな表現を理解できない面に関しては、年相応の説明ではなく、とても細かく説明するように心がけ、学校でもそのように働きかけてもらうようにしてからは、落ち着いてみんなと同じ行動ができるようになってきました。

何かに取り組む時は、一つずつ確実に終わらせ、次に進むようにしたり、

急な予定変更がある場合は、事前に、細かく説明を加えてもらい、不安感をできるだけ取り除くことで、パニックを最小限に抑えることができるようになってきました。

聴覚過敏に関しては、パニックになりそうになったら、別室へ移動し気持ちを落ち着けたり、フードなどを被ってクールダウンをはかるようにし、改善してきました。

片づけや身だしなみに関しては、根気強く今も注意し続けていますが、一進一退でなかなか改善できていません。

まだまだ課題は多く残っていますが、一つずつ改善し、息子が毎日笑顔で過ごせるように親子で取り組んでいこうと思っています。

医師のコメント

  • 渡邊 宏行
    こちらの記事に書かれているように、ご家族が本人に対して具体的な支援をおこなうことがとても大事といわれています。本人が小さいお子さんなら、なおさらそうです。発達障害の概念は、徐々に変化しつつありますが、基本的には、「病気」というより、「偏った性格・興味の傾向」と考えられます。
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  • 杉原 桂
    最近では自閉症スペクトラムという言葉でくくるようになりました。 どんどんこのあたりは進歩が早いので、医療者にも温度差がありますね。
    投稿日時:
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